原材料も、培養も日本のドライイーストです。
説明書きからすると、天然酵母とイーストの間みたいなもののようです。
今まで使ったイースト・天然酵母類のなかで、最も扱いが難しいと感じました。
天然酵母のように発酵による複雑な風味を楽しむというより、粉やバターなど材料の味を引き出すタイプの酵母です。
それだけに、使用する材料の特徴がストレートに現れます。
絶品である
まず、イースト臭さがほとんどしません。
小麦やバターの香りがとても引き立ちます。
特に醗酵バターとの相性が抜群で、芳醇な香りを冷めても閉じ込めてくれます。
またふんわり感は感動もので、二日たってもパサつきません。
小麦の美味しさという点では、一晩たったほうがよく引き出されるように感じます。
丸パンを焼きました。
慣れを要する
スーパーでも購入できるフランス製インスタントドライイーストとの比較です。
◆発酵時の生地のボリュームが出ない
発酵具合の見極めは、かなり難しいです。
特に2次醗酵の見極めは、膨らまない、横に広がる、ということで過発酵との見極めが困難です。
2次醗酵終了直後の様子
◆発酵時間は同等
1次醗酵の時間は、フランス製のイーストと同等(40~60分程度)で、作業時間を計算しやすいです
◆繊細なグルテン膜
非常に繊細で薄いグルテン膜が形成されます。
その分、グルテンを壊しやすいので、慎重に成型しましょう。
◆コシがなく、扱いにくい
グルテンが繊細で、ボリュームも出ないということは、生地にコシが無いという事です。
柔らかすぎて成型難易度は高いです。
高加水タイプや、伝統製法で作るハード系パンは、かなりの熟練を要します。
一回あたり72円。。。
食パンは一回当たり1袋使いますので、イーストだけで72円。
良いものなのはわかりますが、リーズナブルとは決して言えませんね。
少ないイーストで長時間発酵させるのが得意だと、安く抑えることも可能ですが、
ホームベーカリーの使用は厳しくなります。(特に生地温度が上がる夏)
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購入金額
430円
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購入日
2019年03月30日
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購入場所
富澤商店
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