第3世代(Ivy Bridge)、15.6インチ のノートPCです。
E530、E530cとりまぜ未整備品を複数台入手し、ととのえて活用または頒布していくプライベートなプロジェクトです。
このレビューはアイテム名にある詳細型番と一致する機材は含みませんが、モデル名 E530、E530c について記述します。
最新世代でなくても第3世代以降のCPUを搭載したPCなら、CPUのグレードとメモリの量を充実させてSSDを起動ドライブにすることで現在でも多くの用途で十分快適なPCに仕上げることができます。企業から放出されたであろう旧世代の機材が流通しているのでそれらを種機としてセットアップしていきます。
今後3年くらい使用できればよい、動画を含むブラウザ、Offceアプリ、エディタの作業などがそこそこ快適にできることを目標にし、処理の重たいゲームや動画編集などは行わない前提です。
Lenovo製のノートPCでもThinkPadシリーズは、今でも日本(旧IBM?)で設計しているらしく、安心感があり、実際に分解してみてもなるほどと思う部分を発見したりします。
ThinkPad とは異なる流れの Lenovo製品もシンプルで使いやすいのですが、低コスト化しすぎて筐体など少し壊れやすいかなという印象があります(Gシリーズなど)。
E530は2012年5月、E530cは2013年5月に発売され、同年10月には次モデルである E540が発売されました。
E530/E530c のこと
- ディスプレイ解像度は標準的な 1366x768 ですが、1920x1080 のパネルに換装できたとの情報もあって、パネルは samsung LTN156HT01(40pin)等が対応しているようです。
解像度の変更はパネルの換装だけでよく、LCDケーブルの交換はいらないようです。
パネルは、Aliexpress で40ドル(送料15ドル)くらいからあるので試してみたい気はします。 - mSATAのスロットがあります(M.2ではない!)。手頃なmSATAのSSDがあればSSD化する際、選択肢になります。
- メモリは1.5V駆動のようです。DDR3L仕様のメモリを挿す場合は 1.35/1.5V両対応のタイプでないと動作しないかもしれません。
- LenovoのノートPCは、BIOSで内蔵のWi-Fiカード(Mini-PCI Express)の純正チェックを行います。(たしか HP も)
- 共通仕様
Chipset: Ivy Bridge HM77 (rPGA988B)
Graphics: Intel HD Graphics 4000(CPUに含む)
ACアダプター: 20V3.25A(65W)、コネクタサイズは、7.9x5.5mm
液晶のLVDSコネクタは 40pin
標準のWi-Fiは、BCM94313HMGB(Lenovoの品番 04W3761/04W3762)、シングルバンド 2.4 GHz 802.11b/g/n + Bluetooth 4.0 PCIe mini half Card
(デュアルバンド化したい場合は、04W3763/04W3764・BCM943228HMB 等
⇨ 5GHz帯が使えると 実効速度で下りが 100~200Mpbs くらいになる)
(11ac に対応させたい場合は、04W3814/04X6010・Wireless-AC 7260 等) ⇦ E530/E530c は未対応が判明
無駄のない再生をめざす
パーツがやりくりできるので、同型か仕様の近い機材を集めて進めると効率がよいです。
ちょっとくたびれた同世代の機材を有効活用するチャンスでもあります。しかし、その活用ばかりにとらわれすぎると、手元の機材や扱う機材の世代更新が一向に進まないという弊害もあります。
足りない部品がある場合は、手持ち品を活用するか購入するかですが、どれかの種機を部品取り用にまわして、他の機材の補充用にすることもあります。もちろん入手機材数に対して部品取り機が少く済む方がよいです。しかし、ある期間現場で使用された機材の同型機はだいたい同じようなところが壊れるのでなかなかうまくやりくりできません。
とはいえ、2台を1台にするニコイチよりも、今回目論んでいるように8台を7台にするくらいが無駄が少ないのかなと思います。ニコイチを行うと、余った部分のためにちょうどいいジャンクを物色しはじめたりして、かえって際限がなくなりますww
整備状況
1台目(事務用;①種機+⑤ジャンク)
LENOVO 33666TJ ThinkPad Edge E530c MP3WVK9(マザボ/BIOSに記録された情報)
- i3-3120M ⇨ i7-3630QM @ 2.40GHz(手持ち品を取り付け)
- ACアダプタは90Wにした方がいいかも(65Wだとちょっと熱くなる(余裕がない?)。)
- i3-3120MのTDP* は35W、i7-3630QMは45W
- 正規ラインナップのi7は i7-3632QM(35W)なので、熱設計的に45WのCPUには対応していなくて、無対策に使い続けると早期にトラブルになるかも。たしかにアイドリング時でもファンの排気は熱く感じる。 - Memory: 2GB ⇨ 4GB+4GB DDR3 PC3-12800(手持ち品を取り付け)
- 1366x768 ノングレア 40pin LG LP156WH4(TL)(P1)
- HDD/SSD: ADATA SP550(SSD 234GB)(他機(常用していたG580)で使用していたシステムドライブをフォーマット&OSのクリーンインストールなどせずそのまま装着しても起動できたので、アプリの再インストールを省略した。Windows 10 Pro(JP)。)
3年以上使用しているので、寿命近い?
