オーディオインターフェースをecho digital audio LAYLA 24/96からMOTU 1296にグレードアップした差に、困ったのがLAYLA 24/96の入出力が6.3mm径のPHONE端子であったのに対して、MOTU 1296はXLR 3pinのバランス入出力となってしまったということです。
▲1296の端子部。入力端子がXLR 3pinメス、出力端子がXLR 3pinオス形状
当然そのままでは信号の入出力が一切出来なくなってしまいますので、XLR端子の入出力を用意しなければいけません。
しかも、このオーディオインターフェースは、通常のオーディオ機器からの取込を主な目的として使っているものですから、これらはアンバランスのRCA端子が接続相手となります。
そうなると手っ取り早い手段はRCA-XLRの変換ケーブルを用意することです。しかし、オーディオ機器とPCの設置位置の関係から、このケーブルには最低でも5m以上の長さが必要です。それでいてケーブルの質にもこだわってしまうと、ケーブル代だけでもかなりかさんでしまいます。再生・録音にそれぞれ別形状のケーブルが必要ですし…。
そこで暫定的な手段として考えたのが、今までLAYLA 24/96で使っていたRCA-PHONEケーブルのPHONE端子側にPHONE-XLR変換アダプターをかぶせて、取り敢えず対応させるという方法でした。
現時点で使っているこのケーブルはCLASSIC PRO製のものということもあり、変換アダプターもそれに合わせてCLASSIC PRO製を選択しています。
同種の他製品よりも安いことが魅力
PCとの入出力にはL/R各1chだけあれば用は足りるのですが、念のため4個(2ペア)購入しておきました。
率直に言えば、他社の同種製品を使ったことがありませんので、品質がどの程度の水準にあるのかなどについては判断できません。
少なくともしばらくMOTU 1296で使っている内に、AudioWireケーブルや電源の入れ替えは行っていて、その都度明確に音質差を表現することが出来ていたわけですから、品質は十分に備わっていると判断できます。
成型精度や組み立てもそれほど悪いものではなく、値段からすれば十分に満足いくだけの品質を持った製品といえます。とはいえ、本当に音質を重視するのであれば、ケーブル自体がCLASSIC PRO製の格安品で、その上に変換アダプターをさらに重ねるという行為自体がお世辞にも褒められはしませんし…。
あくまで予算枠がないが故の応急手当ともいえる方法でしたが、これで十分音質的な満足度は上がっています。
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購入金額
432円
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購入日
2018年07月05日
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購入場所
サウンドハウス
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