いわゆるリニアPCMレコーダーです。
ボイスレコーダーとの違いは、ボイスレコーダーはメモが主な目的ですが、
リニアPCMレコーダーは、音声作品としての収録が目的です。
ですから音質はもとより、ファイルサイズもファイル形式も、全然違います。
リニアPCMレコーダーは、マイクに指向性があるのも特徴です。
向けた方向の音だけ拾うということで、それ以外の音は極力拾わないようにという構造です。
また、ステレオの効果も強くなります。
よくわからなければ、ガチで音にこだわる人が遣う、ボイスレコーダーという認識でいいかと思います。
商品の位置づけとしては入門機で、上位機種(H4)低音と高音の再現性に劣るようです。
インストルメント(生演奏の集録)や、倍音豊かな環境音ですと、明らかに違いが出ます。
一方、肉声や、人間が活動する中で出す音に対しては、そん色ない再現性でした。
zoomならではの、良心的な音作りが光る
zoomといえば、ギターやベースのマルチエフェクタが有名で、私もベース用のB3を使っています。
zoomの特徴は、多機能、高性能、高音質な商品を、良心的な価格で提供している点でしょう。
マルチエフェクタはプロにも愛用者が多数いますし、
新規参入したオーディオインターフェースでは、超ローノイズな特性から、あっという間に人気商品になっているようです。
デザインも恰好いい商品が多いですね。
H1nも、必要にして十分な機能美あふれるデザインで、格好いいです。
96kHz/14bit ハイレゾ対応
1万ちょっとの価格でありながら、なんとハイレゾ録音対応です。
ハイレゾだと、16GBのSDカードに、7時間ちょっと録音できます。
MP3にも対応していますが、あきらかに音質が劣化しますので、やむを得ない場合のみの使用を推奨します。
ノー・ノイズ
オーディオインターフェースや、手ごろなマイクにありがちなホワイトノイズとは無縁です。
指向性マイクのおかげでしょうか、いわゆる内臓マイクでありがちな反響音のおかげで音質劣化というのが、最小限に抑えられています。
指向性があるということは、反対側の音は拾いにくいので、使い勝手がいいです。
逆に、会議の様子を録音といった用途には向きません。
それ用のボイスレコーダーを買ってください。
ハイレゾ・オーディオインターフェースにもなっちゃう
◆オーディオインターフェースになる
しかもASIOドライバです!
ホワイトノイズや環境ノイズなどと無縁の環境で、ステレオ録音することができます。
これならASMRも超簡単!
サンプリングレートは 44.1kHz/16-bit or 48kHz/16bit、端末での同時録音不可という制限があります。
◆フィルターなど
・Lowカットフィルタで、地鳴りやハムノイズなどの低音ノイズを手軽にカットできます。
80・120・160Hzから選択可能。
・リミッターで、クリップされるような過大音を、自動でカットしてくれます。
いずれもボタン操作で簡単にON/OFF可能。
安価なレコーダーやスマホだと、ゲインを強制的に下げるという対処するので、元の音量に戻るのに時間がかかりますが、リミッターはゲインは変えないので、非常に便利です。
かなり反応もいいようで、十分実用になります。
◆オートレベル
入力音声に応じて、ゲインを自動調整してくれる機能。
咄嗟の時や、何も考えずに録音するときに便利です。
状況にもよりますが、リミッターと併用するのがいいかと思います。
◆モニタースピーカー内臓
先代のH1にはなかった機能として、モニタースピーカーが内臓されています。
オマケ程度のものではなく、ノイズの状況などを把握できる、案外きちんとした作りです。
◆ヘッドホン端子
ヘッドホン端子は録音したものの確認だけではなく、ハードウェアモニタリングに対応。
今録音している音を確認することができます。
必要ないんじゃない?と思われるかもしれませんが、風切り音や三脚から伝わってくるノイズ、その他を予め確認できるのは、かなりありがたいです。
◆マイク端子
Line inにも対応しています。
ステレオジャックではありますが、2トラック録音できるかは不明。
おそらく内臓マイクとは排他利用と思われます(同時使用不可)。
◆オート録音
音声が入力されたら録音スタートできる機能。
◆プレ録音
録音開始2秒前の音声から、録音スタート。
◆セルフタイマー
設定した時間が経過したら、録音スタート。
3・5・10秒から選択可能。
◆サウンドマーカー
動画と別撮りする際などにしようする、位置合わせを簡単にする機能。
◆ゲイン調整ボリューム
H1nのゲイン(ボリューム)調整は、液晶柄のダイヤルで直感的に、スピーディーに行えます。
旧型のH1はボタン操作でゲインを調整する必要があり、咄嗟の変更が面倒だそうです。
◆外部電源対応
micro-BのUSBケーブルを接続すれば、外部から電源供給できます。
◆micro SDカード対応
内部メモリはなく、micro SDカードを刺して使います。
最大容量は32GBまでの対応なので、安くなったからとうっかり64GBなどを刺しませんように。
液晶にホコリが入りやすい模様
◆液晶のホコリ
1台目を開封段階したところ、大きなホコリが液晶に入っていました。
どうも、液晶内にホコリ入ってしまうような構造をしているようです。
エアコンのリモコンじゃないのですから、入らないようにしていただきたいです。
◆筐体は傷つきやすいです。
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購入金額
11,420円
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購入日
2019年08月22日
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購入場所
Amazon
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