半世紀前の米国フィルコフォード製の家庭用クーラー
32年前に居間をリフォームした時に、廃棄される運命だったのですが、冷房能力は活きていたこと
室外機一体型構造なので、移設が簡単だったこともあり
そのまま普段は使わない部屋に移設しました。
その10年後に その横に三菱の冷房専用機を設置しております。
この度、その三菱エアコンを刷新するにあたり、まとめて廃棄することを決断したので
その前に 記念のモチモノ登録を行います。
ミッドセンチュリーモダン
隠しパネルの中
左は外気導入と内気循環の切り替え 右は温度調整ダイヤル
プッシュボタンは オフ 送風弱・強 冷房弱・強の 切り替え
このモデルの上級機にはスイングルーバーが装備されていたようです
この仕組、ボタンの並びは 昭和のカーエアコンを彷彿とさせるものです
フロントパネルは 昭和懐かしの木目調
これが欲しいという方もおられるはず 但し、いや、もちろん樹脂製でございます。
リモコンはありません
とにかく よく冷えた
50年前
今は世界に誇る日本製ですが
当時は キャデラックもマスタングも日本のあこがれ
冷蔵庫も掃除機もGEが日本製より高性能だったかもしれません。
もちろん同じ家で比較したわけではありませんが、とにかくよく冷えました
8畳2間を余裕で冷やすことが出来ました。
来客が皆さん驚かれていたことを思い出します。
室外機と一体型で、家屋の外にそれがはみ出る形で設置するのですが
ドレンプラグが存在しません。
冷房時に発生する水分は、内部の熱を利用して蒸発させる仕組み。
今の家庭用冷蔵庫にもドレンパンは存在しませんが、それを先取りしてたのでしょうか。
5リットルV8エンジンのそれのように、電気代は高かったのかもしれませんが、今となってはそれを知るすべもありません。
古き良き米国 ミッドセンチュリーモダンの香り漂う フィルコフォードのクーラーでした。
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購入金額
0円
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購入日
1968年頃
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購入場所
高島屋
いぐなっちさん
2018/05/20
フェレンギさん
2018/05/20