以前本体を3,980円という圧倒的な安値で購入して愛用していたカラーページプリンター、Lexmark C544dnの調子が悪くなってきました。
動作自体は正常なのですが、印刷結果が悲惨なのです。一応取り外し可能な範囲はきちんと掃除をしてみたのですが、定着ユニットの問題のようで改善されませんでした。こんな感じです。
一部のインクは一度空になって入れ替えたので、インク代が惜しいという気もしたのですが、この状態では印刷物として使い物になりませんので諦めることにしました。
代替機に求める要素としては、
・レーザープリンター(またはLEDプリンター)
・カラー対応
・自動両面印刷対応
・有線/無線LAN対応(出来れば両方)
・とにかく安いもの
という程度です。
もっとも、C544dnは500MHzのCPUはともかく、メモリーを標準搭載の128MBに加え512MB増設して、計640MBとしていましたので、何も考えずにジョブひたすらを送っておけば無事に印刷されるという快適さがありました。さすがに格安のカラーレーザプリンターを買ったところで、これまでと同じ水準の快適さは得られないであろう事は覚悟しておく必要があります。
NTT-Xストア辺りではある程度安いものは用意されているのですが、仕事用の文書出力にも使いますので、出来れば今日中に設置を終えて明日の仕事で使う文書も印刷したかったため、最寄りのケーズデンキに出向きました。そこで用意されていた条件を満たす格安品はこの1機種だけだったため、これで即決です。
ブラザーのレーザープリンターは筐体が小さいというイメージがあったのですが、さすがに両面印刷対応カラーページプリンターともなると結構な体積です。今まで使っていたC544dnは寸法が 400×424×292mm、今度のHL-3170CDWが410×465×240mmとなっていて、体積に思ったほどの差はありませんでした。
箱に取り出し方まできちんと印刷されていて、この辺りはブラザーらしさが出ています。もっとも、2人がかりで取り出すように指示されていますが、本体重量が17.7Kg程度のプリンターですから1人で充分でしょう。ちなみにC544dnは約21Kgとのことですから、ある程度は軽量化されています。
マニュアル類と本体を取り出したところです。設置ガイドやソフトウェアを収録したCD-ROMが添付されていますが、どちらも出番はなさそうです。
本体の各所を止めているテープ類を剥がし、トナーカートリッジを保護しているプラスチック製バンドを取り外します。シート上の保護材なども「REMOVE」と大きく印刷されているので、外しておく必要があると一目瞭然です。
一通りの取り外し・組み込みが終わり用紙をカセットに入れようとしたのですが…。
カセットの中にかなり大きな乾燥剤がテープ止めされていました。当然これも剥がす必要があります。
後はネットワークに接続してドライバーやサポートソフトを導入します。今回はC544dnで使っていたLANケーブルをそのまま接続して、有線LAN接続でセットアップしています。
機能は充分。性能は多くを望まない方が良い
取り敢えず設置が終わり、テストがてら明日使う予定の書類を印刷してみたところ、無事自動両面印刷が実行されました。機構的な動作やセットアップに問題は無いようです。
印刷品質については、印刷した書類がごく普通の文書であり、画質などについて言及できるものではありませんので、特に触れません。まあ、写真の印刷であればインクジェットプリンター(Canon PiXUS MG6230)を使いますので、このプリンターに求めるカラー品質はせいぜい色付きのフォントやMicrosoft Office内で使われているオブジェクトの印刷に耐え得るものであればいいという程度ですから、その程度であれば充分のように思います。
ただ、やはり128MBというメモリー量は少々心許ありません。実はHL-3170CDWには割合頻繁にファームウェアアップデートがリリースされていたのですが、セットアップ完了後にアップデーターを実行しようとしたところ、空きメモリー不足で実行エラーとなってしまったのです。一度電源を落として起動直後に実行することで、アップデートは出来ましたが…。
また、印刷ジョブを送った後の反応速度も、C544dnよりはやはり数テンポ遅れます。私の場合はそれほど大量印刷をすることがありませんので許容範囲ではありますが、これを大量印刷で使おうとすると結構なストレスとなる可能性があります。
地元で入手可能な両面印刷対応カラーページプリンターで、しかも格安という条件を満たしてくれるありがたい製品ではありますが、あくまでローエンドモデルであるということは頭に入れておく必要があるでしょう。せめてメモリー増設には対応していて欲しかったところではありますが、それもこのクラスのプリンターに求めるのは酷というものですね。
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購入金額
17,500円
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購入日
2018年11月08日
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購入場所
ケーズデンキ
kensanさん
2018/11/08
よほど大量印刷されるのですね。最近はペーパーレスで事務所のカラーレーザーもほとんど使用していません♪
jive9821さん
2018/11/08
ページプリンターを使う理由は量よりは快適性の問題ですね。インクジェットもかなり進歩はしましたが、両面印刷などを頻繁に使ったときの快適性にはまだ結構な差がありますので…。
私も自分自身で使うだけなら、長年使っているモノクロモデルのHL-2170W(とインクジェット)だけで充分なのですが、相手のある仕事ではどうしてもそこそこ質の高い両面印刷の書類が必要となってきますので、買い換えざるを得ませんでした。