ドラッグストア等でサポーター類を探された経験がある方であれば判ると思いますが、結構いろいろなメーカーが似たようなサポーターをそれぞれ作っていて、しかも意外と高価なのです。普段なら、その高価な方の定番である、興和製のバンテリンサポーターは気が向いて試すようなものではありません。

しかし、今回たまたま特売品を見かけたので、高いものはどう違うのか興味がわいて購入したわけです。

ある程度以上の規模のドラッグストアであれば、ほぼ間違いなく陳列されている定番商品でしょう。

興和株式会社といえば、キャベジンやコルゲンなど、医薬品でよく知られている会社ですね。前述の両品も、厳密には「キャベジン コーワ」「コルゲン コーワ」などと、商品名に「コーワ」という文字が付加されます。

また、昨今争奪戦が繰り広げられている三次元マスクなども手がけていますし、携帯カイロ「ホッカイロ」も白元から継承して製造していますね。

さらに実は光学機器でも実績があり、数年前からマイクロフォーサーズマウント向けのミラーレスカメラ用交換レンズにも参入しています。古くはフィルム式のカメラや映画上映用の映写機レンズも手がけていたはずです。

それはさておき、このバンテリンサポーターは体の部位ごとに細かく商品が分かれているほか、例えば手首用であれば手首の周囲長でサイズが定められています。

私自身、自分の手首周囲がどれくらいなのかは把握していませんが、特に太くも細くも無いだろうということで、Mサイズを購入しました。

手の左右については、どちらにもこの一つで対応できます。

取り敢えず、サポーター常備の左手の方に装着してみました。

左手に装着すると、締め付けは適度にきつさがあり快適です。ただ、親指の付け根部分の穴がかなり大きく、ここから外気が入って結構冷えてしまうことが判りました。普段使っている筒状のサポーターと併用すると締め付けを維持したまま温められて快適なのですが、併用はさすがにスーツ等を着るのに困難が伴います。残念ながら左手用としては好ましい形状ではありませんでした。

そこで仕方なく右手の方で使ってみたのですが、こちらは思いのほか快適です。適度な締め付けで右手の倦怠感が緩和されますし、サポートもきちんと出来ているため右手の疲れが軽減されます。結果的に痛みもある程度は緩和されます。

締め付けがきつい以上、どうしても手首付近の動きは制限されるのですが、PCを使う程度の仕事であれば作業の妨げにはほとんどなりません。

本来は左手の痛みの緩和に役立てばと思い購入した品ですが、結果的に右手用に適したサポーターが見つかった形となりました。ここ数日は、右手の調子がマシな時以外は、概ね右手に装着するようになっています。当然症状そのものが良くなるわけではありませんが、長年悩まされる不快感が多少なりとも軽減されることを考えれば十分満足出来るアイテムでしょう。