デルさんの、デルアンバサダープログラムでXPS体験モニターに当たっただけで自分のモチモノというわけではないですが、1か月ほど使う機会を得たのでレビューしてみることにしました。
申し込み時に更新予定のブログとしてデルさんに連絡したのはzigsowではないので、ここではレビューでは書かなかったこと(決してネガティブな内容ではないです)を中心に書いてみたいと思います。
第7世代の低消費電力版Core-i7を使用しており、16GB RAM、PCIe接続の512GB SSDなど、基本specが充実しています。さらに画面は3200×1800ドットのタッチパネル付きQHD+液晶など、これでもかというほどの多機能ぶり。
そして僕が一番期待していたのはキーボード非分離、360度ヒンジによる2in1構造です。
この2in1はどのような使い勝手なんだろうか?と期待に胸を膨らませてモニター機の到着を待っていました。
ところが到着予定日になっても到着せず..。『こちらから連絡したほうが良いのか?』と思っていたら遅延のメールが届きました。
ちょうどこのころ、出張の予定があり出張に持ってゆけるか帰国してからのご対面かという瀬戸際で、結構焦っていました。
最終的には、遅延連絡をいただいた翌日に到着し、結果的に出張に間に合いました。
元々のブログでも2in1についてはいろいろと書いていますが、zigsowならではのレビューを書いてゆきたいと思います。
付属品は、ACアダプター&電源ケーブル、USB type-C ⇔ USB A(3.1対応?)変換ケーブル、そしてアクティブペンです。他に説明書などと、デルアンバサダー関連のモニター要綱、返却時の内容物チェックリスト、Windows初期化方法の説明書、ヤマト運輸の着払い伝票などでした。
いきなりレビュー期間中で最も使用しなかったテントモードの写真ですが、2in1はそれなりに面白かったです。最もよく使ったのは当然ながら普通のPCモードですが、キーボードを使用しない、タッチパネル操作だけで使用できるアプリを使用している場合は、スタンドモードやタブレットモードもうまく使い分けることができました。
写真は省略しますが、入出力ポートは豊富とはいいがたい感じです。USB Aタイプのポートはなく、USB type-Cが2ポート(うち1ポートはThunderbolt対応)です。あとはイヤホン端子とかmicroSDスロット(SDカード対応でないのがこれまた残念..)
地味に便利だったのは、電源OFF時でも反応する電池残量確認スイッチでした。
手持ちのPCとの比較
手持ちのPCとの比較として、JumperのEZBook Airと比較してみました。
EZBook Airを使っている人はほとんどいないと思いますが、Atom x5-Z8300の10.8インチFullHDのノートPCです。2016年頃に入手しました。
外形サイズはXPS 13 2in1のほうがやや大きいですが、ほぼ同じです。
底面の比較写真のほうがより分かりやすいかもしれません。
XPS 13 2in1は、滑り止めの横長のゴムが2本入っていて、確かに滑りにくいです。
中央の蓋のようなものは、中にメモリモジュールが入っているというようなことはなく、なにか技適のような表示がいろいろ書かれていました。
PCモードで画面を比較してみました。
EZBook Airのキーボード部分が見切れてしまっていますが、ほぼ同じサイズの画面フレームに、13インチの画面を押し込んでいるのはすごいなと思いました。この写真ではわかりにくいですが、発色もXPS 13 2in1のほうが優れていました。
各パーツのこだわり
XPS 13 2in1は結構各パーツ部分にもこだわって作っているようで、1か月ほど使っているうちにかなり気に入ってしまいました。zigsowに書いた日記でも、『返却するのが惜しかった』とコメント書いていただいた方がいましたが、まさにその通りだなと思いました。
アルミブロックから削り出したらしい天板&底板
デルの座談会に参加された方のBlogなどを読む限り、このXPS 13 2in1の天板と底板はアルミの分厚い板からCNCで削り出したらしいです。
その分やや重めなのですが剛性感もかなり高いです。
見た目は金属筐体ですが、フレームは樹脂で表面に薄いアルミ板を張り付けているEBook airとは剛性感がかなり異なりますが、その分EZBook Airは1kg未満の重量となっていますので、こちらは安いなりに特色を出した構造とも言えます。
カーボンファイバー素材のパームレスト
これまた座談会情報ですが、カーボンの板から削り出し、表面にシリコンコーティングを施したらしいキーボードフレーム&パームレストです。
これが絶妙というかなんかずっと触っていたくなるような不思議な触感です。
キートップを含め、キーボード部分は光ります(強/弱/OFFの3段階切り替え)。
モニター期間の途中、あえて脂っぽい手で触ってみたりもしましたが、シリコンコーティングの効果なのかウェットティシュなどでふき取ると簡単に油汚れも落ちました。
タッチパッドもとても触感が良くて気に入っています。マルチタッチ/ジェスチャー対応です。
アクティブペンを使ってみて
モニター機にはアクティブペンが付属していたので、ものは試しと使ってみました。
もちろん絵心はないので落書きレベルです。絵師と言われる方のようなレビューは僕には不可能です。
最初はデジカメで撮ったメモ用のJPEG画像にgimpを使ってペンでコメント書き込んでいました。
これだと解像度の高いJPEGに直接コメントを書き込めるので、字は汚くても写真自体はきれいなのですが、とても面倒だなというのが実感でした。20枚くらいコメントを書き込んで嫌になってきました。
