交流の電力計です。
いわゆる「ワットメーター」とは異なり、電気代の計算や、CO2量への換算などの付加情報は得られないし、接続部分はユーザが工作する必要がありますが、シンプルですし、個々の機器の消費電力を測定するにはクランプメータより便利です。
電圧[V]、電流[A]、電力[W]、電力量[Wh] が表示できます。
測定範囲は、 交流 80 ~ 260V / 20A / 45-65Hz です。
表示装置は、LCD(50mm x 30mm)でバックライトのON/OFFが可能です。見やすい大きめの文字ですが、表示レイアウトはもう少しカッコよくデザインできなかったのかなとちょっと残念です。
接続は、ネジ式の端子台となっていて好みのケーブルが接続できます。
AC-INを100Vコンセントへ、LOADに測定したい機器を接続します。
測定には、専用ICを使用しています。
Renergy RN8208G (単相交流測定IC・基板の写真で中央上)
http://en.sfkj-tech.com/cp3_1/&productId=83.html
このシリーズの100Aまで測定できるタイプでは、ICによるのではなく、磁気コアを用いた測定形式を採用しています。
STMicroelectronics 32F030F4P6(マイコン・同右上)
HOLTEK HT1621B(液晶ドライバIC・同中央下)
http://www.seeedstudio.com/document/HT1621.pdf
基板には外部通信を想定したとみられるパターンがありますが(同右下)、このモデルでは未使用です。
基板は、V3.0となっているので、開発時からすると改善が進んでいるであろうことが想像できます。
ありあわせのACケーブルを切って接続しました。
ケーブルは、より線2.0mm2でしたが、端子台は問題ないサイズでした。
通電する金属部分が露出しているので、気をつけます。
結線の状態もタフな扱いには耐えられないので、このまま転がして継続的に使用することはできません。
本来、この電力計は、ケースに収めるか、配電盤の中で使用することを想定しているようです。
マニュアルは、A4コピー1枚です。裏面は中国語です。
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購入金額
995円
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購入日
2018年01月20日
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購入場所
Aliexpress
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