ANENG AN8008は、中国のよくわからないメーカー製(いわゆる中華製)のデジタルテスターです。
ネット界隈では中国製なのにとても精度がいいと評判になっているようです。
FLUKE(ハンディ計測器の大手)キラーなんて言ってる方もいるほど。
コンデンサの容量計が非常に便利
2000円ちょっとで超高精度な容量計が手に入るというだけでも、買いだと思います。
ということで、手元のコンデンサを計測しまくってみました。
結果は、コンデンサの死活判断には十分使用できるかと思います。
ピコ以下のレンジになると、さすがにテスターの精度は悪くなるようです。
(または、計測したコンデンサが不良品だったか・・・)
◆0.47μF タンタルコンデンサ(メーカー不明)
タンタルコンデンサはノーブランド品でもかなりの精度ですね。
◆0.47μF エルナーシルミック2(オーディオ用電解コンデンサ)
日本のコンデンサ技術の粋をあつめたグレードだけあって、(電解コンデンサとしては)まずまずの精度ですね。
◆33pF セラミックコンデンサ(ムラタと思われる)
ピコオーダーだとさすがに精度は微妙ですね。。。
◆0.47μF ニチコン MUSE SE(両極性オーディオ用電解コンデンサ)
同じ容量のものを何個か計測しましたが、だいたい画像程度の数値でした。
このコンデンサは、容量は大きめなようです。
◆0.47μF ニチコン Fine Gold(オーディオ用電解コンデンサ)
オーディオ用の中でも上位グレードなだけあって、高精度。
◆0.47μF ニチコンPK(汎用電解コンデンサ)
許容範囲ではありますが、汎用品の精度はやや落ちますね。
◆0.47μF フィルムコンデンサ(ノーブランド)
フィルムコンデンサはノーブランドでもドンピシャですね。
◆0.47μF タンタルコンデンサ(メーカー不明)
こちらのタンタルもとてもいい数値ですね。
◆0.47μF SPRAGUE 150D(タンタルコンデンサ)
スプラーグのコンデンサは、やや低めにでました(複数個計測して同じ傾向でした)
◆0.22μF EPCOS B32529(フィルムコンデンサ)
EPCOSはTDKの系列会社です。
精度良好ですね。
◆2200μF 20年物ベースアンプ(参考値)
回路に実装したままですと、正確な数値は出ません。
◆470μF 20年物ベースアンプ(参考値)
回路に実装したままですと、正確な数値は出ません。
◆注意事項
コンデンサや抵抗値の測定は、ワニ口クリップのアタッチメントを使用してください。
標準のプローブでは、接触抵抗等の影響で正しい数値が出ません。
高級機種も真っ青の超高精度
下記のEEVblogさんの動画をご覧いただけばわかりますが、とにかく精度の高さに驚かされます。
数十万~数百万円はするであろう実験機器を相手に、誤差1%以下というハンディテスターとしては桁違いの精度をたたき出しています。
1個は持っておきたい
このテスターは送料込みで2500円程度です。
本職のエンジニアだったらFLUKEをまず買ったほうがいいかとは思いますが、
ホビーユースや予備、現場へ持っていく用途としては最適ではないでしょうか。
配送方法はチャイナクオリティだった
◆箱無し
◆緩衝材でくるんでるだけの梱包
◆梱包ペッチャンコ
と、梱包は期待を裏切らないチャイナ仕様でした笑
(写真とりわすれたのが残念)
本体は無事でしたが、巾着袋の留め具が粉砕されておりました。
-
購入金額
1,990円
-
購入日
2019年04月15日
-
購入場所
Banggood
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。