レビューメディア「ジグソー」

脳を活性化させたいときのイス。

【2018/07/25 追記】-------------

 

ギシギシいいはじめたので、油を注した

中古で入手、使用開始後約5ヶ月経って いつのまにか座からギシギシ音がするようになったので、注油しました。座のどこから音がしているのかわからないので、見当を付けて1ヶ所ずつ原因と思われる点をを消去していきます。原因が特定できないうちに、やみくもに油を注すのは良くない気がします。


このイスは座や背がたわむ構造になっているので、たわむ部分どうしやと固定された部分と合わさる部位で音が発生している可能性が高いです。

はじめ、座裏のカバーをとめているネジの増し締めをしましたが、改善しませんでした。

次に座を前後するレバーの部分があやしく思われ、注油してみると改善しました。

 

 

注油箇所は、レバーの根元が本体側と接する部分です。座裏のカバーを少しめくるとアクセスできます。
その他、座と本体がスライドするレールにも注しました。

 

 

 

使用した油は、自転車の可動部分に使っている極圧・水置換タイプです。ノズル付きのスプレーオイルなので便利です。グリスのような粘度のある油でもいいかもしれません。

 

 

イスに限らず一般に、異音は使用感を悪くするし、故障の予兆かもしれないので、早期に解消したいところです。

 

------------- 2018/07/25 ここまで

 

 

ちょっといい仕事用のイス

事務用イスです。オフィスチェアというのが今風でしょうか。

英語版カタログには、「健康的に座るには」「完璧なフィット」などとあり、「ものすごく研究して」「特許がたくさんある」とも書かれています。

いかにも快適そうなオフィスの写真が並びますが、快適なのと仕事がデキるのとは必ずしも相関しないのが常で・・・

 

オフィシャルカタログ:

https://www.steelcase.com/content/uploads/2015/01/leap_brochure.pdf

 

調整できる機構が多く、フォルムや可動角度などよく考えられていて、素材もイスとしての機能面だけでなく廃棄後の処理までも意識して吟味しているようです。

 

スチールケール社の Leap(リープ・日本語で「跳躍」)は2000年に発売され、その後モデルチェンジを経て 2006年に発売された V2 が現行モデルです。

 

新品にはちょっと手が届かないし、拙宅ではイスの座や背は同居ネコが好んでバリバリするので傷んでしまい、そうなるともったいないので、中古品を探しました。

  

すでに同社の別モデルの旧製品(Criterion(クライテリオン))を10年近く使用していますが、少々傷みが目立ってきたり、ガススプリングのシリンダーの弱まりを感じるようになりました。どうしても使用できないというほどではないし、補修なども可能なのですが、ある種気分転換に更新することにしました。その旧製品は使い勝手よく気に入っていたので、今回も同社の製品から選びました。他に、同社の Think(シンク)や Gesture(ジェスチャー)などのモデルも候補でした。

 

 

 

入手した個体は、モデルで想定されたフル装備ではなく、ヘッドレストとランバーサポートがありません。
ヘッドレストは、このイスがオンタイム用途を重視したイスであることを考えると不要です(付いているとむしろ邪魔になりそう)。
ランバーサポートとは、背もたれの腰の部分をよりしっかりサポートするための腰あてのような可動部分です。腰の養生が必要な場合にはあるといいのかもしれません。

座裏に日本語のラベルがないし、日本国内代理店が扱う標準品にはない仕様なので、もしかすると並行輸入されたものかもしれません。

  • 出荷日:20080718
  • モデル番号:46216189
  • フレーム:6205 Plastic(素材)/ Black(色)
  • 座:5A87  Cricket(生地)/ Black(色) 
  • 背もたれ:5065   3D Knit(生地)/ Coconut(色)

 

 

米国内なら、張り地のバリエーションは豊富で、場合によっては好みの生地持ち込みによる受注生産にも対応しているようです。

 

 

仕様(調節できるところなど)

リクライニング形態:

  • ライブバック
    (背骨のカーブにフィットするように背もたれを調節できる)
  • ナチュラル・グライド
    (リクライニングしたときに座が前へ出るので、対面するディスプレイやキーボードと目や手の位置関係が変わりにくい)

機構:

  • リクライニング・フリー リクライニング範囲調整
    (倒せる角度の限度調整・倒した状態での固定はできない)
  • リクライニング強度調整
    (リクライニングの固さ調整)
  • ガス式座面上下調整
    (タックリング機構(ドンと座ってもショックが少ない))
  • 座奥調整
    (座の奥行きの調整)
  • フルアジャスタブル肘掛け
    (肘掛けの高さ、向き、幅(体との距離)が調整できる、リクライニングには連動しない)

  

この個体の状態

  • 調節ノブ部のラバーのベタつきの程度が気になっていましたが、特に問題なさそうです。
    (中古品を買うときの注意点として挙げている人がいましたが、使用環境によっては劣化が進むのかもしれません)
  • 肘掛けは、座る人の癖によっては傷みが出やすいところです。
    こちらも、通常使用による傷みにとどまり、補修が必要なほどではありませんでした。
  • 背の色は、ココナッツ色というには褪せて(焼けて?)しまった感じもありますが、生地はしっかりしています。背も座もこのイスの張り地の交換は難しくなさそうなので、何年後かにDIYすることになるかもしれません。
  • 製品ラベルによると製造後約10年経過していますが、ていねいに使われていたか、使用頻度が高くなかったとみえ、年数の割に傷みは少ないです。

