何かの取り外し品と思われるディスクリートオペアンプモジュールを入手しました。外装に書かれているロゴからタムラ製作所のものと判明しています。
透明感が良いがアタック感が強い
同社のTMA‐1620と比べ透明感が増しています。OPA627よりも透明感があります。MUSES03も透明感が良いのですが、TMA‐1620Bも同じくらい良いです。ただ、アタック感が強めで聴き疲れするかもしれません。
TMA-1620と比べて高さがありますが、持ってみるとTMA-1620よりも重さを感じません。どうやらモールド封止されていないようなのでメタルCANのICのように音質に影響があるのかもしれません。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
発振しやすいかもしれない
かつてディスクリートオペアンプで一般的だったAPI2520互換のピン配置です。高さはピンを除いて18mmあり、高めではあるもののそれにしては軽いです。1回路品のみなのでステレオで使うには2個必要です。私は2個セットで購入しました。
それ用に基板を起こすか、既存のAPI2520互換オペアンプの置き換え用であれば問題ないのですが、一般的なDIPのソケットで使うには変換基板を作る必要があります(市販されているのを見たことがありません)。私はユニバーサル基板で作りました。
なお、過渡応答の波形が安定せず、ジッタが発生しているようです。Zobelフィルタを通すとジッタは止まりましたが、位相補償をしたほうが良いようです。また、ユニティゲイン安定性は無いとみるべきです。
発熱が表面に現れない
24V駆動のcMoy回路では、室温26.8℃に対してパッケージ表面温度が27.8℃まで上昇しました。モールド封止ではないので発熱が表面化しにくいようです。
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購入金額
3,800円
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購入日
2020年04月19日
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購入場所
ヤフオク
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