このケースはApple Pencilも収納できます。Apple Pencilも収納できるタイプのケースは、裏にペンホルダーがついているものがありますが、何かに引っ掛けたりもげたりぶつけたりしないか不安ですし、裏に余分なものが付いているようで見苦しいという欠点があります。しかし、本製品はケースの内側、本体の横に格納するようになっています。蓋を閉じた時に余分な突起がなく、スタイラス付きタブレット用のケースはかくあるべし、というデザインになっています。しかしこのタイプのiPadケースは本当に少ない。

このケースは３種類の使い方ができます。

一般的なスタンド兼用ケースと同様にフラップをスタンド代わりに使う。動画を見る時に役立ちます。

スタンドとして使う

キーボードのチルトスタンドのように使う。タイピングがしやすくなるほか、Apple Pencilを使う時にペン立てが使えます。

この置き方のときだけペン立てが使える

完全に折り返して左手に持って使う。

このようにすると縦持ちができる

iPadには、カバーの開閉と連動してロック・アンロックする機能があります。純正品の Smart Cover と同様、このケースでもフラップを閉じるとロックでき（消音モードでなければロック時に音がします）、開ければ解除されます。

iPadには、カバーの開閉と連動してロック・アンロックする機能があります。純正品の Smart Cover が知られていますが、このケースでもフラップを閉じるとロックでき（消音モードでなければロック時に音がします）、開ければ解除されます。

フラップを閉じるとマグネットでくっつくので不意に開くようなこともないのですが、そのマグネットの接着が弱いのか数日使っていると3つあるうちの真ん中が取れてしまいました。

マグネットが取れた

マグネットの接着が不十分だったようなので接着剤でつければいいだけなのですが、ケース本体はポリカーボネートなので普通の接着剤が使えません。アクリルやポリカーボネートにも対応した接着剤は100均にはありませんでしたが、幸いヨドバシカメラで取り扱いがありました。

残念ながら耐久性には難があるようで、Apple Pencil 収納部分の端の方が割れてしまったため今年に入って（だったと思う）使わなくなりました。あまり Apple Pencil を出し入れすると無理な力がかかるのでしょう。今はカバーなしで使っています。

このケースには合皮の外張りがありません。そのため高級感には劣りますが、そのことがむしろ実用本位の雰囲気を醸します。また、液晶を傷つけにくくするため、フラップには内張りがあります。