メタルボンドの歯科補綴物(ほてつぶつ)です。
いわゆる差し歯ですが、セラミックと特殊な金属でできていて一般にこれを使用した診療はかなり高額なはずです。
(アイテムの写真は、技法の説明サイトからの転載です)
通常だと、歯の形に貴金属で薄く鋳造した土台にセラミックを整形して焼き付けるのですが、この歯は、鋳造ではなく液中で電気的に金属イオンによって金属層を形成する手法(業界では電鋳と言ったりします)でつくられています。
混じりけのない金属の土台が得られるので、土台が自前の歯に馴染みやすい、セラミックの色調整がしやすい(=天然歯に限りなく近い仕上がりになる)などと言われています。
安いものや保険診療では、土台には安価な金属、白い表面部分にはセラミックでなく樹脂を使うことになります。
通常だと、自費診療の扱いとなってバカ高い価格となる症例です。高価格の理由は歯科医院のマージンが大きすぎるためで、それがをショートカットできるルートで診療してもらえるチャンスに恵まれたのでした。
というのは、当時歯科材料を扱う仕事をしていたので、懇意な歯科技工所に直接お願いして作ってもらったものです。それでも数万円は支払ったと記憶しています。これをまた懇意な歯科医院で保険診療扱いとして作業してもらいました。今にして思えば、失礼なお願いによくお付き合いいただいたものだと思い返されます。
取り付け時、10年もてばいいと言われましたが、現在15年以上経っています。
けれど、少々ケアが必要になってきました。当時の歯医者さんは廃業、技工所とのお付き合いはなくなっています。どうしようかと思案中です。
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購入金額
0円
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購入日
2002年頃
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購入場所
未完さん
2019/11/04
虫歯が出来てはずれかかってたりしてるかもしれません。
今は金属の値段がかなり高騰しているので、新しく入れ直すと結構高いと思います。
ちばとどさん
2019/11/04
地元の歯科でめぐり合わせが悪く、都内の大学病院まで行ったりしてますけど、
なかなか進まなくていろいろ苦労してます。
かくなる上は、海外で治療か? とも思ってます。
未完さん
2019/11/04
忙しい大学病院だと予約がなかなかとれなくて長引いたりするかもですね(^-^*)
メタルボンド自体は壊れたりすることはほとんどないので、支えてる歯に虫歯ができたか、歯周病にかかり骨が下がってしまったとか、神経とった歯の場合ヒビが入ってるとか原因は色々考えられます。まずは歯茎のそうじからやってから差し歯作りますって場合もあるかもです。
よい歯医者にめぐりあえたら良いですね(^-^*)
ちばとどさん
2019/11/04
それはそれは、良いお仕事に就かれましたね。
とはいえ、責任が重いのにもかかわらず、かつてのように莫大な売り上げが簡単にできるというわけではなくなってきているのではないでしょうか。敬服します。
私の口腔状態はお察しのとおりで、たぶん、修復するより整理して義歯を作らないといけない事態なのだと思います(昨日左上の1番が抜けたので記念のつもりでレビューを書きました)。
歯科関連の仕事をしていたときは、とくに大学病院関係や自費率の高い先生がターゲットでした。それで、いろんな歯科医師や技工士さんとお付き合いいただく機会ありましたが、その頃の感覚で今患者として近所の歯医者を受診すると どうしても落差を感じてしまうんですよね。
市井で開業されている方が保険診療ではあまり手数をかけた診療もできないというのも理解できます。が、それだけでなく、人間的・技量的にもどうかと思う人ばかりに当たり、地域差なのか、運が悪いのか、こちらがいろんなことに気付きすぎる年齢になってしまったのか、歯の治療から遠ざかってしまう言い訳ばかりしています。