レビューメディア「ジグソー」

NVMe M.2 SSDをUSB 3.1 Type-C Gen2に変換するSSDケース

SATA SSDは、2.5inch SSD/HDDケースに入れて、手軽にPCに接続できるのですが、NVMe SSDは、PCI ExpressカードのアダプタでPCのPCI Expressバスに挿さないと、読み書きできませんでした。

SATA仕様を超える速度で読み書きできるのは良いのですが、デスクトップPCの側板を外して、都度、PCI Expressも挿すのも面倒です。

 

秋葉原で、NVMe M.2 SSDが入れられるSSDケースを探していました。
SATA仕様の M.2 SSDをUSB接続できるSSDケースは、2,000円台から販売されているのですが、NVMeタイプのSSDが使えるものは見つけることが出来ませんでした。

 

某Webサイトで、"NVMe SSDが超高速USBストレージに、手軽に1GB/s超が可能な外付けケースを試す"という記事を見て、秋葉原で入手できるようになったことが判明したのですが、最近忙しくて秋葉原に寄れる時間帯に退社できないので、amazonを見てみると、記事で紹介のあった、AOK-M2NVME-U31G2に酷似し、より安価な USB3.1 NVMe SSD エンクロージャを見つけました。
しかも、変換チップも同じJmicron JMS583を搭載しています。

 

この商品は、NVMeタイプに対応していますが、逆にSATAタイプには対応していないので注意が必要です。

取り敢えず、注文してみました。


注文時には、翌日出荷と表示されたので、直ぐに入手できると考えていました。


記載通り、注文の翌日には、出荷されていたのですが、amazonサイトで確認すると、着荷予定日は出荷から1週間~2週間で表示されるので、おかしいなと思ったら、どうも中国の現地メーカー(販売会社?)からの出荷が翌日だったようです。

amazonで、問い合わせ伝票番号を入手してトレースしてみると、

日本で9月21日の15時頃に発注し、amazonでは、9月22日に出荷済となっていました。

しかし、中国を出たのは発注から5日後の9月26日で、結局自宅に着荷したのは、9月30日でした。

中国といっても広いので、中国の郵便局が受け付けたのが、発注から3日後です。

こんなものなのかもしれません。


amazonでは、casualcatch USB3.1 M.2 NVME ケース hdd TYPE-C GEN2 ハードドライブエンクロージャーと記載されていました。

 

パッケージは、茶団のパッケージに小さなシールで、USB 3.1 Type-C TO NVMEとBlack(同形状のシルバーもラインアップされている)が記載されていました。

 

付属品は、本体を含め、以下のようなものです。

水色のシールは、放熱用と思われますが、マニュアルが同梱されていないため、分かりません。

サイズとしては、M.2 SSD 2280迄の対応なので、125mm(W) X 40mm(H) X 10mmと一寸厚めですが、2.5inch SSDと比較すると充分にコンパクトです。

2.5インチ SSDと比較すると以下のようになります。

端子は、USB Type-C x1のみで、バスパワーで動作します。端子面には、パワーインジケータとして、Blue LEDが搭載されています。

反対側は、ケース内の基盤固定用のネジが2つあるものです。

取り付けのために、分解してみると、

某サイトで紹介されていたものと比較して、若干基板の長さが若干長くなっているのではないかと思います。

基板自体は、以下のようになります。裏面にも若干のパーツが載っています。

デバイスマネージャーでは、ITHOO Tech SCSI Disk Deviceと表示されます。

ITHOO TechのOEMのようです。

手持ちで、ストックのNVMe SSDは、Samsung 960EVO 250GB と、Samsung SM961 512GB(960 PRO相当)があったので、試してみました。

搭載したSSDは、本来シーケンシャルリードで3GB/sec程度の速度なのですが、USB 3.1 Gen2の仕様である、10Gbpsで頭打ちとなります。

 

最初に、Samsung 960EVO 250GBモデルです。

続いて、Samsung SM961 512GBモデルです。

本来の NVMeの速度は出ませんが、それでも、SATA SSDを、USB 3.1 Gen2対応SSDケースに入れるより、倍近く高速に読み書きができます。
当面、Samsung SM961を搭載して、512GB 高速SSDとして使って行きたいと考えています。

Disk Infoを見てみると、UASP(NVME)で接続されているようです。

デスクトップPCや、VAIO S11で、Type-C Gen2の恩恵にあずかれそうです。

 

ちなみに、このケースに付属のケーブルで、USB 3.1 Gen1、つまり仕様上は5Gbpsなので、SATA 3の6Gbpsより少し遅い端子(USB 3.1 Type-A)に繋いでみました。

これでも、SATA並みの速度は出るようです。

  • 購入金額

    3,378円

  • 購入日

    2018年09月21日

  • 購入場所

    amazon

17人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • kaerkiさん

    2018/10/03

    もうUSBメモリぽく使えますね。
  • Picardさん

    2018/10/03

    kaerkiさん コメントありがとう母材ます。

    USBメモリとしては、まだまだ大きいですが、512GBという大容量と超高速読み書きができるので、使い勝手は良さそうですが、熱には注意です。
    DiskMarkを走らせただけで、62℃まで上がったので、大容量ファイルではなく、小さなサイズのファイルを頻繁に読み書きする使い方が良いかもしれません。

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