ロードバイクで、より速く、そしてより健康的な体になるために、この春から栄養学を学び初めました。
食事管理法であるマクロ管理や、栄養学の基礎に当たる本で勉強をし始め、今は分子栄養学に手を出し始めました。
そこで、分かったことがあります。
日本の一般的な食生活は、
・タンパク質不足
・ビタミン&ミネラル不足
であるということです。
諸外国と日本の一般的なマクロバランス(PFC)をグラフ化すると、実はバランスとしてはかなり良く、世界一の長寿国たる所以は、やはり食事バランスが優れている事だと思います。
しかし理想的には、タンパク質は15~20%以上取ることが望ましく、脂質も問題ない範囲ではあるものの少し割合が多い事が見て取れます。
※ 炭水化物(糖質)は、意外にも適正範囲です。
なぜ、タンパク質が大事かは、体の組成の割合とみれば明らかです。
水分 60~70%
タンパク質 20%
その他成分 20%
水分を除外して、一番多い栄養素は"タンパク質"なんです。
タンパク質は、炭水化物の代わりにエネルギーになることが出来ますが、その逆はできません。
そして、日本の食事はタンパク質が不足しています。
この状態で、最近流行っている糖質制限ダイエットをすればどうなるでしょうか。
糖質制限ダイエットは、食事から糖質を減らすことにより"新糖生"が促され、
筋肉(心臓や腸などの内臓を含む)を分解して糖を作る為、結果、体重が減るダイエット法です。
(人間の体は、脂肪より先に筋肉を分解してエネルギーにしようとします。)
糖質制限ダイエットは、やればやるほど不健康に痩せていくのです。
よくネットで、医者が推薦。とか、有名人がダイエットに成功。とか見出しが並んでいますが、お医者さんは体には詳しくても栄養には精通していないし、有名人は広告としてお金を貰っているだけです。 新しい事には常にお金が動いているので正しい知識で望まないと、体を壊してしまう原因にすらなるので気をつけて下さい。
ちなみに、僕個人としては、ケトン体ダイエットも、面倒な食事制限があるし、エビデンスが全く揃っておらず、将来数十年経って、どのような体の影響が出るかも分からない危険な食事法だと考えています。(寿命が10年縮むとか普通にあり得ます。)
ぶっちゃけ、ケトンやるくらいなら、マクロ管理して筋トレしたほうが楽だし楽しいし、最新科学的にもエビデンスがしっかりあって間違いなく健康的に体を絞れるので、そちらをお勧めします。
有史以来、食事をしっかり採って、運動して痩せる以上に健康的に痩せるダイエットは存在しないと言われています。
それを喧伝しても儲からないから、どこの企業も言わないだけです。
正しい知識を持って何事にも対処していかないと、このあたりの業界は騙されてしまいます。
話を戻します。
日本の食生活において、タンパク質とビタミン&ミネラルが不足しています。
それには食事のバランスを見直さなければいけません。
タンパク質は、植物性タンパク質と動物性タンパク質をバランス良く、
ビタミンやミネラルは、マクロ栄養素と性別、アクティブ度に合わせて調整しながら摂取する必要があります。
ようやくここから本題ですが、
今回、なぜ僕が鉄サプリメントを買ったのかを説明したいと思います。
まず、マクロ管理をしているので日々のタンパク質、脂質、炭水化物はしっかりバランス良く必要摂取量を取っています。しかし、マクロ管理ではビタミンやミネラルまでは管理できません。
そして、僕が趣味にしているロードバイクは、
長時間動き続ける有酸素運動に該当するスポーツです。
エネルギーとして消費されるとは別に、汗からも大量に栄養素が抜け落ちていきます。
すると、十分に栄養を取っているつもりでも栄養不足になりえるのです。
事実、ランニングをされている人の殆どが鉄分不足に実は陥っています。
鉄分が不足するとどうなるか。
赤血球が作られなくなり、酸素の運搬能力が落ちて、運動能力が落ちる事も上げられますが、
それ以上に、
① 骨・皮膚・粘膜の障害(あざ、コラーゲン低下による骨・肌異常、爪・毛髪・舌異常)
② 知能・情動への影響(不眠・集中力低下・学習障害・うつ・パニック障害)
③ ホルモンへの影響(甲状腺ホルモンの成熟障害、不妊症)
④ 白血球・免疫への影響(抵抗力の減少)
⑤ 消化系に及ぼす影響(嚥下障害、食欲不振、下痢、便秘、氷を好んで食べる)
⑥ いわゆる不定愁訴:頭痛、イライラ、耳鳴り、肩こり、寝坊癖、疲労、むずむず脚など
実は、これだけの問題がおきます。
食事で全て補えればいいですが、毎日の食事の中から全ての栄養素完全に充足させる事は不可能です。特に鉄分は食事から補いづらい栄養素だと言われています。
じゃあ、鉄サプリメントをとりましょう!
ということになりますが、鉄分にも実は色々あります。
・非ヘム鉄
・ヘム鉄
・その他鉄
の3種類です。
日本で販売されている鉄サプリメントは、非ヘム鉄とヘム鉄の2種類で、非ヘム鉄の吸収率がおよそ1~5%で、ヘム鉄が10~20%と言われおり、鉄分は吸収効率の悪い栄養素の一つになります。
ヘム鉄でも取らないよりマシですが、日々トレーニングをしている方、貧血になっているような方であれば、まだ足りない場合があります。
そこで、今回僕はその他鉄にあたるキレート鉄を買いました。
キレート鉄は、ヘム鉄から遙かに凌ぐ吸収効率を誇る鉄分と言われています。
アメリカに居を構えるNOW社のフェロシェル鉄ビスグリシンを成分とするキーレト鉄サプリメント 36mg。サプリメント大国であるアメリカで、日本より厳しい基準の元、作られています。
(というか、日本は品質、価格、安全性でいうとサプリメント発展途上国)
1カプセルで一日の必要摂取量の2倍となる36mgを採ることが出来ます。
海外製のサプリメントは、錠剤サイズが大きいことが多いのですが、これは普通のカプセルで、苦労もなく飲み込めました。
ちなみに、キレート鉄は摂取効率が良すぎるので、他の栄養素の吸収を阻害します。
なので、しっかりタンパク質などの栄養素を摂取した上で、更にマルチミネラルもキレート化したものを摂取することを推奨されています。
栄養素はバランス良くが基本です。
まずはマクロ栄養素をしっかり取ってから
巷には様々な健康食品やサプリメントがありますが、それらを採る前にすべきことがあります。
・タンパク質
・脂質
・炭水化物(糖質)
のバランスを保って必要量をちゃんと採ることです。
まず、これが出来ていないと健康食品やサプリメントの効果は薄いです。
そして、マクロ栄養素をちゃんと採れている方は殆どいません。
健康を保つ為には、運動、栄養、睡眠と言われているように、まずは栄養をしっかり採っていくことが重要だと思います。
外食だったり、コンビニ弁当、お菓子ばかりの適当な食事だけど健康だよ?と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは"直ちに影響が無い"だけです。
人間の体は、新陳代謝があり、筋肉で48日、骨で7年、関節で11年で生まれ変わります。
今食べている物が体に影響を及ぼし始めるは最短で48日後、最長で11年後ということです。
そして、少しずつ体が悪くなっていくので最初は気付かず、気付いた頃には悪い状態になっていることが殆どです。
日々の食事をバランス良く食べて、適度に運動して、そしてよく眠る。
これ以上に良い健康法は無いと僕は思います。
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購入金額
998円
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購入日
2019年07月14日
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購入場所
iHerb
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