 

調整はかんたん

  1. 座の高さを使っている机に合わせ(もし、かかとが浮くようならフットレストなどで調整します)、座の奥行きを足の長さに合わせて座り、肘掛けをキーボードを打つ体勢に合わせます。
  2. 背もたれの腰のサポート部分とリクライニングの固さ深さは好みと状況によって調節します。

これだけ調整すれば、あとはイスがちょうど良く対応してくれます。
座る人が変わらなければ、使用中に調整操作が必要になることはありません。

 

 

ちょっと大きめキャスター

キャスターの径は60mmです。(今までのイスは50mmでした)

仕様によると20kgくらいの重量のイスですが、カーペットの上での移動が以前のイスよりラクになりました。

タイヤが黒色のプラ製なので、もし、部屋がフローリングだと保護マットのようなものが必要かもしれません。

 

集中したいときのイス

  • 座っていて安心感があります。
    妙にフワフワする感じはありません。
  • 仕事に集中しているときは、いわゆる ”よい姿勢” でいる時間の割合が多く、加えて前傾したり肘をついたり様々な姿勢を取ることもあります。そういう使い方の場合、それに合わせて長時間無理なく体をサポートしてくれます。なので、仕事や作業に集中するのに向いています。
    体をリラックスさせて、脳をちゃんと働かせたいときのイスだと思います。
  • 反面、ソファーやカウチチェアのようなオフタイム的な使用には向きません。
  • 深めに掛けて軽くもたれると、このイスの設計意図どおり、イスが体に添っていると感じます。
    このイスの座り方に関して「ケツを背もたれと座の間に差し込むように座るとよい」と表現している人がありました。そのとおりだと思います。
  • リクライニングを固めにしておくと、通常位置からリクライニングに移行するのがとても自然に感じられます。
    これには、リクライニング時に座が前方へちょうど良くスライドすることや 背もたれが体との接触状況に応じて柔軟に変形できることが寄与してるようです。
  • リクライニングしようと背もたれに上体を預けると、じんわりとリクライニングが始まり、好みの角度で意識するとその角度を保つことができます。
    リクライニングしたいときは、肩で背もたれの上部を押すようにもたれます。腰で押すより無理なく倒れます。
    通常姿勢に戻る時は、背もたれから上体を離し、腰をちょっと引くようにすると、イスが体の動きに合わせて通常の形に戻ります。
  • 画面を注視したいとき、筆記作業をするときなど、前傾姿勢となりますが、座の前方がしなやかに少し下がるようになっています。イスが姿勢の変化に追従してきて、特に太ももの裏を圧迫しません。
    このときは、少し浅めに座りなおすとよいです。
  • 作業中、まっすぐ座っているようでもずっと固まった姿勢で居続けるわけでなく、書類をめくったり、背中を搔いたり、足の位置を変えたり、意外と姿勢は変化しています。
    そのような変化に対して、背もたれと座がしなやかにできていて、機械的に可動する部分と協調して機能的に働いていために、体への負担が少ないと感じます。
  • 座の上であぐらをかいたり、膝を立てたりしても大丈夫なくらい座の広さは十分です。

 

 

こちらが近い型番のようです。

 

 

 

このモデルの価格実勢です。

内田洋行(国内代理店)のカタログ価:171,800円(税別)~

新品実売(国内通販):12万円前後

同・米国Amazon:$942.00

店舗販売の中古:3~4万円台(オフィスバスターなど)

 

スチールケース社は米国ミシガン州にあるオフィス用家具メーカーで、日本では内田洋行やくろがね工作所がなど代理店となっています。

 

 

オークション写真と説明

 

 

 

「希少!STEELCASE CA34203 リープチェアー イス スチールケース」

■サイズ:幅650-730/奥行き555-635/高さ950-1080/座面高さ400-530 (mm) 背幅460
■機能:
●リクライニング範囲調節
●ナチュラルグライド強度調節
●ライブバック硬さ調節
●座面上下調節
●座奥調節
●フルアジャスタブル肘

多少の傷や汚れはあります。

 

18,198円(落札合計:10,800円 送料:7,398円(ヤマト家財便) )

 

 

入手まで 

タイトルや説明に V2 との記載がないですが、説明で「背幅460mm」 とあること(図面上は457mm、古いモデルはもう少し幅がひろい)と、写真の肘掛けの形状から V2とわかります。

 

タイトルにある型番のように見える番号は、素材の再利用についてのレギュレーション番号のようです(日本のリサイクル法のような制度?)。型番ではありませんでした。

 

配送について、選択肢を増やしてほしいなと思います。

ヤフオクで、宅配便のサイズを超える商品の場合、ヤマトのらくらく家財便しか選択できない出品者が多いです。この商品もそうでした。たしかに出品者にしてみれば家財便だと無梱包のまま預けられるので出荷は楽だし、配送先でも開梱して家屋内での設置場所への据置までが配送の範囲なので場合によっては便利サービスのなのでしょうが、いかんせん割高です。
たとえば 西濃便だと車上渡しになりますが、ヤマトの家財便の半額程度です。

実際そのような安い便を選択できる出品業者もあるのですが少数です。

どうにかならないかなと、いつも思うのです。

 

 到着時荷姿

 

ヤマトの人が開梱中

  • 購入金額

    18,198円

  • 購入日

    2018年03月09日

  • 購入場所

    ヤフオク

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