"NEC Mate"
かつてPC98シリーズで一世を風靡したNECが販売する法人向けデスクトップPCのブランド。
当時は多かったVistaからXPにダウングレードしたモデル
今回紹介するMJ24R/A-5は2008年に販売されたモデルです。FDDなどのレガシーデバイスに対応していて、かつメーカー製PCにありがちな余分なソフトが少ないのも法人モデルならではですね。
当時のカタログ(ギリギリCore2であるE4600搭載)
これは昔親戚が仕事に使っていた物です。
決して高性能ではないE4600にメモリ1GBという構成でも、当時Peniii使いだった私からしたら異次元の性能でした。
月日が流れて、親戚が仕事をやめた時に私の手元にやってきました。
しかし時は2013年、ivyBridge全盛期。Haswellの足音も聞こえて来てくるような時期にE4600はあまりにもひ弱でした…
Core2の栄光も過去のもの、結局使うことはなく押し入れにしまうことに…
話は変わりますが、このMateはなんと一般的なMicro-ATX規格のマザーを載せることが可能なのです。電源も一般的なTFX。
このMateを入手してからされに月日が流れ、テレビにつないで動画を楽しむためのHTPCが欲しくなってきました。その時にこのMateに白羽の矢が立ったのです。
でも、さすがにE4600は辛い…
そんな時
おや?こんなところにM-ATXのLGA1155マザーが!
みんな大好きASRock!( ゚∀゚)o彡°
先ほど言ったようにこのMateは汎用パーツが搭載できます。
お察しいただけただろう…
そう…
魔改造☆
先ほどのマザーとその他必要なパーツを組み込んで…
Mate MJ24R/A-5改の誕生!
作業工程は他にやっている方も多いので省略します。(素材不足だなんて言えない)
Core2Duo!(嘘)
WindowsVista!(嘘)
正面から見れば一般的なMateです。それにしても、社外パーツがすべて無加工で載せられるのはすごいですね。
オリジナルからの変更点としては
E4600→2500S
DDR2 512MB×2→DDR3 4GB×2+8GB
GMA3100→玄人志向GT710
80GB HDD(SATA)→SAMSUNG 750EVO 250GB
TFX200W→よくわからないTFX300W
その他カードリーダーなど…
はい。原型ありませんね。
Mateから受け継がれし物はケースとDVDドライブだけです(。+・`ω・´)キリッ
現在は上記の構成で安定していますが、これまでに3度のマザー交換を施して全盛期は2600KとGTX750Tiまで積んでいました( ̄▽ ̄;)
ギッチギチの全盛期
中身ですが、元メーカー製スリムPCというだけあってかなり狭いです。特にSATAポートとメモリが干渉して組み込みに苦労しました。
今さらSandyBridgeのベンチマークなんて需要ないと思うので、とりあえずサクッとWEIとCINEBENCHをやってみました。
ベンチマークに関してはGT710が足を引っ張っているだけで特に言うことはありませんね。
まぁバランスよくスコアが高くてつまらないこと…
GT710を搭載しているのは一時メイン機として3画面出力をしていたので、その名残です。
このような見た目と中身にギャップがあるPCっていいですよね~
発売から7年が経つ第2世代もまだまだ使えますね♪
特にメーカー製PCの改造は楽しいです(。 ・`ω・´) キラン☆
最後に、現在のMateの姿です。
こんなのMateじゃないって?
原型なくてもケースに「NEC Mate」って書いてあるからMateなんだよ!
2018/5/11【追記】Mate MJ24R/A-5改 再び750Ti搭載
750Tiが手元に戻ったのでGT710と入れ替えてみました
GT710もGTX750TiもLowProfileなので高さおよび長さはほとんど同じですね。
750Tiは2スロット仕様です。今となってはGTX1050/1050Tiがありますが、これらが発売するまではLowProfileではGTX750Tiが最強のグラボでしたね。我が家でも2番目に高性能なグラボです。
発売から4年が経過するGTX750シリーズ、GTX700シリーズの中でもKeplerではなくMaxwellを採用したおかげで驚異的なロングセラーとなりました。
LowProfileのグラボの中ではMaxwellの性能はいまだ健在。何より補助電源なしというのが大きいですね。
ちなみに他にメモリを8GB×1+4GB×2から4GB×4に変更して、ストレージもSSD250GB×1からHDD400GB×1に変更しています。
(これだけいじっておいて実は使ってないなんて言えない)
以上追記。
2019/7/11【追記】さらなる進化
2018年10月頃に何を思ったのかMateの筐体に8コアのFXを押し込んでしまいました(;^ω^)
正直、CPU性能は2600K時代には劣ります。
でも…
この中に8コアのFXが入ってるなんて誰が考えるだろうか
もうこのギャップだけで十分満足です(。+・`ω・´)キリッ
※サイドパネルはボロボロになったのでカーボンに模様替えしました
結構印象が変わった内部(写真は2018/10)
前回更新時からの変更点(2019/7現在)
i5 2500S → FX 8320E
混載DDR3 4GB×4 → ADATA DDR3-1600 4GB×4
400GB HDD → 750EVO 250GB + ESSENCORE KLEVV 120GB + WD Green 1TB(HDD)
よくわからないTFX300W → SilverStone SST-TX300
CoolerMaster Vortex 211Q → Cryorig C7
※玄人志向GTX750Ti(痛)は続投
もうここまで来たら何だかわかりませんね。
以上追記
2019/07/29【追記】まさかの2台目降臨
ちなみに今日(7/29)作ったばかりのマシンです。
2019/10/08【追記】MJ24R/A-5 Final
先日父親のPCが不調で代替機を用意して欲しいとのことで余剰となっていたMJ24R改に白羽の矢が立ちました。
MJ24R改とMY30X改
電源や冷却系を強化しているとは言え8コアのFXに750Ti、おまけにストレージてんこ盛りの攻めた構成で父親に渡すわけには行かないので実用的な構成に変更しました。
Mate MJ24R/A-5改"Final Edition"
最盛期からの変更点はGTX750Ti→GT710、SSD×2+HDD→120GB SSD×1の2つです。
主に発熱の低減及び電源に余裕を持たせるように改造して譲渡しました。
父親の元でも元気でな、MJ24R。
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購入金額
0円
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購入日
2013年頃
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購入場所
jakeさん
2019/07/12
Kei0048さん
2019/07/12
Ryzenが登場した時から「Mateに8コア行けるんじゃね?」とか夢見てしまいますw
ただ、メインPCの性能を超えてしまうのが何とも…
北のラブリエさん
2019/07/12
Ryzen入れてケータハムスーパーセブンみたいなMate!
Kei0048さん
2019/07/12
ぶっちゃけMateAM4やりたいですw
ただ、釣り合うグラボがないんですよね…
araragiさん
2019/07/20
Polaris 11のフルスペック(=RX560相当?)なのにロープロ、1スロット、補助電源無しと三拍子そろったすごい奴だ。TDP50Wらしいので頑張れば2枚刺しも行けるかも?
Kei0048さん
2019/07/20
ただ、次に使うマザーにPCIE×16が1本しかないもの買っちゃったんですよ(´・ω・`)
Naviでロープロが出てくれることに期待しています
tokyotrain10-300さん
2020/09/12