カレーハウスCoCo壱番屋の新春メニュー「グランド・マザー・カレー」。だいたい毎年1月下旬から2月末までの限定メニューで、いわゆる「具大き目」「日本式カレー」。ただし、肉が「塊肉」ではなく、焦げ目をつけたブタの「厚切り肉」というのがポイント。スパイシーなとろみ強め(といってもゲル状..というほどではない)のカレーで、冬に食べるには温まってちょうど良いので、だいたい毎冬この期間に数回行って食べている感じ。
そしてこの「グランド・マザー・カレー」には、抽選でスプーンが当たるスピードくじが付いているのが通例。毎年全国で20万本規模で用意されるこのスプーン、ココイチオリジナルデザインで、日本のメーカーに作らせている。以前は新潟県燕市のLUCKYWOOD(小林工業株式会社)が制作していたが、
今年(2019年)用意されたのは、同じ燕市の株式会社トーダイが製造する「Japan Quality」をテーマにした5種類の「MIZUHIKI DESIGN」のカレースプーン。
「MIZUHIKI」とは、いわゆる「水引」で、一般的なあわじ結びをかたどったようなものから、桜結びのようなアレンジ系のものまで、5種類の水引をデザインした模様が取っ手の部分にあしらわれている(ただ今回は5種類のスプーンのデザインに個別の名前は付けられていないようだ)。
また今回取っ手の形が面白い。
カレースプーンの多くは、スプーンのつぼ(食べ物やスープが入る部分)から柄尻に向かってなだらかに曲線を描いている柄がついている。中間部分が膨らんでいて柄尻が細かったり、比較的直線的にだんだん広がっていって柄尻の部分で直線的に切り落とされたようになっていたりといろいろなデザインがあるが、柄の中央部分で「段付き」になっているのはあまり多くない。
しかし今回のものは明治時代に多く作られたという「バイオリン型」と呼ばれるタイプだそうで、持ち手の部分が途中で羽子板状に膨らんでいて、平面部分が多いデザイン。ちょっと最近のカトラリーとしてはダサ..伝統を感じるトラディショナルスタイルだが、描かれた模様が大きく見えるのでそれなりの意味はある。
今回カレーの日(1/22)に思い立って立ち寄り、一発で引き当てたのがこちら。
絵柄としては5種のうち一番アレンジが効いているデザイン。六角形で鋭角な水引模様は、亀甲のような/もしくは/歯車のような形。
バイオリン型はこういう「模様で語る」デザインには合ってるかも。
18-8ステンレスで、各部の面取りなどもしっかりしてあって、相変わらず質はとても良いスプーンです。
裏には「Made in TSUBAME」と掘られ、日本製であることを示している。
【仕様】
材質:18-8ステンレススチール
原産国:日本
食べにくくはないけれど、あえてバイオリン型でなくてもよいかな
キャンペーンサイトにも「(引用)「バイオリン型」は持ち手が大きく膨らみ、海外の食卓に適した大きめのサイズが特徴です。徐々に日本人の食事スタイルに合う形へと変化していき、バイオリン型を見かけることは少なくなりましたが、カレーを食べる上で欠かせない、スプーンの原点を知って頂きたいという願いを込めて、オリジナルスプーンを制作いたしました(引用ここまで)」とあるように、「日本の食事スタイルに合う形へと変化」する前のタイプで、クラシカルで伝統的であって、実用的というより観賞用?
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購入金額
0円
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購入日
2019年01月22日
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購入場所
カレーハウスCoCo壱番屋
れいんさん
2019/01/31
今年も3回おかわりしてるのに
まだ入手でけてない、、、
cybercatさん
2019/01/31
満足してそれから行ってないけれど。