のし　　　ご両家が末永くご親族として結ばれるように

こぶ　　　新しいご親族の結びを　よろこぶ

うめ　　　新しい夫婦　ご家族　ご親族皆様の長寿を　祝う

かちぐり　ご参列の皆々様があらゆる災難にかてるように

それぞれ　謂れが記されておりました

のしは　古典落語「鮑のし」で　親しんでおります

お噺は　

大家の息子の婚礼のお祝いとして　鯛のおかしら付きは高くて買えない、そこでアワビを持参すると

大家が「婚礼のお祝いとして片貝は縁起が悪い」と突き返します

それを聞いた兄貴分が、

べらんめえ　アワビが縁起が悪いだと

おぅおぅ　めでたい熨斗のこと　まさか大家は知らぬとは言わねぇはず　こう言ってやれ

熨斗はアワビから作るんだ　そのアワビ　

海の底から拾い上げるには　女の柔肌じゃなければならぬ

そうして陸に上げたアワビはな　仲の良い夫婦が一晩布団の下に敷いて　伸ばして作るんだ

まさか知らぬとは言わせねぇぜ　って言ってやれ！

おせち料理の昆布巻やれんこん　それぞれの食材にも由来伝来がございます

洋風の結婚式なら　ウェディングケーキ入刀となりますが　

和風　神前の結婚式なれば　和菓子に竹箸で　　そして　鶴亀