映画グリーンブックは 万人にオススメしたい名画
特に ご夫婦がクリスマス時期にご覧になると より一層楽しめると思う
グリーンブックは 映画館からの帰路が楽しくなる映画
その名作が今年度のアカデミー作品賞を受賞した時に 対抗馬に位置する作品を作った
スパイク・リー監督が、感情を顕にして悔しがっていた
同じく人種差別に切り込んだ その作品名は ブラック・クランズマン
クランズマンとは極右白人至上主義を掲げる KKK カー・クラックス・クラン
そのメンバーであることを意味する
でも黒人が白人至上主義者って どういうこと
そんな映画を観てきた
知識が足りない 皮膚感覚が無い だから満点に至らない
映画の冒頭は 名作「風と共に去りぬ」
あの映画は、黒人を奴隷として扱っていた時代を 古き良き時代として位置づけている映画
途中で差し込まれる映画は 「國民の創生」
映画を学ぶ全ての人が観る映画と言われており 現在の映画の基礎となる名作らしいが
内容は 白人至上主義で黒人を動物として扱うもの
劇中に出てくるKKKのメンバーは、非常に知能が低い連中として描かれている
理性と知性を持つ黒人の主人公は、その街で始めて黒人として警察官となった実在人物
彼と彼のバディたるユダヤ系アメリカ人
KKKのメンバー レイシストの白人警官 黒人の活動家 それらがソウルミュージックが流れる中
物語を進めていきます
もう846日も毎晩毎晩英語学習アプリを継続しているので、ずいぶん英語を聞き取ることができるようになりましたが、 それはあくまで 小学三年生の国語に出てくるような英語
ブラッククランズマンを理解するには無理があります
それは、グリーンブックでも同じなのですが きっと ツッコミどころ 笑いどころ 気づくべきところを気づかずに過ごしているはず
字幕では伝わらない 理解できないニュアンスがあるはず
それに ユダヤ人の習慣 黒人の言い回し アーリア人種の誇り など
知識としてすら 持ち合わせておりません
劇中はソウルミュージックがずっと流れていたけど
脳内では 「He was my brother」が再生されてた
P サイモンは、同曲や「A church is burning」が収められている「Paul Simon Song book」の販売を自粛してたのに 日本では堂々と売られていることを知って驚いたらしい
燃やされている教会はユダヤのそれ 殺された兄弟はユダヤ系アメリカ人
1970年のアメリカで ソングブックを販売することは難しかったのでしょうが
仮に英語の歌詞を辞書を片手に理解できても その内容 本当の意味までは理解できない
日本という市場だからこそ ソングブックは 堂々と販売されていたのでしょう
うちのお店にも
80年代にダナ・フリードマンさんというユダヤ系アメリカ人のお客さんが来てたけど
冗談交じりにKKKの話題を振った時
「その話は止めて 私には冗談に聞こえないから」と言われたこともあった
三菱ふそうの事故原因隠蔽問題に切り込んだ映画なら大手も製作公開したけど
現政権に切り込んだ作品は無いんだろうな
トランプ大統領誕生の仕組みが透けて見える そんな映画でしたが
KKKがトランプ政権を支持する仕組みは腑に落ちますが
KKKはユダヤ人も否定しているはず
でもトランプの娘婿はユダヤ人だし 娘もユダヤ教に改宗済み
その辺りの仕組みは 私にはわからない
わからないことだらけ わからないことだらけ
字幕を追うだけではわからない
でも 考える切っ掛けにはなる
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購入金額
2,200円
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購入日
2019年03月31日
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購入場所
MOVIX京都
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