先月のAmazonタイムセール祭りで購入した品です。
以前SanDisk Ultra MicroSDXC 128GBのレビューで書きましたが、先日新たなDAPとしてAcoustic Research AR-M200を入手しました。
当初は前述のUltra 128GBで容量は充分足りると思っていました。しかし、AR-M200の貧弱なプレイモードを使いこなして快適にするためには、128GBでは不足があるということが判ってきたのです。
そこで以前買ってAstell&Kern AK70で使っているものと同じ、200GBのSanDisk Ultraを買ってきたのですが、その後でAmazonのタイムセール祭りに出ていて、購入時点で256GBで4千円を割り込むという安価ぶりが魅力だった、こちらの製品も買ってみることにしたのです。使用感が良いようであれば、これをAR-M200に使おうというわけです。
さて、いきなりですがパッケージには突っ込みどころが満載です。
まず1枚目の表面ですが、パッケージ右上には「LIFETIME WARRANTY」(永久保証)と書かれているのですが、パッケージ左側には日本語シールで「10年保証」と書かれています。恐らく日本の代理店が保証するのが10年間で、台湾本国でTEAM自身が販売した場合に永久保証ということなのでしょうけれど、せめてそれならば「LIFETIME WARRANTY」は隠しておかないと…。
そして2枚目の裏面の写真ですが、こう書かれています。
Read: up to 80MB/s,Write up to 15MB/s (64GB)
Read: up to 80MB/s,Write up to 20MB/s (128GB)
いや、このカードは256GBの筈なのですが…。ちなみにその下の「Capacity」欄も8GB~128GBまでの表記しかなく、この256GBや、さらに上にある512GBの存在は完全に無視されているのです。日本の代理店は「10年保証」シールと日本語での問い合わせ先を書いたシールの2枚を貼るだけということになります。この辺りはもう少し丁寧な仕事をしないと、何となく信頼感が感じられなくなるので改善を希望したいところです。
ここ最近のTeam製メモリーカードは、白と派手な色のツートンカラーというものが多く、このmicroSDXC 256GBもなかなか派手なカラーリングです。まあ、目立ってなくすリスクが低いという意味では長所かも知れません。
UHS-Iまでのカードとしては文句のない速度
それではいつも通りベンチマークテストを実施してみましょう。環境もいつも通りのASUS P6X58D-EのUSB3.0端子に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットに装着してCrystal Disk Mark2種を計測しています。
まず、シーケンシャルリードについては、どちらも98MB/sを超えていて、これは恐らくUHS-I環境における測定環境の限界ではないかと思われます。もちろん素晴らしく優秀な値であると言うことはいうまでもありません。
そしてランダムリードについても10MB/sを全ての項目で超えていますので、文句なしに優秀です。今まで使ったUHS-IのSD/microSDカード製品としては最も優秀な値と言っても過言ではありません。
そして、格安製品が苦手とすることが多いライトについてもかなり高水準な値で驚かされます。シーケンシャルでは80MB/sに僅かに届かないものの、これも過去使ったUHS-I対応製品の中ではトップレベルの優秀さですし、ランダムライトでも全て4MB/sを超えていて文句のない結果を叩き出しています。
率直に言えば「256GBでこれが一番安いから買っておこう」という程度の動機で購入したこの製品が、ここまでの優秀な性能を発揮したことには驚いています。惜しむべきはパッケージのいい加減さであり、この辺りがもっとしっかりすれば信頼性も感じられてくるのではないかと思います。
なお、この結果を見て、AR-M200用のメモリーカードはこの製品にすることを決めました。次にこの製品の安売りを見つけたら、また買うことになるでしょう。
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購入金額
3,980円
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購入日
2019年04月24日
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購入場所
Amazon
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