そこで、Windows Inkの機能? 画面のスクリーンキャプチャに直接ペンでコメントを書き込む機能を使ってみました。これがものぐさな僕には結構合っていたようです。XPS 13 2in1はスクリーン解像度が3200×1800なのでスクリーンキャプチャも結構高画質で、メモ用途なら十分だなと感じました。
下の写真は、外面を180度開いてメモを書き込んでいます。すこし画面が遠くなるのですが、メモ書き込み位jの安定感はあるので、最後の頃はこんな感じでペンを使っていました。
ちょっとしたトラブル
手持ちにUSB PD対応のUSB Type-C ⇒ USB3.1 2ポートのUSBハブがあったので、XPS 13 2in1で使っていました。
最初はエラーもなく使っていたのですが、ある日XPS 13 2in1の電源を入れたところこんな感じのエラー画面が..。
モニター規約により、モニター期間中に故障した場合はモニターが費用負担(修理or買取?)なので、『変なUSBハブをつないだから故障したのか?』と思ってとても驚きました。
全文英語ですがよくよく読んでみると、『このPCには30W以上の出力のアダプターをつないでね。今使っているアダプターは30W出力に対応してないよ...。BIOS設定でこのメッセージを表示しないようにすることもできるよ。』というような内容でした。
要するにUSBハブが30W非対応ということだったようです。
[2018/11/21] 接続図追加
文章だけではわかりにくいかと思ったので簡単な接続図を追加しました。
通常は下図のような接続で、この場合は起動時の英語ワーニング画面は表示されませんでした。
USBポートを節約しようとして、XPS 13 2in1と付属のACアダプターとの間にUSB PD対応のUSBハブ(Lumsingの「変換アダプタ Type-C to USB3.0 2ポート / PDアダプタ 20cm」)を接続した場合にワーニング画面が表示されたということです。
この Lumsing の USBハブはAmazonで購入したのですが、対応W数については特に記載がなかったと思います。2016頃でUSB type-C対応機器が本当に出始めたころだったと思うので、この頃は対応W数についてはあまり意識されていなかったのかもしれませんね。
zigsowからみで
モニター期間中はあまり音楽を再生させる機会がなかったのですが、いちおうハイレゾ音源なども再生させたことはあります。
スピーカーは、大きな音も出ますが、結構早めに音が歪始めるので、音楽的には静かめのBGM程度が精いっぱいのような気がします。
ヘッドホン出力は、せっかくなのでこの前レビューしたKlipschのR5 neckbandを使ってみました。
ただモニター期間中に利用した飛行機はbluetooth使用禁止だったので、ホテルなどの限られたシーンでのみの使用でした。XPS 13 2in1がaptX対応かどうかはわかりませんでした..。
いちおうMDR-1RNCも使ってはみたのですが、大きいので出張用の荷物には入れられませんでした。
イヤホン端子の音は、僕の駄耳で聞く限り悪くはないですが、特筆すべきものもなかったかな..。と思いました。
さいごに
モニター期間の最後は、指定日必着でPCを返送する必要があるのであまりぎりぎりに送ると心臓によくないです。この返却の数日前から風邪をこじらせて大変な目に遭いました。
風邪を引いて医者に行った後にモニター体験のBlogを更新して、Windows初期化を行って、ヤマトの営業所にPC持ち込みという...。くれぐれも早めの行動が肝心だなと思いました。
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購入金額
0円
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購入日
2018年11月13日
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購入場所
デルアンバサダー XPS体験モニター
タコシーさん
2018/11/14
計器に影響するとか?ですか...
実際のところどうなんでしょうね
この間乗ったのはWi-Fiが使えますとか売り文句でしたが、実際は機内だけでした
もう...JALだったかANAだったか...
Wi-Fi使えるなら携帯やビデオカメラもOKだと思うんですよね
このあたりは運輸省もハッキリしてほしい物ですね
aPieceOfSomethingさん
2018/11/14
機内でWifiyやbluetoothが使用可能な飛行機もあるのですが、今回の出張で利用した機体では使用不可でした。
飛行機の型名?によって可不可が決まっているようです。
何故利用できない飛行機があるのか、未確認なだけなのか実際に影響があるのか確かによくわからないですね。
プレカリアート真面目明さん
2019/01/07
オレには無理、マジで怖いなと思いました。
その反面、DELLを愛する人っていっぱいいるんだなあと感動しました。
お疲れ様です。
aPieceOfSomethingさん
2019/01/07
今年もよろしくお願いします。
異常が発生したら自己負担という文書を目の前にすると、windowsの更新もスルーしたくなります。最近は機種によっては起動できなくなるというニュースも聞きますし。
ましてやBIOSアップデートなんて、いくらしつこく通知されても更新する気にはなれません。
テスト機は初期化して返却するのですが、それでいつもupdateの通知がうるさいのかもしれません。