古い透過原稿ユニットのスキャナーを持っているのだが、35mmフィルムではモアレが酷くてうまくスキャンできませんでした。また、安いフィルムスキャナーでは納得いくような画像が得られないことは明白でした。かと言って良いフィルムスキャナーは、値段が高すぎて手が届かない。
そこでニコンからフィルムデジタイズアダプターが販売されているので、対応するマクロレンズを購入してみました。
備品は、レンズフードとレンズ前後のキャップのみです。
勿論、分厚いマニュアルが付属していましたが、各国の言語で書かれているだけで日本語のページはごくわずかですし、この様なレンズではマニュアルを読む必要もないので省略させていただきます。
仕様
- 型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-S DXマイクロレンズ
- 焦点距離 40mm(35mm判換算:60mmレンズに相当)
- 最大口径比 1:2.8
- レンズ構成 7群9枚
- 画角 38°50′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
- 撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
- ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
- 撮影距離目盛 ∞~0.163m
- 最短撮影距離 0.163m(等倍)
- 最大撮影倍率 1.00倍
- 絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
- 絞り方式 自動絞り
- 最大絞り f/2.8
- 最小絞り f/22
- 測光方式 開放測光
- フォーカス制限切り換えスイッチ FULL(∞~0.163m)と∞-0.2mの2段切り換え
- アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 52mm(P=0.75mm)
- 寸法 約68.5mm(最大径)×64.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
- 質量 約235g
使用するカメラ
レンズマウントアダプターと使用するカメラ
他にもマクロレンズは持っているので、デジタイズ専用となりそうです。
軽くコンパクトでフォーカスも速いし、画質も良い
Nikon D7500との組み合わせでは、何の問題も無く、フォーカスも一瞬と言って良く軽快にシャッターが切れる。D7500の重量が720gなので合計しても1Kgを下回っている。これなら余分に持って行っても苦にならないだろう。
レンズマウントアダプターを使用すればSony α7RⅢでも使用できそうなので試してみた。
ところが、全くピントが合わない。行ったり来たりを繰り返すだけ。レンズアダプターで遅延が発生しているようだ。そこでα7RⅢのメニューからオートフォーカスの移動速度を最も遅いに設定すると迷いながらもピントが合うようになった。しかし、残念なことにα7RⅢではクロップしてしまうので1700万画素となってしまう。
メニューからクロップしないに設定すると欠けは無いものの周辺減光が目立ってしまう。一応、実用になりそうです。
なお、デジタイズ結果は別途レビューしようと思います。また、撮影結果も特に問題ないし、空き容量が少ない為、省略させていただきます。
デジタイズ結果
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購入金額
30,801円
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購入日
2019年05月06日
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購入場所
楽天 DigiMart
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