⇨ セクタ異常かファイル破壊が自己回復できず、これが原因でフリーズが頻発するようになったので、交換した。
⇨ CFD S6B480CG3VX 480GB(再生コスト計算外 Amazon¥5,478)
移行に際して、アプリのEaseUSやDDコマンドでクローンしようとしたがうまく行かず、結局クリーンインストールした。2019/11/20 - Wi-Fi は 2.4GHzのみ、オリジナルの04W3762 Wi-FiとBluetooth4.0コンボ(BCM94313HMGB)
fast.com結果: 下り25Mbps 上り 13Mbps
⇨ BCM943228HMB FRU: 04W3763 に交換 2019/11/20
デュアルバンド 2x2 802.11a/b/g/n 最大300Mbps + Bluetooth 4.0 PCIe Mini half
fast.com結果: 下り100Mbps 上り 84Mbps(5GHz)
同 下り12Mbps 上り 26Mbps(2.4GHz 802.11n)
なお、11ac対応の Dual Band Wireless 7260HMW(Lenovo対応版) も試したが、E530では、BIOSを最新にしても適合しなかった。(=公式品ではE530を 11ac対応にする製品はない。どうしても11ac接続したい場合は、USB接続のドングルタイプのアダプタが必要) - BCM943228HMB のこと
ELECOM WRC-2533GHBK2-T の場合は正常接続できる
fast.com結果: 下り190Mbps 上り 76Mbps(5GHz)
置物ルーターの場合5GHzで絶望的にパフォーマンス悪い(謎)
fast.com結果: 下り1.7Mbps 上り 17Mbps(5GHz)
同: 下り36Mbps 上り 39Mbps(2.4GHz)
今のところ、この同型Wi-Fiカードで似たような状況、他の型番のWi-Fiカードの5GHzでは良好。 - 内蔵カメラあり(E530 にはない)
- LCDカバーの塗装剥離失敗 ⇨ ケース交換(E530のケース)⑤E530ジャンクから流用 2019/10/11
- キーボードにテカリ文字消えがあったので、⑤E530ジャンクから流用 2019/10/11
- Chrome と Firefox の再インストール と レジストリのエントリーのいくつかの削除が必要だった(マルウエア的なものが潜在していたものか、Windows10 1903update の影響か、OSのクリーンインストールを省略して異なる機種へ移行したせいなのか不明)
*TDP: Thermal Design Power(熱設計電力)。消費電力の意味ではない。TDP35Wなら35W分の発熱をする設計だということ。
2台目(頒布用; ⑧ジャンク + 手持ちの旧機 ASUS K52F) 2019/10/22
LENOVO 33666MJ ThinkPad Edge E530c MP3YPKW
- i5-3230M
- Memory: 0GB ⇨ 2GB x2枚 (エルピーダのPC-10600)
- 1366x768 ノングレア 40pin LG LP156WH4(TL)(P1) 割れ ⇨ BT156GW02 V.0 (K52Fより 2013年から使用だが傷みは少ない)
- HDD/SSD: 0GB ⇨ HDD ST320LT020-9YG14(Seagate 320GB)
- Wi-Fi は 2.4GHzのみ、オリジナルの04W3762 Wi-FiとBluetooth4.0コンボ
⇨ BCM943228HMB に換装 - 内蔵カメラあり
- LCDカバーの塗装除去(後述)
- Windows 10 Pro (EN)
3台目(学生貸与用、使う本人が来所して作業; ③種機)2019/10/22
LENOVO 3259B97 ThinkPad Edge E530 YZ32026
- i5-3210M
- Memory: 2GB(増量用に本人持ちの在庫があるかもとのこと)
- 1366x768 ノングレア 型番未確認
- HDD: 300GB(?)型番未確認 (起動が遅いので本人がSSDに換装予定とのこと)
- Wi-Fi は 2.4GHzのみ、オリジナルの04W3762 Wi-FiとBluetooth4.0コンボ
(BCM943228HMB に交換予定手配中 ⇨ 2019/12/07 交換) - 内蔵カメラなし
- LCDカバーの塗装:除去せず使えそう、清掃のみ
(除去する予定だった。少々キズがあったがメラミンスポンジで改善したので元の塗装のまま使いたいとのこと) - キーボード;F9キー欠損 ⇨ キーボードごと交換(①の余りより)⇨ キーボード不調
(新品英語キーボード に交換予定手配中 ⇨ 2019/12/01 入手交換済み)
