レビューメディア「ジグソー」

世界の楽器がこの1枚に

ローランドから発売されていた、同社の音源用拡張ボードです。XVシリーズやFANTOMシリーズ、SonicCellに対応しています。SRXシリーズは全12種類(非売品の4種類(らしい)は除く)発売されました。このうち、SRX-06から09まではSR-JV80 Collectionの副題がついていて、JVシリーズ用の拡張ボードに収録されていた音色が収録されています。

 

SRX-09はWorld Collectionと題し、世界の様々な民族楽器、その使用例となるフレーズが収録されています。ローランドはSC‐8850の収録音色に民族楽器が多かったので、その後の機種で収録されていない「二胡」などが収録されているこの拡張ボードを付けるのもよさそうです。また、公式の商品説明には「究極の個性派音源」「楽器の百科事典」という言葉が登場し、民族音楽のほかポップ・ミュージックへの使用も提案されています。

バンクMSBはSRXシリーズ共通でトーンが83・リズムが82、LSBはSRX-09が19~22(リズムは19のみ)です。

 

説明書にパッチリストや波形リストが書かれていますが、地域別(インド、中東、日本、中国といった楽器の出自)の波形リストも書かれています。ウェーブフォーム一覧を見ると、インド、中国、ラテン(南米)が多いようです。アフリカの楽器もあります(ブブゼラは無かったけど)。中国楽器の音源はあまり無いので(但し揚琴はGM2にある)持っていると重宝します。

  • 中国の楽器は、月琴、中国琵琶、箏、二胡、笛子(qu diとbang diがある)、板鼓、銅鑼など
  • 日本の楽器は、琴、三味線、三線(沖縄の楽器)、琵琶(これだけなんか使いづらい感じだった)、篳篥(ひちりき)、尺八、鼓(つづみ)、拍子木、木魚、和太鼓、歌舞伎の「ィヨォー」など

私はSonicCellで使用しています。手持ちの音源モジュールで民族楽器が充実しているのがSC-8850くらいなので、それを補えるエキスパンションです。実際SonicCellの説明書のSRXを説明している画面写真にこのエキスパンションの名前が出てきます。

プロ向け音源モジュール用の拡張ボードなので、プリセットによってはベロシティスイッチが付いています。モジュレーション(CC#1)レイヤーを搭載しているものもあります(揚琴やマンドリン)。ベロシティスイッチ付きの二胡もありますが、ただでさえ少ない中国楽器の音源にベロシティスイッチ付きとなると本当に珍しいと思われます。

  • 購入金額

    13,800円

  • 購入日

    2020年01月20日

  • 購入場所

    ヤフオク

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