◆なぜレーザープリンターにしたの?
家庭ではインクジェットプリンタが主流かと思いますが、なぜレーザー(しかもモノクロ)にしたかというと、
・ノズルがすぐ詰まる
・インクが割高すぎる
・使用頻度が低いと、お財布に厳しい
・普通紙を使うと、マーカーを使えない(溶ける)
といったデメリットに辟易したためであります。
モノクロにしたのは、
・手頃なレーザープリンタは画像の画質が悪く、カラー印刷するメリットが半減する
・メリット薄いのに、本体の価格は高くなる
・モノクロは本体が小さい
といったところでしょう。
◆なぜブラザー?
ブラザーのレーザープリンタは、2007年参入(Wikipedia情報)とのことで、かなりの後発組ですね。
レーザープリンターは特許の塊で、後発組ほど風当りの厳しい業界(=性能も微妙)のはずですが、なぜブラザーにしたのか?
なんといっても手頃で頑丈な点でしょう。
このプリンタも、Wi-Fi対応で1万ちょっとと、非常に良心的な製品です。
後発だからといって、劣っているという印象は受けません。
◆両面印刷対応
エントリークラスでも両面印刷ユニット標準搭載の時代が来ました。
SOHOでDTPをやっている人間には、とてもありがたいです。
◆WiFi対応
1万ちょいでWiFi搭載というのは、画期的なことです。
仕様書に明記されていませんが、11ac 2.4GHzかと思われます。
5GHzの認証マークはありません。
◆メモリたっぷり64MB
下位機種のHL-L2330は、32MBですが、有線LANのみのHL-L2370および、WiFiにも対応のHL-L2375(今回購入の機種)は64MBです。
イラストレーターのちょっとしたデータも、遅延を感じることなく出力されました。
◆AirPrint対応
AppleのAirPrint対応で、iPhone・iPadからもサクっと印刷できます。
これは非常にうれしい!
分間34枚、業務用プリンター並の俊足
HL-L2375DWは、家庭・SOHO向けプリンタとしては、かなり高速な部類です。
どれくらいの速度か、オフィス用コピー機と比べてみましょう(モノクロ印刷)
F社ローエンド機:~19枚/分
F社中堅機種:30~47枚/分
F社上位機種:60~70枚/分
※コピー機は通常、用紙を横に通して印刷時間が短くなるように使いますが、HL-L2375DWと同じ、縦方向に通した時の速度で比較しました。
以前のこのクラスのプリンターは20枚/分 以下当たり前でしたから、かなりの進歩かと思います。
家庭で使うなら贅沢な速さでしょう。
静音ではないが、実用範囲内
基本的にレーザープリンターは、大きな騒音を出します。
その昔のものは、自宅で使用するには難があるほど爆音でした。
(オンデマンドプリンタと呼ばれる業務用のプリンタは、最新機種でも爆音です。)
HL-L2375DWはというと、速度のわりに静か、です。
印刷中の音も、印刷終了すると速やかに静かになります。
ただやはり、壁の薄いマンスリーマンションなどでは厳しいでしょう。
(そういうアパートはインクジェットも厳しいでしょうが。。。)
画像は新聞程度、文字データ中心のユーザーにベスト
最近でこそ2400dpi以上の解像度の機種が登場し、HL-L2375DWの最高解像度1200dpiという改造どは見劣りしてしまいますが、
少し前までローエンドレーザープリンタは600dpiが当たり前の世界でした。
また、業務用のプロダクションプリンタでは、600dpiが今でも主流です。
(下手に高解像化すると、高速印刷できないという理由もありますが)
1200dpiのおかげで、小さい文字もつぶれず、パリっと再現できます。
◆そもそも、印刷用の解像度はどれくらい必要なのか?
印刷物を作るうえで必要な解像度ですが、いわゆるプロの世界では特殊な事例を除いて、
カラー:300dpi
モノクロ:1200dpi
と言われており、工業用の印刷機もそれに合わせて制作されています。
つまり、ドキュメント用のレーザープリンタでは、1200dpiでも過剰なくらいです。
実際、印刷屋の現場でも、ほぼ600dpiで印刷していました。
精細な作品だからとむやみに解像度を上げると、逆にグラデーションが汚くなったりといったことも起きました。
◆画像の描写性能
最高解像度1200dpiなら、画像もさぞ綺麗なのだろう・・・と思いたくなりますが、
文字はベクトルデータ(線のデータ)ですが、画像はドットデータ。
文字と画像は、根本的に描画処理が違います。
手頃なプリンタは、画像の高解像化の処理エンジンが含まれていないことが多いです。
HL-L2375DWも、画像の高解像化エンジンは含まれていません。
したがって、解像度は新聞程度で、下の画像のように、ムラや筋がどうしても入ります。
リーズナブルなモノクロプリンタを選んでいる次点で、画質はきにしないかと思いますが。
純正トナーは、やや高め
HL-L2375DWは、トナーとドラムユニットは別交換です。
別交換のメリットは、トナーが手ごろになります。
デメリットは、ドラムユニットの寿命がくると、出費がかさみます。
純正トナーはAmazonで7,663円(19年11月6日段階)です。
1枚当たり約2.5円。
ドラムユニットは、7,061円です。
1枚あたり約0.6円。
合計で1枚3円ちょっと。
ちなみに知人の、CanonのA3モノクロレーザーLBP8630は、ドラム一体型、A4で15,000枚印刷可能で、29,796円でした。
1枚当たり1.98円。
Wifi設定には専門知識が必要
戻る・OKと、カーソルキー2つだけでWiFiの設定をするのは、なかなか骨が折れますが、そこは仕方なし。
◆ネットワークに関する専門知識が必須
ワイヤレスLANの設定をする際、IPアドレス自動取得で設定を行っても、IPアドレス、サブネットマスク、DNS、デフォルトゲートウェイの項目が表示できてしまいます。
しかも、SSIDとパスワードと同じ階層に。
専門知識と経験がなければ、どこは必要ないのか、判断に苦しみます。
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購入金額
11,640円
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購入日
2019年11月03日
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購入場所
NTT-X
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