サイズは約W.109 x H.104 x D.7mm（中央部）となっており、カード8枚・コイン20枚・紙幣10枚を同時に収納しても厚さは 20mmで収まるとなっています。

この 20mmはマチの最大値で、中央部はこれだけ収めてももう少し薄くなります。

メーカーの実測では中央部は 15.05mmだったとの事（個々のカードの厚さにもよります）。

そしてコインとカードを独立して収納させるため、上の写真の様に収納部が区切られています。

これによりコインの収納できる容量は少なくなりますが、浅いため取り出し易くなっています。

そして上部のファスナーの端は角を少し過ぎたところまで開く様になっており、

紙幣が取り出し易くなっています。

ただし紙幣の出し入れには少しコツがあり、一旦紙幣全体を引き出し外側または内側に沿わせて紙幣を出し入れさせます。

カードは側面側のファスナーを開け、最大8枚程度まで入ります。

前モデルからの改良点はいくつかあり、個人的に一番大きいと思うのは、紙幣の入る側がカード側だったのをコイン側にしたとの事。

私の場合、コインと紙幣は一緒に使ってもカードと紙幣を一緒に使う事はまず無いので（チャージの時くらいか？）逆になぜこうなってなかったのかって感じです。

また併せて中の仕切りの裏側の紙幣を通すクリアランスを大きくし、紙幣を取り出し易くしたそうです。

そして作り手がこだわったのが、ファスナーの引き手です。

金型をYKKに特注したオリジナルで、ポケットに入れた時に引っかかりにくく、つまみ易さにこだわったとの事です。

確かに板状の引き手は引っかかる要素が無く、外側の方が膨らんでいて摘まみやすくなっており、丁度 SYRINXのロゴが滑り止めになっています。

言われないと気付かない点かもしれませんが、この様なところにこだわってるのって良いですよね。

前の財布で気になっていた紙幣とファスナーとの擦れも無くなり、カードの収納も紙幣とは別に入れられ明らかに使い易くはなったのですが、いくつか気になる点もあります。

まずサイズですが、以前使っていた財布よりも片側側面が 15mm弱大きくなっています。

私はそれほど手が大きくない（標準サイズ？）のですが、以前のモノは手の平に収まりが良かったのですが、本品だとちょっと手に余るサイズです。

手の小さい女性だとかなり大きく感じるのではないでしょうか。

そしてコインの収納についてですが、写真の様にキレイに並べてあげれば 20枚収まりますが、適当に入れてしまうと 15枚くらいが限界でしかも外から見て凸凹してしまうので、キレイに並べて入れてあげる必要があります。

浅い収納部は取り出し易いですが、以前の財布では何も気にせず入れられたので、この点がちょっと面倒。

まぁ私がこちらの財布を持ち出す時は、ほとんどスマホで支払いキャッシュレスの事が多く財布自体出す事も少なくなるので許容範囲ですが、メインで使う財布となるとかなりストレスかも。

ちょっと癖のある財布ではありますが、収納量に対しての薄さはさすがで、今後使い込んでいく事で慣れと革の馴染み具合でお気に入りの財布となりそうです。