車のオイルフィルター(オイルエレメント)を着脱するためのソケットレンチ。
サイズにあったカップ型のが一般的だが、これは3本の爪でつかむフレキシブルタイプ。
内部に歯車が仕込まれていて回転させればさせるほど爪が内側に回っていってつかむという感じ。
自分は12.7mmで使うがこのアダプタ外せば9.5mmでも使えるっぽい。試してないけど。
通販で1000円未満で買えるのでモノによってはカップ型より廉価&いろんなサイズのオイルフィルターに対応できるが、評判はまちまち。
確かにこの金属の爪、見るからに滑りそうだし。
他にもチェーンやバンド締め上げるタイプやクランプのようにつかむタイプがあるが、今回はフィルター上方にスペースがあるのでソケットレンチ型が欲しかったのと、カップタイプだとサイズが曖昧だったのでこちらをとりあえず試そうと。
こいつのフィルター外すんです。25年くらい放置してた旧車(マツダT2000)なので最低でもそれ以上前のオイルフィルター。
みるからにフィルター本体の雰囲気も古い。直径は7.8cmくらい。
できればレトロなオイルフィルターを綺麗な形で外したかったが外せる気がしなかったのでこいつに。なんでもこの手の3本ツメタイプ、思いっきり力をかける事でオイルフィルター自体を変形させてつかんで回すという荒業ができるらしい(逆に言えば取り付け時は変形させるリスクが出るんだけど)。
固着したフィルターの取り外しはできた
事前にサビが浮いているあたりに潤滑スプレーをかけておいて早速作業開始。
つるっ
あーつかめませんね。固着してなければ回せる程度につかんでいる感じはあるのだけど。
爪を食いこませようにもその前に滑る。滑るんだったらゴムでも付けりゃいいかと輪ゴムをまいてみたがイマイチ。
カップ型レンチで布を挟んでハンマーで押し込んでやるという方法があるのでそれに習ってオイルフィルターにペーパータオル(オイルふくために用意してたやつ)をかぶせて再チャレンジ。
写真肝心なとこミエナイじゃん。
今度は滑らないがなかなか動かない。気合いれて力をかけるとググっとラチェットが一瞬回ったがフィルターは回っていない。でもこのググッで食い込んだらしい。更にもう一回ググっと力を入れたら無事回りだした。
最初さえ回ってしまえばあとは手回しで取外し。
とれたー!1000円弱だから正直期待してなかったけどとれたー!
オイルフィルター無残。取外し前に見えない面とかに品番書いてたりしないか期待してたんですが書いてないっすね…。一応適応するっぽいオイルフィルターの情報はあったのだけど現物を確認してから買いたかったのでとりあえずフタして取り付けは近日中に。
余談だが、T2000のオイルフィルター、発売当初は内部のろ紙だけ交換するタイプだったようで、説明書のフィルター交換方法もそのタイプ(この場合現行品での交換には加工が必要らしい)。なのでてっきりそうだと思って後回しにしていたのだが、1968年(S43)以降カートリッジ型に変更されているらしく、この個体もそのパターンで交換が容易なのだ。
この後取り付け時も一応試してみたのだけどなんかやっぱり滑る。新しいフィルター変形させてもアレなので結局手回しでつけた。取り付けには向かないイメージ。
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購入金額
999円
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購入日
2020年05月06日
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購入場所
Amazon
harmankardonさん
2020/05/06
下小川さん
2020/05/06