マルツで取り扱いを開始したディスクリートオペアンプです。トラ技に掲載されたTROP-001の改良版です。このモジュールは1回路用なので、オーディオアンプを作るとなると(ステレオ前提で)2個単位で買うことになるでしょう。実際、私も2個買いました(下記の値段は1個単位で税込)。マルツの商品ページに作例があるので参考にしてください。
ドライでハイファイ
このモジュールを24V駆動のcMoyアンプで聴いてみると、見通しは良いのですが、OPA627と比べると乾いた印象がします。スペクトル的にはMUSES03に近いか、場合によってはそれよりもカマボコです。そちらが音楽的な鳴り方をするのに対し、TROP-006はドライでハイファイといった感じです。(なお、ヘッドホンはATH-M50Xを使用)
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
すぐに使える1回路品
これはディスクリートオペアンプですが、往年のモジュールと違いDIPの1回路品(NE5534など)と同様のピン配置となっています。また、大きさもDIPパッケージより少し大きい程度なので差し替えもしやすいと思われます。
但し、1回路品なので2回路用のソケットで使うには変換基板が必要です(当然、このモジュールが2個必要です)。変換基板は秋葉原とかで売っているものが使えます。
データシートによると±4.5~±15Vで動作するので、どちらかというと据え置きで組むのに向いています(9Vの電池2つ使えばポータブルにもできそうですが……)。
値段相応
このモジュールは1個4000円、2個買うと8000円しますが、値段相応といえます。
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購入金額
4,070円
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購入日
2020年03月15日
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購入場所
マルツ大阪日本橋店
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