現在プレミアムレビュー用の環境を整えている最中ですが、その一環として先日秋葉原に出向いた際に買ってきた電源ユニットとなります。
今までメイン級のPCには700~750Wの電源ユニットを主に使ってきました。HDDの台数は多めに積みますが、ビデオカードはミドルハイクラス以上は使っても複数枚挿しなどはしませんし、オーバークロックにも興味がないということを考えると、この辺りが手頃かと思ったためです。
しかし、次期PCではHDD/SSDの台数がさらに増えそうということもあり、800W前後で考えていて、秋葉原の店頭で、実売価格ベースで考えて割合コストパフォーマンスに優れていそうなものということで選んできたのが、このThermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 850Wとなります。
今までは80PLUS GOLD認証のものを主に買ってきましたので、実は80PLUS PLATINUM認証の電源を買ったのはこれが初めてとなります。日本製コンデンサー採用だったりフルモジュラー、イルミネーション対応などという今時流行っている要素は一通り揃った製品ですね。まあ、個人的にはイルミネーションやフルモジュラーに対する拘りは全くありません。
若干過剰包装気味な気もしますが、左側は電源本体が包まれているスペースで、右はモジュラーケーブル一式が収められた袋となります。
ようやく本体とご対面です。最近の電源らしく3.3V/5Vラインの割り当てはかなり少なく、大半を12Vに振っている形ですね。昔PC-9821系をいじっていた頃は、5Vラインの容量の方を特に気にして買っていたものですが。
先ほどの箱の中で右側に配置されていたポーチとその中身です。モジュラーケーブル一式がこの中に収められています。
ただ、最近はやっているフルモジュラー型ですが、少なくともメインのATX24P(+拡張12V)は必ず挿さなければいけないわけで、これを敢えてモジュラーケーブル化する意味はどうもよく解りません。
長期定期な耐久性は不明だが、現時点で特に弱点は見当たらない
それではもう少し本体を見てみましょう。
イルミネーションの兼ね合いもあるのかも知れませんが、今まで使ってきた電源と比較すると全ての面にスリットが多く設けられていて、エアフローという意味では良さそうに見えます。ただ、私の場合サイドパネルがシースルーというケースをそもそも持っておらず、イルミネーションの存在意義は皆無と言って差し支えありません。
モジュラーケーブルの差し込み口です。4PペリフェラルとSATAは差し込むケーブルで口数を選択できるように設計されています。
こちらは電源ユニット背面となります。「Smart Zero Fan」(低負荷時に冷却ファンを完全停止して静音に役立てる)スイッチの下のシールを剥がすと、ACインレット端子が姿を現します。
ここには若干不満があり、RGB Lightningスイッチをもう少しだけ中央寄りに配置できないかと思うのです。というのも、この位置ではケースの構造によってはケース側と干渉してしまう事があり、組み立てる上で意外な障害となってしまうのです。
さて、現時点で既にこの電源を組み込んだPCは動作を始めていますが、今まで使った中では最大容量の電源ユニットでありながら、動作音も発熱も大人しいものという印象で、この辺りに高効率の80PLUS PLATINUM認証であるメリットが表れているように思います。ちなみにCPUはCore i7-6700、マザーボードはSupermicro C7Z270-CG、ビデオカードはGeForce GTX 1060 6GB、起動用SSDはSanDisk Extreme PRO 240GB、メモリはDDR4-2400 16GBいう構成で取り敢えず組み立てています。起動用SSDは、今回はテスト内容を考慮して敢えてNVMe対応品は使わずSATAのものを選択しています。
今回はあくまでテスト用の暫定環境であり、本番では恐らくAMD Ryzen 7辺りを搭載したPCで使うことになるかと思うのですが、後は耐久性が伴っていれば安心して長期間付き合えそうな感触はあります。
いざというときには10年保証が付いていますが、これが使われることが無いようであれば文句なしです。
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購入金額
15,098円
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購入日
2019年06月23日
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購入場所
TSUKUMO eX.
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