当初、新たに導入したDAP、HiBy R6で使うつもりで購入したmicroSDXCメモリーカードです。
しかし、HiBy R6のメモリーカードトレイの問題と思われるのですが、R6でこのカードを使うことはできませんでした。装着時点では正常に認識されているのですが、すぐに認識されなくなったり、読み出し途中でエラーになったりと、とても使い物になりません。結局R6向けには別メーカーの製品を買い直すことになってしまいました。まあ、このカードは別のDAPで使うつもりですが…。
予定外にこのカードがDAPから外されたため、今のうちに性能測定等を実施することにして、ここで取り上げました。
SD変換アダプターが同梱されないシンプルパッケージの方を選択しています。変換アダプターも数え切れないくらいに余っていますからね。
外観上は、以前掲載した200GBモデルなどと特に変わりありません。端子面の方にNAND Flashの形状と思われる盛り上がりがあるのも同様です。これが原因でR6では使えなかったわけですが…。
256GB超としては安価だが、性能も安いなり
早速ベンチマークテストの結果に移りますが、今回から測定環境が大幅に刷新されています。
まず、マザーボードがASUS PRIME X370-A、CPUがRyzen 7 2700、OSがWindows 10 Pro v1909となり、X370-AのUSB 3.1 Gen 2ポートに接続したUSB 3.0ハブを経由して、カードリーダーのiBUFFALO BSCR20TU3が接続されているという形になります。要はUSB 3.0相当の環境と考えていただければ良いでしょう。
まず、読み出しについてはUHS-I接続におけるBSCR20TU3の限界と思われる、シーケンシャル97MB/s前後を記録しています。公称値が最大100MB/sですから、ほぼ公称通りと判断して良いでしょう。ランダム4Kも10MB/sを全ての項目で超えていて、一昔前のExtreme以上の素晴らしい結果となっています。
しかし、書き込みの方は全く振るいません。シーケンシャルで35MB/s程度で頭打ちです。この値ではより小容量の同シリーズよりも劣っているわけで、フラッシュメモリー製品としては珍しい(通常は容量が大きいほど速度が向上する)傾向を示しました。上に掲載している同シリーズの200GBモデルでは60MB/sは超えていますからね。
ランダム4Kでは200GBモデルよりもいくらか上の結果となっていますし、クラスから判断してもまずまずというところでは無いかと思います。
購入時点では5千円を割り込んでいる256GB超のmicroSDXCメモリーカードはこの製品しかありませんでしたので、コストパフォーマンスは十分に優秀といえます。しかし、過去のシリーズと比べると、この世代のUltraは書き込み性能が弱めというのは、明らかに弱点でしょう。価格なりといえばそれまでですが、旧製品よりもバランスが悪くなってしまったという点にはどうしても若干の不満も残ってしまいます。
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購入金額
4,880円
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購入日
2020年12月13日
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購入場所
東映ランド
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