SONYのICレコーダーICD-UX523F
2012年に購入後、しばらく稼働率は低かったものの、この2年ほどの間は、ほぼ毎日6時間近くの「ラジコプレミアム」をライン録音して、それをチャプターサーチを駆使しつつ2時間ほどで楽しむという用途で酷使しておりました。
ICメモリーにくたびれが出たのが理由か、河川敷を歩きながらの操作中に不注意から落下させてしまうのが理由なのか、判断が付きかねますが、この数週間で 動作が不安定な状態です。
筐体のボタンと、内部ボタンの間に不都合があるのか? 異物が混入しているのか? と考えて
分解してみました。
銅箔のアースラインを見て、きっと中華製の安価な製品には見られない構造だろうな とか
サイドのスライドスイッチと、基盤スイッチとの位置的・構造的な設計が素晴らしく、再組み立て時にさほど神経を使う必要がないことを 確認したので
次もソニー製品を買おうと 決めました。
因みに 内部の汚れを取り除き、静電気拡散ブラシで清掃した後 組み立て
ICメモリー部のフォーマットを行いましたところ
現在のところ、正常な動作を取り戻しております。
でも、ICレコーダーが無いと、私の日々の暮らしの品質が著しく落ちてしまうので、
Amazonで代替え機を探しました
選んだ理由
SONYの後継機は ICD-PX470が それに相当すると思われます
Amazonでの販売価格は7000円前後
ライン録音可能 PCM録音可能 FMチューナー内蔵 ダイレクトUSB端子 ステレオマイク
MicroUSBスロットあり
ほぼ同じスペックながら ワイドFMに対応 液晶表示がモダナイズ 液晶バックライト省略
でも付属品のラインケーブルやステレオイヤホンは必要ないな〜 と検索を進めていると
この4437円のICレコーダーにたどり着いたんです。
内蔵4GBメモリー ライン録音可能 これで十分だと思った
リニアPCM録音不可 FMラジオ無し 使わない
イヤホン ラインケーブル無し 必要ない
4,000円と7,000円の差額 に ラジオチューナーとイヤホンとラインケーブルが含まれているなら
願ったり叶ったり 音が良ければそれでよし
ボタンの数や位置が違うけど、慣れれば大丈夫だろう 却って使いやすいかもしれん
そう考えました
しか〜し
これは ボイスレコーダーだった! ICレコーダーとは呼べない
異なる基盤が内蔵されているようで、赤のライン入力端子・緑のイヤホン端子の位置が左右逆です
マイクは当該機種はモノラルマイク ICD-UX523Fはステレオマイクです
ICD-UX523Fに備わるドット式の入力レベルメーターは未装備
ICレコーダーとしての性能を探るべく、ラジコプレミアム、iTunesなどをiMacのイヤホン端子から出力する形で 録音〜再生してみました。
あかん! これは使い物にならん!
録音時に液晶パネルにはレベルメーターが出ません。
でも、何度か試し録りをして出力側で適正値を探れば良い そう考えていました
しかし普通のステレオミニプラグケーブルでは、過大入力で音が歪むか、レベルが低すぎると判断されて録音停止になるか そのどちらか という始末
WEB情報では、抵抗入りケーブルを使うことで不満が解消されるということですが
ほんとかな〜? 内蔵されているであろうノイズ対策ソフトが、音の大小と共にノイズ自体の音量や質を変えているようにも聞こえるし、レベルだけの問題では解決しないような気がします。
そこで、レコーダーをiMacとUSBケーブルで繋いで、音楽ファイルを転送して、
2台の音質差を比較することにしました。
そこには、「ケーブルを吟味しても意味がないよ」という答えがありました。
とにかく音が悪い
ICD-UX523Fの音をFMラジオだとすると、ICD-PX240のそれはAMラジオ並みと断言します
ライン録音すると音声はステレオ記録されるのが まだ救いですが、音自体がほんとに悪いんです
それに
ICD-UX523Fだと、ライン録音中に、曲間やCM区切りで、自動的にチャプターが作られるので
再生中に不必要なファイルを飛ばすことができます
ICD-PX240には自動チャプター機能自体が無い
また早送りボタンで進める、または戻す秒数を任意で設定(秒単位・分単位)できるのに
ICD-PX240は、5秒固定で不便極まりない
音調を上ずらせずに早聞き、遅聞きするICレコーダー特有の機能は両者ともに備わるものの
ICD-PX240では、ワンボタンでの直感的操作を拒む設計です
ボタンの少なさが生んだ副産物かもしれません。
アルカリ電池(充電池対応・USBケーブルで充電可能)の蓋は脱落しにくい良い設計でした
液晶パネルにバックライトが未装備なので深夜ウォーキング時には不便を感じてます
少し大きくて 少し重たいのは 気になりません。
早聞きのしにくさも 価格を考えると考慮すべきポイントだと理解してます
でもね、自動チャプター機能が無いこと
早送り・巻き戻し量を設定できないこと
なにより
音自体が悪い 音楽プレーヤーとして完全に落第してます
ボイスレコーダーとして なら及第点
ボイスレコーダーとしてなら 問題ありません ふつ〜に使えます
でもね
ライン入力端子があるだけに 恨み言を書かなければなりません
リニアPCM録音ができないことはカタログで理解できました
でもmp3録音は192まで対応していると書いてあったし、期待するじゃないですか
幸いなことにICD-UX523Fの調子がもどっておりますので、これは非常用に待機させておきます
そして いよいよICD-UX523Fが完全にダメになったら
470番か560番を買いますわ。
高くなると言っても どちらも1万円以下
毎日 毎晩 使うので 自分のQOLを維持することを考えると 安い投資だと
再度 自分に言い聞かせております
安物買いの銭失い をしてしまった。 ひじょ〜に後悔しております
どうでも良いことかもしれませんが
ICD-UX523Fなら、ファイル名に「たまむすび」とか「つボイノリオ」を反映できます。
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購入金額
4,437円
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購入日
2018年10月03日
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購入場所
Amazon
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