高級 VR というハイエンド機の位置づけなのですが、市場に出回る絶対数が異様に少なく、公式サイトでも永遠に在庫なし状態が続いている状態です。
■Valve Index - SteamVR
https://steamvr.jp/
Valve 社といえば、PCゲームのプラットフォームでの数少ない成功例である「Steam」を運営しており、VR としてシェアが最も多い 「HTC VIVE」の開発にも携わっています。この VR 機 「VALVE INDEX」は、Valve 社が初めて単独で市場に送り出した独自の VR デバイスになっています。そんなだから大量生産できないみたいですね。
「VALVE INDEX」を最高級機と言われる所以は、解像度2,880×1,600、視野角130度、リフレッシュレート最大144MHzという並ぶ者のいない超絶スペックも王様なのですが、グーチョキパーが出せるという、指のトラッキングを可能にしている点です。画期的!
今回は個人的に入手してしまいましたが、何かいろいろ作れたら面白そうでワクワクします。
とりあえず開封して眺めてみました。
箱、こんくらいの大きさ。
ホログラムシール、かっけぇ。
今回は、フルセットの「全部入り」のボックスを入手しています。
PS VR を購入した時は品薄で国内では購入できなかったので海外輸入したのですが、長期の輸送で中身が傷だらけになっていて泣きましたが。
今回は普通に公式サイトから購入しました。当たり前ですが開けたらすごい綺麗で感動。
日本って豊かで品薄になるのか、1つの品物に群がる習性があるのか。民族的に気になりますね。
真ん中の四角い箱がなんなのかよく分からなかったのですが、マジックテープで外れました。
中身はマニュアル。カラフルな冊子がたくさんあり、こんだけ読むのか、とげんなりしましたが、読む必要があるのは1色だけ。これ各言語ごとに用意されているだけで、日本語のものを1冊読めばいいだけです。
ちゃんと日本語です。
これが5本指の動きをトラッキングするコントローラ。手の外側にナックルガードみたいなパーツがあるけど、これ拳をぶつけないようにするためなんですかね? なんかセンサー的なものがあるんだろか。片手剣みたいでかっこいいけど。
指との距離をセンサーで図るため、ものを握るという動きができたり、親指を立てたりするという動きが実現できます。
いわゆる対象を触るようなモゴモゴなコンテンツでも、指のテクニックを駆使することもできるため、今後の対応状況によっては神の機能になるかもですね。
このコントローラは左コントローラ、右コントローラと形状が決まっているので、左右を入れ換えるような使い方ができません。左右を間違えないメリットととるか、汎用性が無いデメリットととるか。
わりとボタンが少ないのにちょっと驚きました。もっとゴテゴテとボタンが付いてるものかと。
真ん中のすべすべした部分はタッチパッドになってるみたい。指をすべらせて使うらしい。
指先(トリガーがある側)には 87 個の力覚センサーが搭載されており、このセンサーが Valve Index コントローラの希少性を上げています。このセンサーは指先が触れているかの他に距離センサーや握りこむ力、動きを取得し、VR世界でものを握ったりする他、5本指の動きをそのままトレースします。つまりジャンケンや強く握りしめるなどの動きが実現できます。
このセンサーの凄さは、例えばボールを投げるという動作で普通ならボールをリリースするタイミングしかできないところを、「どのように投げるのか」までを検知できるというところです。
二重底になっていて、コードやセンサーボックスなど入ってました。
正面は反射が眩しいですが、信号の受光部なんでしょうね。柔らかいクッションの部分は取り外せて、洗えるようになってるらしいです。
下部は性能が低いですがカメラになっていて、現実世界と融合する AR もできるらしいです。
ちょっと顔に当ててみたのですが、鼻の部分が…。僕の鼻が低すぎるのか、欧米の鼻がすごいのか、この部分から光が漏れて隙間から足元を見ることができるくらい。完全に没頭するには鼻になんか付けて穴埋めしないといけなさそうです。
液晶画面はまぁまぁの解像度ですが、既存のMHDと比較してハイクラスというわけではありません。
しかし、何かの記事で読んだのですがフレームレートが高いので残像感が無くヌルヌル動いて美しいそうです。そうですっていうのは、実感できるほど激しい映像を見て比較していないので自身での実感は正直無いですね。またドットを滑らかにするような技術が搭載されており、最終的な画像の美しさでは同等かそれ以上と評価されることもあります。
VIVE Pro 2 の解像度に関してはオーバースペックで、ハード的にもソフト的にもその性能を実現できるものは皆無なのではないでしょうか。ライバル機に勝っているとスペックに記載したいがための数字上の性能なのかなぁ。
VivePro や Quest が有機ELなので、色彩に関しては好みが分かれそうですね。
広視野角 + 高リフレッシュレート + 高音質 + 5本指トラッキングセンサー
現在ではカメラからのトラッキング技術も上がっているので valve Index の商品優位は無いみたい。
外観も似たり寄ったりなので特に個性もないですね。
造りは ViveProの安っぽいプラスチック感ではなく、高級で剛健な印象を受けます。使用されている素材感で明白です。このあたりは Valve Index が米国、Vive Pro がアジア(台湾)という企業ベースのコストの考えもあるかもです。
VR機能という点でのメリットは、まずは視野角の広さといえます。黒い影が無く見渡す限り目の前と目の端まで広がる世界は圧倒的です。
没入感ではまず一番ではないでしょうか。
また、Valve Index の魅力としてよく評価されているのは、ヘッドホンの音質です。
ヘッドホンといっても耳に触れているくらいの感覚でまったく痛くならないのですが、3D音響のように奥深く距離感のある音響として聞こえます。
装着するデバイスの問題
汚れとか気になりますね。クッション部分は外せるので洗えますが。しかもマグネットなので装着も取り外しも楽々です。
あとテカっている部分も傷が付きやすい。
ゾーン内を歩き回るような動きにも対応しているため部屋内を動き回れるのは楽しいのですが、VRであることを忘れて壁やデスクに激突することも多くあり、本体への傷も僕の生傷も絶えません。
上記理由で PC 接続用コードも長く、狭い部屋だとコードが余り、取り回しに工夫が必要かも。
高機能高価格
高価なデバイスですが、部屋に設置するトラッキングセンサーx2個や指の動きをトレースするコントローラなど最新技術がてんこもりのデバイスなので、相応の価格かなとも思います。
たくさん売れて次世代機の値段が安くなるといいですね。
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購入金額
158,000円
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購入日
2020年10月20日
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購入場所
公式サイト
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