不調のキーボードは、ラバー部が黒のタイプ(キートップは再利用できる) - Windows 10 Pro (EN)
4台目(予備機;⑤⑥ジャンク + 常用していたG580の再利用できる部分)2019/10/24
LENOVO 33668XJ ThinkPad E530c MP4ML0X
- Celeron-1000M ⇨ i5-3340M(常用していたG580より)(予定)
- Memory: 0GB ⇨ 4GB+4GB DDR3 PC3-12800とPC3-10700H(混在、同G580より)
- マザボはE530c(マザボ自体はたぶんE530と同一仕様・形状で付番だけちがう)、液晶バネルのベゼルはE530(⑥ より)
(基板上の電源コネクタ(コネクタ名 JDCIN) のハウジングが外れやすいので注意。機能上問題なさそうなので基板上のコネクタ交換まではしない。してもいいけど。) - LCD:NNOLUX N156BGE-L11 = ノングレア 40pin(割れ)⇨ SAMSUNG LTN156A42 = グレア(白斑少し、キーボードとのスレ跡あり =実用上差し支えない)(同G580より)
- HDD/SSD:0GB ⇨ PALIT UVS-SSD480 480GB SATA3(同G580より)
Windows 10 Home (同G580より クリーンインストールせずに引き継ぎ)
ポインティングデバイス用の ThinkPad UltraNav ドライバー h0g203ww.exe だけ手動更新(もしクリーンインストールすれば自動的に入る?) - Wi-Fi は シングルバンド 2.4GHzのみ、オリジナルの04W3762 Wi-FiとBluetooth4.0コンボ、
fast.com結果: 下り45Mbps 上り 42Mbps
BCM943228HMB FRU: 04W3763 に交換 2019/11/22
fast.com結果: 下り200Mbps 上り xx Mbps(光回線・戸建て) - (E530cなのに)内蔵カメラなし(マザボはE530cだが上半身は元E530)
- LCDカバーの塗装除去(後述)
- キーボード:[F9]キー 欠損(余りパーツからキートップとパンタグラフを移植しようとしたが、ひっかけの機構がちがう(cありなしで異なるのか、製造時期によるのか。改修は手元から離れるときに検討する))(ラバー部が白のタイプ)
- ボトム部ケースの上下:⑤ より
液晶パネルカバー・ベゼル:⑥ より - 光学ドライブ:手持ち品より ベゼルを付け替え使用
5台目 ⑦ (頒布用 2019/11/23) 頒布済み 2019/11/26
LENOVO 33666MJ ThinkPad E530 MP3YPN6
- 塗装除去済み 2019/10/22
- i5-3230M
- 4GB x1枚 ⇨ 2GB x2枚
- HDD: 500GB (Toshiba) ②種機 より
- Wi-Fi: BCM94313HMGB ⇨ BCM943228HMB
- Windows 10 pro (EN 1909)
6台目 ② (頒布用 2019/12/11)配布予定 2019/12/12
LENOVO 627285J ThinkPad Edge E530 MP3P2X7
- 塗装除去済み 2019/11/23
- i5-3230M @ 2.60GHz
- 2GB+2GB DDR3 PC3-12800(K52F より)
- HDD: 320GB
- Wi-Fi: BCM94313HMGB ⇨ BCM943228HMB(2019/12/09)
- 他機のMARプログラム領域(リカバリー領域・8.5GB)をパーティションごとEaseUSでクローンした領域から起動してインストールできた(Windows 10 HOME 1809)
この領域からのインストール過程ではWindows のタイプ変更(Home → Pro)はできない
別途ライセンスキー必要(キーがProならPro化できる。ただし、Homeのアップデートが進んだ後だとPro用のファイルをインストールする際にエラー(0x80070057)となる場合がある) - FANが少し鳴る ⇨ 気にならない、光学ドライブのベゼルが取れやすい ⇨ 接着剤をつかう
- WIndows 10 Pro (EN)
以下整備中
7台目 ④ 塗装除去済み 2019/11/22 LCDカバーにクラック発見
LENOVO 3259B97 ThinkPad Edge E530 YZ3206Z
- i5-3210M
- Wi-Fi: 60Y3247 60Y3249 RTL8188CE
- メモリ、HDDなし
8台目 ⑨
- i3-3120M
- メモリ:2GB + 2GB(手持ちより)
- ADATA SX900(SSD 128GB)(K52Fより 2013年製、寿命近い?)
