1台でHF~430MHzまで運用可能です。
今回は、今までの無線設備が電波法の新スプリアス規格に対応しなくなってしまいましたので、このままの設備では無線局免許の更新が難しくなりなしたので、臨時収入もあることから設備を更新することにしました。
それに、戸建てに超してきてからアンテナを設置して運用したいと考えていて、ずっと実現しなかったのですが、今回は思い切ってベランダにアンテナを設置することにしました。
その辺りも少し紹介できればと思います。
今回購入した無線機はFT-991AM(50W)です。
1台でHF帯~430MHz帯までカバーするので、省スペース化が期待できます。
【装置の正面】
この画面は、スペクトラム表示やウータープルーフ表示そして、様々な設定をタッチで実現しています。・・・過去の無線機ではあり得ない世界です。
アンテナ端子はHF~50MHzと144/430MHzの2つがあります。形状はどちらもM型コネクタです。
シリアルのCAT制御端子、USBコネクタ、各種アクセサリーコネクタ、リニア接続(ALC)コネクタが有ります。
送信周波数範囲 1.9MHz帯~430MHz帯のアマチュアバンド/非常連絡設定周波数 4630kHz
受信周波数範囲 30kHz~56kHz 118MHz~164MHz 420MHz~470MHz(動作範囲)
1.800000MHz~440.000000MHzアマチュアバンド(保証範囲)※中間周波数を除く
電波型式 A1A(CW),A3E(AM),J3E(LSB,USB),F3E(FM),F7W(C4FM),F2D
周波数切替ステップ 5/10Hz(SSB,CW,AM),100Hz(FM,C4FM)
アンテナインピーダンス 50Ω不平衡(アンテナチューナー"OFF"時、144MHz帯、430MHz帯)
HF:16.7Ω~150Ω不平衡(アンテナチューナー"ON"時)
50MHz帯:25Ω~100Ω不平衡(アンテナチューナー"ON"時)
動作温度範囲 -10℃~+50℃
周波数安定度 ±0.5PPm(-10℃~+50℃ 電源投入後1分後)
電源電圧 DC13.8V±15%
接地方法 マイナス接地
消費電力 受信無信号時 約1.8A
受信定格出力時 約2.2A
送信時 FT-991AM 約15A(50W)
外形寸法 (W)229mm×(H)80mm×(D)253mm(突起物含まず)
重量 4.3kg
付属品 ハンドマイク、電源ケーブル
【特徴】
・ スペクトラム表示及びウォータプルーフ表示によるバンド内監視
・ ELECTRONIC KEYER内蔵(ウェイトコントロール、定型文メモリ可能)
・ A1A(CW)運用時フルブレークイン対応(内蔵KEYER使用の場合)
・ USB接続によるCATコントロール、RTTY等デコード(PCソフトウェアーに依存)
・ HF~50MHzオートアンテナチューナ内蔵
・ HF~430MHz 50W(FT-991AM)出力
・ デジタルモード(C4FM)対応
【多機能を使いこなすには時間がかかります。】
このFT-991Aには様々な機能が盛り込まれておりますので、一般的な機能(電波を送受信する機能)のみは確認できました。これから、無線設備変更の許可が出次第、送信の部分など試していこうと思います。
【設備更新に伴う手続き等】
☆ この無線設備は無線従事者の資格と総務省の無線局免許証が必要です。
もともと、指定電力:50W(移動局)で免許を受けています。
・ 設備更新に伴う無線局変更手続き(今回はインターネットで行いました。)
今回の変更申請では以下の周波数帯を追加しました。
① 4630kHz A1A 50W 追加
② 18MHz帯 3HA(A1A,J3E) 50W 追加
③ 24MHz帯 3HA(A1A,J3E) 50W 追加
④ 28MHz帯 3VA(A1A,A3E,J3E,F3E,F7W) 50W 一部変更
⑤ 50MHz帯 3VA(A1A,A3E,J3E,F3E,F7W) 50W 追加
⑥ 144MHz帯 3VA(A1A,A3E,J3E,F3E,F7W) 50W 一部変更
⑦ 430MHz帯 3VA(A1A,A3E,J3E,F3E,F7W) 50W 一部変更
・ 必要があればJARLへ入会(QSLカード転送等が必要な場合)
【今回設置したアンテナ】
① HF帯~50MHz帯(6バンドグランドプレーンアンテナ)
発射可能周波数帯:3.5MHz帯、7MHz帯、14MHz帯,21MHz帯,28MHz帯、50MHz帯
② 144MHz帯/430MHz帯(2バンドグランドプレーンアンテナ)
発射可能周波数帯:144MHz帯、430MHz帯
今回は、足場パイプとジャッキを用いて設置しましたが、ベランダ構造物と壁に力が掛かるため、今後、お互いのパイプに縦パイプと連結用に横パイプを追加して自立させたいと考えて居ます。
現状ではアンテナの頂部が少し屋根から飛び出す程度なので、電波伝搬上は今一です。
それを解消するためにも、4mのパイプに変更したいと考えています。
【HFアンテナ基部】
最初は手前に移っている物干し用のポールに設置を考えましたが、建物との接続が少し、貧弱なことと、角パイプが太く手持ちのUボルトではサイズが合わず、新たに準備するのは手間とお金が掛かるので、今回は使用を諦めました。それに、テラス外側の強度も問題があるので。
-----------------------------------
2019/10/02 追記
JH4ADKさんが公開しているFT-991用リモートコントロールアプリを導入して使ってみました。
このアプリケーションを使用する前に、YaesuのHPからUSBシリアル用ドライバーをダウンロードして適用しておく必要があります。
無線機とPCを接続すると認識するようになりますので、その状態でアプリを使用します。
もちろん、アプリのセットアップを行う必要がありますので、説明書もしっかりと読む必要があります。
下の写真はNHK第一放送(AM)を受信している様子です。
【アプリの操作画面】
JH4ADKさんのHPは下記です。
興味のある方は是非見て下さい。
http://www.namva.net/program/program.html
-
購入金額
152,800円
-
購入日
2019年09月14日
-
購入場所
富士無線電機
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。