オーディオ用の電源ケーブルを以前から少しずつ買っているのですが、我が家の壁コンセントはごく普通の2Pタイプの電源コネクターですし、以前から使っていた電源タップ、audio-technica AT-PT602も2Pタイプです。
一昨年に電源タップとしてAIRBOW ABPT/EVO/4.27Vを導入して、電源回りの強化の効果を実感して以降、メイン級の機器用にaudio-technica製電源タップAT-PT1000を導入しましたが、このタップに使うための電源ケーブルは、供給元の都合上2Pタイプの電源コネクターでなければならなかったため、オーディオ用の電源ケーブルとしてはローエンド価格帯となるZonotone 6N2P-3.0 Meisterを選択したのですが、本当はここにもう少し上のクラスのケーブルを使いたいと思っていたのです。電源ケーブルでもローエンド価格帯のもの以外は殆どが3Pプラグとなっていて、ローエンド以外で2Pプラグ採用というとLUXMAN JPA-15000程度しか思いつきませんので…。
オーディオ店でそんな話をしていたときに、その店では3Pケーブルをどのように使っているかを見せていただきました。当然タップで供給している場合にはオーディオ用の電源タップは殆ど全て3Pタイプに対応しているので直に接続しているのですが、仮設置時など2P端子から電源を取る場合にはどうしているのかというと、ごく普通のパナソニック製3P-2P変換アダプターを使っていたのです。
店員の方の説明では、パナソニック製は真鍮製の非メッキで導電部が統一されているため、音質的に癖が付きにくく使い勝手が良いというのです。そこで私も取り敢えず一つ買っておこうと思っていたのですが、意外とよく行く範囲の家電量販店ではこのタイプのものの在庫は置かれてません。特に急ぎでもないので通販で取り寄せるということはしなかったのですが、先日別件で立ち寄った家電量販店で偶然見つけたので早速購入してきました。
ちなみにオーディオ用品のメーカー等から、数種類オーディオ用と銘打った同種の製品が発売されていますが、多くの場合はパナソニックや東芝など、大手ブランドから発売されている汎用品に、各々が手を加えて自社製品として発売しているものです。例えばケーブル等でお馴染みのORBから発売されているHP-32Pという製品の場合では、パナソニック製のアダプターの導電部に金メッキを施したものとなっているようです。
非メッキの手堅さ
今回購入した製品はWH2891Pという型番の極性表示付きのアダプターですが、極性表示無しのWH2890Pでも内容は特に変わりません。
パッケージには極性表示がないテーブルタップ等では使用不可と書かれていますが、このアダプターを使う可能性があるのは壁コンセント直接か、オーディオ用電源タップであるAT-PT602で極性表示はありますので、特に問題ないでしょう。
今のところ手持ちの電源ケーブルで3Pプラグを採用しているのはaudioquest NRG-X3かoyaide PA-23ZX程度ですので、今すぐ使う予定があるのかといわれれば特にありません。恐らく6N2P-3.0 Meisterか、ACROTEC 6N-P4010辺りを入れ替えるときにこのアダプターの出番が来るものと思います。
今後3Pプラグ採用の電源ケーブルのレビューを掲載することがあれば、その際に併せてこの製品についても触れてみたいと思います。
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購入金額
554円
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購入日
2019年03月31日
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購入場所
ケーズデンキ ハーバーシティ蘇我店
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