- Wi-Fi: BCM94313HMGB ⇨ BCM943228HMB(2019/12/09)
- 仮にUbuntu をインストール
経年のピーチスキン塗装に困る
ThinkPad は、おそらく初期の機種からトップカバーにピーチスキンと呼ばれるラバー塗装が施されていてしっとりとした手触りで指紋がつきにくい独特の感じのよい手触りとなっています。新品時点から数年間はこの感触を楽しめるのですが、経年変化でベタつきはじめるので使い続けるためにはなんらかの対応が必要です。
古いものでも毎日使用しているとこうした変化に気づかない(劣化が起こりにくい?)のですが、年の単位で放置していて久しぶりに手にとってみて表面がベタベタに劣化していて驚くことがあります。
一般に市販されているマウスや携帯ライトなどにも同様の塗装がされていて、「ラバー塗装 ベタつき」などで検索するとみなさん困っておらることがわかります。
それぞれの記述を総合すると、原因は塗料の樹脂分が加水分解するためで、これを可能な限り遅らせるような使用方法はあっても完全に防止する方法はなく、ベタつきが進んでしまった場合は、塗装を除去する以外方法はなさそうです。はじめから何かでコーティングすると傷まなくなるのかもしれませんがせっかくの塗装が台無しだし、劣化しかけをコートしたりベタつきを固めるように塗装するという情報もありましたが、決め手に欠きます。
今回は、いくつか除去の方法を試しました。
- 重曹水+メラミンスポンジ(激落ちくん) ⇨ 表面の汚れが落ちるくらいで塗膜の除去には至らず
- 無水エタノール+ウエスまたは激落ちくん ⇨ 徐々に塗膜は落ちるがとても時間がかかる
- ラッカーシンナー ⇨ 塗膜の下のプラスチックまで溶かし失敗
- プラモ塗装用のシンナー(ラッカー系)「クレオス・Mr.カラーうすめ液」で拭き取り後、無水エタノールで仕上げる ⇨ これが最もマシな方法のようです
そして、塗料を除去したあとは再塗装したり(オリジナルで絵を描いたり)シートを貼ったりしてもよいですが、この際プラスチックの素地のままでも良いかもしれません。
塗装を除去してみた 2019/10/23 ジャンク⑦⑧
除去前:梱包材のエアキャップの跡が付いたり、触ると手が汚れるほど塗料が溶けてベタベタ。
作業前に、ひらひらの付きのマスキンテープ(マスカー)で養生しました。
分解するにも劣化した塗料のために作業が困難だったので、除去してから分解しました。
除去後:Mr.カラーうすめ液をウエスに付けて塗料を拭き取り(極端に劣化していたためか落ちやすかった)、無水エタノールで拭き上げ、アクリルサンデー研磨剤で磨いてみました。
10分くらいで、鏡面とまではいかないけれど、きれいな素地が現れてサラサラになりました。塗装のプロならトップコート的なことをするのかな。
何もコートのない素地のままで耐久性がどうなのか、ちょっと心配です。
⑥ジャンク
ペタつきを感じるものの劣化が中途半端な場合は、除去に苦労します。
Mr.カラーうすめ液で拭いても、ホコリを巻き込んだ劣化した表面の層が取れるだけでそれ以上容易に溶けていく気配がありませんでした。それでまず、うすめ液を塗布してマスカーのポリエチレンを密着させて数時間放置(実際には数十分ごとに確認)してからウエスで拭き取りました。それでもなおもこびりついたように残っている層があり、うすめ液を含ませたメラミンスポンジで根気よく除去していく必要がありました。
プラモ塗装用の溶剤だけあって、基材のプラスチックが侵されることはありませんでした。
溶剤の使用が短時間で終わらない場合は本体への影響が心配なので、厳重にマスキングするかパネルカバーだけを分解して作業したほうがよいです。 2019/10/25
②ジャンク
この機だけの状況ですが、Mr.カラーうすめ液を塗布、揮発しないようにポリエチレンシートを密着させ1時間ほど放置すると、表面のラバー層が浮き上がるように剥がれてきました。薄め液で下地の塗装が溶けているのかと思います。
製造時の塗料がロットによって異なるのか、何の加減かわかりませんが剥離は容易でした。
2019/11/23
コスト
※ 1台あたり8,000円くらいまでで作りたい
※ 手持ちの部品や旧機バラし品を活用する場合は費用に含めない
※ 専用に購入した副材料は含める
種機4台: 17,693円(送料、ポイント割引を含む全体コスト・以下同じ)
