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オーディオチェックレコード AD-1

オーディオチェックレコード AD-1  日本オーディオ協会

 

カートリッジ、トーンアーム、ターンテーブル等の測定に欠かせない代表的なテスト信号を収録したオーディオチェックレコード(30 cm LPアナログレコード – 33回転盤)です。

 

発売は日本オーディオ協会、レコード・プレスは東洋化成 です 2014製造です

原盤は日本コロンビア「DENON AUDIO TECHNICAL RECORD XL-7004, XL-7001」の原盤を使い、東洋化成でプレスしたものです。

  

                     

        

   

  

下記のような信号が記録されています。 

   

SIDE 1:

バンド1:周波数スロースイープ信号、20Hz – 20kH、左チャネル
バンド2:周波数スロースイープ信号、20Hz – 20kH、右チャネル
バンド3:機械インピーダンス測定用信号
バンド4:低域共振測定用低域周波数スイープ信号、4Hz – 100Hz、左チャネル右チャネル
バンド5:ワウフラッター測定用信号、3,000Hz、約100秒間

SIDE 2:

バンド1:1/3オクターブバンド・ノイズ、中心周波数25Hz – 16kHz、左チャネル
バンド2;1/3オクターブバンド・ノイズ、中心周波数25Hz – 16kHz、右チャネル
バンド1と2の中間部 無音溝(インサイドフォース測定バンド)
バンド3:位相チェック信号、左右同相、逆相、±45度、±90度、±135度
バンド4:基準レベル、1kHz、3.54cm/sec(尖頭値)、左チャネル
バンド5:基準レベル、1kHz、3.54cm/sec(尖頭値)、右チャネル
バンド6:無音溝

    

    

    

 

         

  

    

SWEEP速度は1オクターブ(2倍の周波数)当たり5秒でB&K社の2305ペンレコーダーのペーパースピード3mm/secに左右連続対応との事です ペンレコーダー使わなくてもストップウオッチでタイムチャートから波形を確認することが可能と書かれています。   

   

   

           

     

 

 

       

  

  

            

  

このレコードはRIAA特性で記録されていないので、WAVEファイルに録音して、AUDACITYで読み込み、イコライザーでRIAA特性の近似値に修正しなければなりません 結構これが面倒...

一度補正曲線を作れば済む話ですが.... 

其の儘、記録しないのは記録時に高域を上げて記録するのでカッターヘッドが追従しないか、再生時にカートリッジ、システムにダメージがいくのを避けた所為かもしれません。

 

しつこいですが...  

レコードに記録されているSWEEP信号はRIAA曲線を通してもフラットにならないのでAUDACITY

ソフトのEQ曲線を自分で設定してフラットに変換します。当レコードのsweep信号はRIAA準拠で無く、低音部分は下げられていますが高音部分は殆どFLATで す 結果、AMPを通して再生してもSWEEP信号はFLATになりません

   

  

レコード録音時は赤線、再生時は青線グラフで録音・再生されます 録音時は低音を抑えて溝振幅を少なくして再生時間を長くします 高音はレベルを上げて録音して再生時レベルを下げます これでS/Nを稼ぎます。       

   

      

  

 

          AD-1  AUDACITYのRIAA補正イコライザー曲線 1KHz以下がマイナスになっています               

 

   

      JVC 1007  AUDACITYのイコライザー曲線 1KHz以下が0dBです       

   

   

     

 

 

                  D301Ⅱ AD-1   SWEEP結果 100Hz以下低域は波形の揺れで不定です   

   

 

私のオーディオシステムはWave-gene などで作成した20-20KHzのSWEEP信号をCD-Rに焼いて、CD再生、低レベル信号をフォノ端子に入れてWAVE-SPECTRAで録音し、その波形をAUDACITYで逆RIAAのイコライザーで変換して、高域がフラットであると確認してます 低域は波形がゆれて確認が難しいです SEEP信号は5分間です。  

   

     

  

  

      D301Ⅱ JVC1007  SWEEP波形 レコードが劣化してるかも...

        

   

   

 

 

動画の下画面で、再生時、最初に1KHzのパイロット信号が中央に表示され、次に左側から20Hz~順次、右端の20KHz迄, Sweepします。 カートリッジ:DENON DL-301Ⅱ 、TA-E86  MC40Ω

  

  

    

 

追記 2019-7-6 

此のレコードには SIDE1 バンド4:低域共振測定用低域周波数スイープ信号、4Hz – 100Hz、左チャネル右チャネル  が記録されています ネットで記事を書かれた方が居ましたので参考にさせていただきました 

https://pianoforte32.com/how_to_check_the_low_frequency_resonance_of_the_player_by_the_audio_check_record/

トーンアームが共振するとその周波数付近でクロストークが悪くなので、別のチャンネルにクロストークが漏れて偽信号が再生されるとの事(信号強ければ漏れるような気もしますが)

 

トーンアームが低周波で共振すると再生音に良からぬ悪さをしたりします 大型スピーカーだとコーン紙が揺すられたりします。

 

早速私もやってみました  下はRCHで上はLCH  LCHにクロストークがでています。

  

      水平軸を伸ばします

    

  

クロストーク部分(上の画像の下側のLCHのピーク部分)のピーク付近の波形の周期を調べます カーソル線を動かすと時間が変化するので隣の波形のピークの時間で時間差がわかります 私の場合は T=0.12SEC  周波数は F=1/T    ですから F=1/0.12    8.33Hzでした。トーンアームの低域共振周波数は8.33Hzと言う結果になりました。

 

  

  他の測定方法もあるのですが割愛します 意外に低い周波数でびっくりです

  使用カートリッジは DENON DL-103LCⅡ : SONY  PS-2510 : ヘッドシェル アメリカン    オーディオの安いシェル 針圧は1.5g   AMP SONY TA-E86  MCポジション40Ω です。

  

 

 

 

 

 日本オーディオ協会

https://www.jas-audio.or.jp/softs

 

 

  • 購入金額

    3,500円

  • 購入日

    2019年頃

  • 購入場所

    日本オーディオ協会

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