この中で読みたい本が2,3冊あったんです。
本は見つけたときに買う主義です。よほど損な買い方でなければですが。
本自体は全部で 1円、送料が1,300円でした。36冊あったので1冊あたり36円くらいです。
送料は、佐川の定価の料金表よりわずかに安く、全国一律と設定しているので良心的です。
たぶん、ブックオフへ行けば108円コーナーに並ぶ本ばかりです。相当古い、1990年代発刊のも含まれていますが、必ずしも新しくなくてもいい種類の本が多い箱を選んだつもりなので、あまり気になりません。
本の状態はわるくありません。
目的の2.3冊以外を読まなければ高いモノについてしまいそうですが、そんなことはありません。中にはちょっと気になる本やタイトルもあったりして、楽しめそうかなと思ったわけです。
パラパラと開いてみて気に入らなければ、そのへんに積んで置くかそれ以上読まないで処分なり売りに行くなり誰かに差し上げるなりすればよいし。
実際、商品写真で気づかなかったけれど、届いてみてこれは読みたいと思える本を発見できたりしたし。
そんな、本の背だけが見える福袋的買い物でした。
それにしても、近年の本の価値の暴落ぶりと言ったら、お得感どころか残念な感じすらします。
今回この出品者は、同様の箱を800箱くらい出品していて、よほど倉庫で扱いに困っているのかと思われます。もし出品者が利益として送料でマージンをとっていたとしても、せいぜい400-500円くらいかと思われます。
これらが1冊36円というのは、もはや著作物とかそういう扱いではないのですね。
そうなると、本当に必要としている人に届かないまま古紙にまわってしまう可能性もあるわけでもったいないです。
また、Amazonの古本は、1冊1円、送料350円などというのが多くあります。今回の箱買い古本と同じ流通レベルですね(書名を検索して買える分まだましかも)。そうかと思うと電子版はかなりの旧版でも新本の定価からほんの少し安いだけだったりして、価格設定とそのお金の回り方がおかしい気もします。
著作物というか、モノではなくそこに乗った情報に重点がある本という媒体を 一般消費材と同じ土俵で流通させるからおかしくなるんだとか問題提起もされるけど、事態が好転しているとは思えません。
いや、部分的な進化はあるのかもしれません。
たとえば、作品を無料で配信して、投げ銭で対価を得ている人もいたりしますね。
それならと、古本で買った本の作者に投げ銭したくなったとしても方法がありません。
だれか考えてくれないかな。
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購入金額
1,301円
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購入日
2018年08月10日
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購入場所
ヤフオク・cw20160615
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