ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ

ブラックニッカシリーズの限定ボトルです。満月をバックに風を受けた帆船が優雅に航海しているシーンが描かれているラベルです。これまでのブラックニッカ限定品のラベルの中では最もカッコいいかも？

　早速グラスに注いで鼻を近づけてみると香りは合格！です。

が、『ストレート』で口に含むと苦味がやたらとキツいです。『ロック』だと更に苦味が増して感じます。

要するに焦がしすぎと言う印象です。余市ヘビーピートモルトを用いているとの事ですが、昔飲んでいた余市NA（ノンエイジ）よりもかなり苦味がキツいかもしれません。

アイラ系のピート香感を目指したのかもしれませんが……

ボトルを開封してから数日間しばらく置いておくと、こなれて飲みやすくなるという、いわゆるウイスキーが『花開く』という表現がありますが今回のボトルは開封後、日々が経つごとに苦味がだんだん目立っていく傾向が強いと感じました。

前回のエクストラスイートとは対照的に逆に、むしろ ”開封直後” の『ロック』や『ストレート』が一番美味しかった様な気がします。

後日試しに細かい砕き氷を多めに入れた『ミスト』寄りの『水割り』を試してみたら苦味が抑えられ香りも引き立ってかなり良いバランスです。苦味が気になったら他に『トワイスアップ』か『ハイボール』も良いかもしれません。

かなりビター（苦味）に仕上がったブラックニッカ限定版ですね。個人的にはストレートやロックで味わう場合は甘味がもっと欲しい所です。この苦味はチョコレートで言うところのカカオ90％相当でしょうか。

加水したり水やソーダ等で割って飲むと美味しく頂けるタイプですね。

2019/06/15 ボトルが空になる。　

2019/06/16 最後の一滴を味わう。アイラ系統に近い『命の水』と言っても良い味がしました。

……実はボトルがあと2本あったりする。

メインのこの苦味は人を選びますが"開封直後の一口”と”ラストの一滴”に限れば、ブレンダーズスピリット以来のブラックニッカ限定シリーズで2番目か3番目に美味しいかもしれません。