"IBM ThinkPad X40"かつてPC業界を席巻していたIBMが2003年に発売したモバイルノートPC。
IBMが販売した最終世代のThinkPadの一つでもあります。
携帯性を重視し、犠牲になった性能
このX40は前に紹介したX30の後継という位置付けではなくS30以来途絶えていたB5サイズの携帯性重視のモデルです。
小型軽量を重視した為「ハイパワーモバイル」と称していた旧来のXシリーズとは異なったやや特殊な構成をしていることが特徴です。
このX40の主な仕様です。
CPU:Pentium M 1GHz
RAM:DDR-SDRAM 512MB
HDD:40GB(1.8インチIDE)
標準OS:Windows XP Professional
以前紹介したX30とは異なりストレージに1.8インチのIDE HDDを採用しています。
このHDDがなかなかのくせ者で従来の2.5インチHDDと比較して小型軽量ではあるものの性能が大きく劣る上に現在では入手性に難があります。
その結果X30シリーズと比較してパフォーマンスが劣りX32をラインナップするという始末…
しかし、携帯性重視というのは伊達ではなく8年後のモデルであるX220よりも薄型かつ持った感じではX40の方が軽量に感じました。
X40を運用する場合に問題になる1.8インチHDDも動作品を持っているので(えっ)しっかりと動態を保っています(#^.^#)
これこそ"IBM ThinkPad"
毎回恒例になっている気もしますがこのX40も例に漏れず「これぞThinkPad」と言った武骨なデザインをしています。
パッと見では後継のX60との見分けが付かないレベルでそっくりです(;^ω^)
この武骨でありながらなぜか所有欲を満たしてくれる雰囲気が大好きなのです。
4台のThinkPadを並べてみたのですが(左上:X60 左下:X40 右上:570 右下:X30)
やはりX30と比較して一回り小さいことが一目で分かります。後継のX60はほぼ同じフットプリントなのですがややクサビ形になっているので実は最厚部ではX40が一番薄かったりします。
個人的にはウルトラベースを装着した姿はX40が一番かっこいいと思っています(*'ω'*)
完全なコレクターズアイテム
長らく続いたIBM ThinkPadですが、このX40と兄弟機のX41、そして性能重視のX32がIBMが発売したThinkPadの最終世代になります。
一部では「IBM最後の名機」とも呼ばれつつも「迷」要素も持ったなかなかクセのある個体ですが、「IBM ThinkPad」の最期を飾るモデルとしては十分な魅力を持っているかと思います。
しかし、当時としても高性能ではなかったX40の性能は現代の水準で見るとさすがに厳しい物があり用途はかなり限られてしまう印象もあります(´・ω・`)
このX40はコレクション用に購入したものですが、状態が悪いのがとても残念です。
今まで紹介してきたThinkPadと比べると評価はやや厳しい物がありますが、X2桁機の中では最も軽量コンパクトでありこのX40があったからこそ小形かつ高性能のX60が誕生したのだと思っています。
そして何よりウルトラベースを装着した姿がとてもカッコいいので満足です。
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購入金額
2,000円
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購入日
2020年01月23日
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購入場所
フリマアプリ
kaerkiさん
2020/02/29
Kei0048さん
2020/02/29
確かにウルトラベースがあるのがThinkPadの強みですよね~
X40はジャンクの流通量も減っているのでなかなか苦労しますね(;^ω^)
takamizuさん
2020/03/01
Kei0048さん
2020/03/01
やはりX40は1.8インチHDDがネックになりますね。
後々の絶対性能だけでなくストレージ交換に関してもX30系の方が優れている印象があります。