ACアダプタ10個: 4,000円
ジャンク1台: 3,100円
ジャンクもう1台: 2,590円
ジャンクさらに1、2台: (3,910円 +着払い1,200円)5,110円
ラストのジャンク1台 (4,015円、送料 1,386円 支払合計: 5,401円)
Mr.カラーうすめ液、アクリルサンデー研磨剤、マスカー(マスキング用) 約1,500円
Wi-Fiカード 2枚 1,276円(2019/10/30手配)
Wi-Fiカード 5枚 3,357円(2019/11/23手配 ⇨ 2019/12/07 到着)
キーボード(英語) 2枚 4,572円(2019/11/19手配 2019/11/30到着)
Windows プロダクトキー 6枚 1,800円
完成8台分 計)約5万円(1台あたり 6,300円)
種機入手時に考慮したこと
- CPUは Core-i 第3世代(以降)
- BIOS が確認できること(マザボと液晶パネルが健全か?)
- ACアダプターの付属にはこだわらない(別途の手配が容易)
- できれば Core i5、メモリもあったほうがいい
- HDDはなくてもよい ⇦ SSDで置き換える
- 外装はピカピカの美品でなくてもよいが、割れやヒビ、ヒンジの故障がないこと
- バッテリーは、完全劣化品でなければよいので付属していること(装着していないと使用時に筐体の重量バランスが悪い)
- 格安
【オークション写真・はじめの4台】
①✓
②
③✓
④
- これらの画面ショットは、「ピーマンPRO」というディスク消去ツールの表示機能を利用してマシン情報を取得したようです。表示だけなら評価版で十分なのでダウンロードしてみました。CD-Rに書き込んで、光学ドライブから起動して使用します。
ただ、メモリー容量の表示は実情にあっていない気がします。
【ジャンク1台】
⑤部品取り
- 起動しない=マザボ不良、光学ドライブ不良、LCD少し部分黄変、筐体・キーボードきれい、Celeron-B830、2GB+2GB、ACアダプタ規格違い、オマケ(ジャンクCPU)付き
【ジャンクもう1台】
⑥✓
- 液晶割れ、外部ディスプレイでBIOSは確認できる、その他複数箇所破損。マザボ(E530c)とケースの上カバー(洗浄必要・ベゼルはE530)を活用、CPUはCeleron-1000M(使わない)、光学ドライブはトレー部半分とベゼルが欠損(使えない)。入手時点ですでに寄せ集め機(マザボ・ベゼルが一致しない)
- 筐体のネジ穴が壊れている。トルクコントロールのできない電動ドライバーで雑に締めたのか。
【ジャンクさらに1、2台】
⑦
-
「動作確認内容→BIOS起動確認までできました、外観→使用に伴う傷あり/汚れあり、外観全体にテープを貼った形跡有り、CPU i5-3230、メモリー4GB×1枚、HDD/ACは付属しません」とのこと、HDDマウント・ネジが本体内に戻されている(ゴミ扱いされていない)、トラックポイントの赤ラバーなし。
現物入手時:説明どおり、筐体をきれいにして(塗装剥離も)HDDを入れれば使える状態、テプラで「PC122」と残っているので組織で使用されていたものか。
⑧✓
-
「動作確認内容→通電確認迄できました、外観→使用に伴う傷あり/汚れあり、外観全体にべた付きありがあります、CPU SROWY i5-3230M、HDD/メモリー/ACは付属しません」とのこと。液晶割れでもBIOSの気配ある写真があった。HDDマウント・ネジは⑦と同じ。
現物入手時:たぶん説明どおり(CPU未確認)、外部ディスプレイを接続しただけではBIOSが確認できず(BIOSの操作ができないので表示先の切り替えができない)、起動時の正常ビープ音はあるのでマザボは大丈夫か(液晶を交換後確認 ⇨ BIOSはOK)、⑦と同じく「PC124」、塗装劣化がひどい(⇨除去した)。キーボードはテカリが少しだけ。
⑨ ラスト(2019/12/06 入手)
- CPU:Core i3 3120M 2.50GHz
メモリ:2GB
ストレージ:HDD 320GB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
LCD:15.6inch/wide
OS:なし
・電源が入りました
・起動しました
・BIOS変更確認できました
・データはクリア済みです
