自転車に乗る人向けに製作されたバックを起点に、メッセンジャーバッグやバックパック、アパレルなどを手がけるメーカー「Chrome Industries」。サイクリストに使いやすい機能(頑丈・防水・防汚など)を実現しながら、比較的シックな色使いのものが多く、一部はビジネスシーンで使ってもさほどに違和感がない(特にPCバッグ、トラベルバッグ系)。
そのバッグは原則として(シリーズによって採用されない機能あり)
・WEATHERPROOF 1050~1680デニールのナイロン外装
・圧縮成型EVA素材バックパネル
・アタッチメント取付可能なショルダーストラップ
・WEATHERPROOFウレタンコーティングYKKジッパー
・シートベルト素材のベルト
・シートベルトクロージャー
などを備え、ガンガン使い倒しても長持ちし、雨の中でも走らなければならないメッセンジャーの強い味方という製品群。
特に外で使うことを前提にした商品群のため、防水に関しては細かく規定があり、3種類の防水グレードがある(↓)。
■WATER RESISTANT
都市部での通常使用時に考えられる突然の雨や風から荷物を守る耐水性能を備える
■WEATHER PROOF
いかなる天候においても、大切な荷物を守る防水性能を誇る
■WATER PROOF
メインのバッグ部分や仕切りが溶着加工され、水の浸入を遮断した完全防水仕様
そんな性能を持つバッグの一つを購入した。
目的は、小旅行用。実家への帰省や泊まりのイベントに出かける際に、今まではビジネスバッグを最大幅にして、それに着替えなどを詰め込んで移動していたが、ビジネスバッグではPC程度の大きさのもの迄は対応できるが、それ以上になると上手く入れることが出来ず、別の手提げを用意するはめになったり、実家との間で大判の本を持ち運んだり、イベントでパンフレットを持ち運ぶ際に、大きさが足りず、どうしても端が折れ曲がったりする危険性があった。
そこで、
・防水
・B4サイズの映画パンフなどをしまうことが出来るポケット
・1~2泊分の下着や1着の換え上着、傘や洗顔道具などの収納
・背中に背負える/肩掛け出来る形状
という条件でバッグ売り場を彷徨っていて見つけたのがこれ。
「CHROME YALTA 2.0 ASPHALT」
「YALTA」は、CHROMEの製品ラインアップ中、屈指の人気商品らしいが、これはそのモデルチェンジ版。そのため「2.0」と付いているわけ(ヴァージョン2.0とか、エディション2.0と言う意味なのだと)。
「YALTA」シリーズの特徴としては、
・耐水性はWEATHER PROOFクラス(防水)
・背中側にアクセスが容易なサイドジッパー付きコンパートメント
・コンパートメント内にラップトップポケット内蔵(15インチMacbookまで収納可能)
・全天候対応ロールトップデザインによる大容量
・アウターには耐摩耗性・耐引裂性に優れた1000デニールクラスのナイロン素材採用
という感じ。
「YALTA」シリーズには、素の「YALTA 2.0」と、日中は黒く見える夜光テープを装備して夜間の使用での視認性を上げた「YALTA 2.0 NIGHT」、そして表面処理をアスファルトカラーとした「YALTA 2.0 ASPHALT」がある(別に500×200デニールの軽量ナイロンを使って軽量化した「YALTA 2.0 WELTERWEIGHT」もあるが、「YALTA」シリーズと比べるとヘヴィデューティーさでは劣る)。
今回入手したのは、シックな色合いが背広で背負っても大きな違和感はない「YALTA 2.0 ASPHALT」(さすがに顧客訪問までは出来ないがw)。
使ってみると、
・重量は1.3kgと軽くはないのに、背負ったときのバランスが良く、重さを感じない構造
・背側のコンパートメントは(段ボールなどのあて紙をすれば)パンフのカドなどを護る
・ロールタイプの口は、かなり容量を増やすことが出来る(そのときの外見の不格好さは別として)
・メイン収納部は、特に防水性の高いターポリン素材で、超絶防水性
と使いやすい。最近は会社から直接旅行に行くとき以外は、帰省も含めて全てこのバックパックを使っているほど気に入っている。
CHROME伝統のシートベルトバックルではないが、簡単に、かつ、しっかりと留められる口金
ただ、使って解る不便な点も少々。
・メイン収納部はカンペキな防水性だが、豪雨時は後ろのポケットはジッパー部から浸水する
・底に比べて口が少し絞ってあるデザインなので、ものが探しづらい
・サイドアクセスコンパートメントはポケット部以外はものの固定が出来ない
・(美点でもあるが)細かい仕切りやポケットがないので、小物は下に沈んで取りづらい
中は単なるターポリン素材の袋で、口がやや狭いので、ものは探しづらい
メイン部に仕切りがないためよく使う後ろのポケット部だが、ここのジッパー部は防水ではない
ただ、インナーケースを使う等工夫すれば全てOKなので、当面泊まり以上の移動はコレかな。
⇒あまりに気に入ったので、日帰りの外出用にショルダーバッグでも手に入れようかと。
【仕様】
容量:30リットル
サイズ(cm):幅34×高さ53×マチ19
重量:1.3kg
基本使いやすいが、イマイチな部分もある
大容量であることと、平らなものを入れやすいサイドアクセスの背側のコンパートメントは、もの凄く使いやすいが、メイン収納部が完全に1つの大袋状態で、深すぎてものが探しづらく「仕分け」が出来ないこと。
また、「防水(WEATHER PROOF)」を謳っているが、後ろの外側ポケットのジッパー周りは無防備なので、防水機能も「完全」とは言えない。こっちはポケットのジッパーにかぶせ蓋があるだけで劇的に改善すると思うと、オシイ...
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購入金額
15,120円
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購入日
2017年頃
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購入場所
VIVRE
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