先日アナログプレイヤーをKENWOOD KP-9010からTechnics SL-1200Gへと入れ替えました。
KP-9010はトップパネル上に余裕がありましたので、よく使うカートリッジを2本程度そのまま置いておけたのですが、SL-1200Gは面積自体もKP-9010より小さめですし、ピッチコントロールのスライダーがありカートリッジを置いておける余裕がありません。ダストカバーを閉じておけば埃が付かなくて案外良い置き場だったのですが…。
仕方ないので、使用頻度が高いカートリッジについてはカートリッジキーパーに保管して、プレイヤーのそばに置いておくことにしました。使用頻度が低いカートリッジについてはまた後日対応するということで、現在は箱の中に保管しています。
カートリッジキーパーは、端的に言えばシェルを立てておける蓋付きの容器でしかありませんので、はっきり言えばコストなどそれほどかからないはずです。しかしオーディオ業界の悪習というべきなのか、無駄に凝っていて高いものばかりが売られています。
黒檀など高価な木材を使って見たり、中には宝石を入れるのではないかと言うほど高い品が発売されているのですが、個人的にはそんなところにコストをかけるのであれば、その金でそこそこ良いカートリッジを買った方が建設的だとしか思えません…。
安定して入手できて割合安価なのものも何種類か見つかったのですが、その中で店頭に行けば直ぐに入手できる品なのがaudio-technica製のAT6003Rです。他にカートリッジ1本収納のものであれば見つかったのですが、出来れば数本単位で保管したいということで、今回はこちらを購入してきました。
同種の製品としては安価だが、それでも高すぎる
製品の外箱がそのまま取扱説明書にもなっています。もっとも、説明書が必要なほど取り扱いに知識やコツが必要な製品でもありませんが…。
一応蓋部分は一つずつ個別包装されています。傷が付きにくいように配慮されているということでしょうか。
台座部分はごくシンプルな構造です。
取り敢えず手持ちの中でSL-1200Gに装着しているAT-OC9/III以外で使用頻度が高めのカートリッジを3本装着してみましょう。
左からaudio-technica AT33R、ZYX R50 Bloom、Ortofon MC-10Wです。MC-10Wは取り付けがかなりきつく、リード線が凄い状態になってしまっていますが気にしないでください…。
蓋を閉めてみました。スモークが入っていて、中のカートリッジはうっすらとしか見えません。ある程度長期保管となるのであれば、光を当てない方が良いということでしょう。
カートリッジキーパーとしての出来はごく普通で、これで充分という完成度です。しかし、これだけのものが実売価格3千円というのはやはり割高に感じられます。数が出ないものなので仕方ないといえばそれまでなのですが、もう少し手頃であると有難いと思ってしまいます。
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購入金額
3,060円
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購入日
2019年04月10日
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購入場所
ヨドバシカメラ
baelさん
2019/04/16
jive9821さん
2019/04/16
自作すれば安上がりなのは確かなのですが、自分で作ると多分仕上がりなどに難を感じて結局使わなくなってしまう気がします。
Amazonのマーケットプレイスで5~6個収納のものが比較的安く出ているのですが、軽量すぎて据わりが悪いのではないかと思ってしまい、結局これも避けてしまいました。
baelさん
2019/04/16
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E8%85%95%E6%99%82%E8%A8%88+...
ではでは
jive9821さん
2019/04/16
有難うございます。
深さがあるタイプのケースであれば使えそうですね。こうしてみても、カートリッジキーパーよりはずっと質が良く割安に見えます。
そのうち入手して確かめてみたいと思います。