・光学ドライブ読込確認しました
・キー入力を確認しました
・画面に傷/明るさムラがあります ⇨ ムラはないが、LEDが少し劣化
・内面にテカリ、擦れがあります
・パームレストに変色があります ⇨ タッチパッドのガタつき気になる
・天板や底面等に傷があります ⇨ エンブレム傷みあり、再塗装またはケースは廃棄
【旧機のパーツを活用】
- Lenovo G580(2012年発売)
- 2016年から常用
- マザボ故障(電源投入時の不具合)で修理断念
- 残っている部品:
Wi-Fi: Atheros AR9285 802.11b/g /n シングル(150Mbps)(使用可)
Core i5 3340M、バッテリー、ケース・キーボード(汚れはあるが壊れていない)
- ASUS K52F(2010年発売)(2013年から使用)
- 2013年から常用、後年はベッドサイドで使用
- マザボかCPUが故障(高負荷時にフリーズが頻発)
- 使用した部品:液晶パネル、2GB+2GB DDR3 PC3-12800、ADATA SX900(SSD 128GB)(2013年製、寿命近い?)
- 使用できる部分:
(Wi-FiアダプタAC-7260は、11ac対応だが、ThinkPadのBIOSの純正チェックに引っかかり使用できず)
-
購入金額
0円
-
購入日
2019年10月12日
-
購入場所
名湯さん
2019/10/13
この世代のモデルは使い勝手も良くてお値打ち感がありますよね。
Ivy BridgeでもCPU換装できるのは初めて知りました・・・
Edgeで3630QMだとものすごく羊の皮を被った狼感が(笑)
私も昔CPUや液晶交換などノートパソコンいじっていましたが、オークションでよくある4,5台まとめ買いは楽しそうと思いつつもしたことありませんね(*´Д`)
この後の展開楽しみにしています。
ちばとどさん
2019/10/13
ThinkPadのEシリーズでいえば、この次のE540の代(第4世代)までが CPUがソケットになっているので交換できます。E550からは直付けになっちゃってます(残念)。
E530の発売当時に i7 なんかに換装したらえらく高価なものになっていたでしょうが、いまなら狼化もお手軽です。
ThinkPadは、メンテナンス図面が公開されているの安心して分解できます。
こうした分解組み立てを趣味として楽しむようになったのは R32というモデルの頃からでした。ThinkPadのコンセプトは変わっていないようで、まだしばらくはファンでいられそうです。
まこりんさん
2019/10/13
楽しい時間が過ごせますね☆
名湯さん
2019/10/13
Pentium4-M世代ですね。Rシリーズには珍しくAtiのチップが乗っていたような・・・
私もちょっと後の世代ですけどR52を散々使い倒して、無線LANカードとPCカードスロット以外は全部中身を入れ替えたくらいに遊んでいました。
保守マニュアルがあるのは確かに他メーカーには無い所ポイントですね。ネジの締め付けトルクまで書いてありましたが、ロクに見た記憶が・・・(笑)
ちばとどさん
2019/10/14
納期のない作業なんで、のんびりです。予算オーバーなんてことも?
Eシリーズの最新モデルは、2019/9発売の E590で 第8世代のCPUだったりします。
世代ごとの進化の幅は小さくなっているのかと思いますが、5,6年前の機種で最新にどこまで迫れるかというのも課題です。
ちばとどさん
2019/10/14
R32もR52も もう手元にないですが、けっこう楽しみました。直近だとR61かな。そのあとはGシリーズの500番台でした。
ネジはたしかマニュアルによると、締めて行って回転が止まってからもう4分の1回転しろとか、ネジロックが効かなくなるので再利用するなとか書いてあったような。今でも同じなのかな。
ディスプレイヒンジのところのネジはぎゅうぎゅう締めちゃいますけどww
北のラブリエさん
2019/10/26
ちばとどさん
2019/10/26
往年の名機ってやつですね!憧れでしたよ。高くて買えなかった。。。
あのころは、東芝のリブレットを使ってました。
電源を投入してレトロなWindows(たぶん95ですね)を楽しむのもよし、
ディスプレイを開いて当時の感触を思い出すのもよし、
懐かしんでください。