先日ご紹介した「君死にたもう流星群」。

久しぶりに「仕事」と「娯楽」の観点以外で本を読んだ。

この年になると、なかなか「アウトプットするための参考資料」か、「単純娯楽のための本」以外を読めていないのだが、これは久々に自分の考え方を動かす、胸が熱くなる作品だった。

特に主人公大地の考え方が、自分に近い部分がある気がして、親近感を持ったのかもしれない。

そんなこの作品、1巻単発でも一応の小結着はついているのだが、そもそものストーリー的な課題である「人工衛星テロで死んだ星乃を救う」という点では、「その時点」に達しておらず、課題が残ったままの決着だった。

そして、第1巻が好調だったのを受けて？無事第2巻が出ることになったのだが、 そのときに「『君死にたもう流星群』帯コメント大賞」というものが開催された。これは読者より推薦コメントを募集し、新刊の帯に載せるというもので、優秀作30名とそこから実際に帯に載せるコメントになる最優秀作品を選ぶというコンテスト（2018年8月20日〆切）。

そこで優秀作に選ばれたら、副賞として「（小説挿絵担当の）珈琲貴族先生が描かれたイラストのオリジナルクリアファイル」がいただけるとのことだった。

そして、（実際に帯に掲載された4コメントにはなれなかったが）優秀作に選ばれて、いただいたのがこのクリアファイル。

選出連絡と副賞

「コスパ」を口癖に要領が良い生き方を選んでいた少年が、時を超えて最期のメッセージを届けた少女を救うべく、全てを捨てて過去に跳ぶ。

まだ心が柔らかかった時代を懐かしく想い出しました。

これは進路に迷っている人、自分の夢を忘れてしまった人に読んでもらいたいと思える作品でした。

この物語に出逢えて良かったな。

まだ、遅くはないんだ。

星降る夜空を見上げる星乃。

MF文庫J 編集部ブログ：第２巻発売記念・『君死にたもう流星群』帯コメント大賞結果発表