複合機のためコストパフォーマンスといえばやはりインクのコストパフォーマンスに関してです。

使用頻度は週1～2回と不定期に宛名などの印字やカラーコピー、時折HPの印刷をするだけと頻度は多くないのですが純正インクのみの利用で各色2回しか行ってません。(購入後の全取り替え1回とインクが切れた際にその色のみの交換のみでおよそ1回ずつ)

インクヘッドの掃除は自動で行われますが起こる頻度は不定期ですがそう多くは無いように思います。またヘッド掃除のおかげか印刷時にインク詰まりに遭遇したことはありません。

購入してそろそろ5年目に入るところですが、純正インクのみの利用でこの回数は助かります。

全体的な画質

画質に関しては写真等の印刷やコピーをしないためなんともいえませんが、初期設定では全体的に暗いか薄いかで鈍い色だなと思います。

ですがこれに関しては個人環境と印刷環境で大きく変わるので一概に悪いとはいえません。ただ最小限の設定で繫いで印刷した場合「黒系は少し薄く、他の色は少し暗く鈍く見える」というのはあります。

特に細かい設定(写真や文字何をメインにするか)でも変わるのですが、紙の材質やモニターのキャリブレーションが行われてない等様々な理由で「印刷したら思ってたのと違う」印刷になってしまいます。またカメラの性能問題もあるため画像は参考にお願いします。

テストプリント時の色合いと文字

設定を詰めたりせず他社と比べると恐らく画質が悪いと感じてしまうと思います。

文字の画質

文字に関しては一部文字が他社と比べて潰れたり滲んで印刷されることがありますが、読めないわけではなく人によっては気になるかもしれないといったレベルです。

ただ英字に関しては時折文字自体に歪みのある行が生じることがあります。

このため英文とかを印字して読んでいるとふと気になることがあります。

英字のプリント例

この画像ですと中央の

「PIPELINECONFIG.XML」

の行が少し歪んで印刷されております。

無線LAN搭載のため一度本体に無線LANによる環境設定をしておくとWindows等のクライアント側からOS上のプリンター追加の設定をするだけで使えます。

また公式のソフトウェアダウンロードではドライバーのみのDLリンクがわかりやすく管理ツールのみが落とせるところも色々入れたくない人には良いです。

給紙は前面からもストックとして入れることが出来るため上部スキャナーをたまにしか使わない場合は棚に収まるのが助かります。本来は上部が90度以上開くため使いづらくなりますが、多少の隙間さえあればコピーやスキャンも使うことが出来ます。

狭いところに入れて使う図

問題点を挙げるならば

• タッチパネル部分が感圧式で押しづらい
• ヘッドクリーニングが不定期のため夜中に突然起こることがある

の2点です。

タッチパネルは無線LAN設定等の際にSSIDを本体操作で入力する場合に使うのですが、小さい画面にキーボードが表示され感圧式のため非常に押しづらく感じてしまいます。

何も考えず他社製品と比べた場合「インクコストは良いが画質が劣る」という感想が出ると思います。

ただこちらの製品のターゲットや製品価格帯から始まり、ランニングコストや様々な設定や環境(キャリブレーションしているか紙の質はインクは大量に使うか元のデータの解像度等)に左右されるためです。

今まで他社の製品をコストを理由に利用頻度も下がったり毎度気にするようになってましたが、必要十分な性能として気軽に使えることが何より大事だと思える製品でした。

拘るのならば上位価格帯や印刷のみのプリンターを買う等をおすすめしますがコンビニプリント等にはコスト含めて敵わないでしょうし、たまにしか印刷しない自分みたいな層には気軽に使いやすいと感じます。