こんにちわ、こんばんわ。
最近はケーブルやコネクタ類(XLRレセプタクル・XLR・USB等)ばかり上げてるのに気づいたTakahiroです。
今回は『USB-DAC (DAC=Digital Analog Converter)』となります。しかも今回は『スマホ&タブレット用のUSB-DAC』となります。
オーディオ系は全く自信がありません! しかし、今回の中身に関して言えば2017年11月30日段階で
レビューサイト等で殆ど出回っていない異質なもの
となります。
更に突っ込んで言うなら
「Windows7ユーザー皆様のお役に立てるもの」
だと思っています。どうぞ宜しくお願いします。
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~ レビュー機種 ~
エレコム製 EHP-AHR192SV
製品HP:http://www2.elecom.co.jp/products/EHP-AHR192SV.html
搭載IC①:Savitech SA9123
搭載IC②:旭化成エレクトロニクス製 AK4430ET
HP:https://www.akm.com/akm/jp/product/datasheet1/?partno=AK4430ET
SPEC
サンプリングレート: 8kHz ~ 192kHz(*旭化成エレクトロニクス公表値)
量子化ビット数:最大24bit
S/N比:96dB以上
ダイナミックレンジ:97dB以上
最大出力:45mW+45mW
消費電力:最大100mA/5V
接続対応機器:USB OTGに対応したAndroid 4.3以降の機種
サイズ:幅36×奥行11.4×高さ45mm(本体のみ、突起部を除く)
ケーブル長:約60cm(本体のみ)
質量:約40g(本体のみ)
付属品:取扱説明書 兼 保証書、携帯ポーチ
Windows7で『EHP-AHR192』を使う方法 ~ プロローグ編 ~
Windows7だと「USB Audio Class2.0」に非対応のためどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー頑張ってもUSBの専用ドライバが無ければ24ビット/192KHzや32ビット/384KHzなUSB-DACは使うことが出来ません。
当然、このEHP-AHR192SV/GDも本来であればWindows7で使う事が出来ないはずです。
「それが使う事が出来るとはどーいうこと?」
「今流行りのフェイクニュースか?w」
と言われそうですので、実際にどういう手順を踏んだのかお見せしたいと思います。
foobar2000でこのアイテムを使う際にどーすりゃ良いのかというのを番号順に書いていきます。
なお、WASAPIの設定は『事前に済ませて下さい』。
WASAPIの設定は事前に済ませた前提でお話を進めていきます。
Windows7で『EHP-AHR192』を使う方法① ~ 導入編 ~
この段階でEHP-AHR192(USB-DAC)はまだPCに接続しなくても結構です。
どーーーーーしてもしたい方はどうぞ。
①、リンク先のHP(紫で囲んだ部分を)からドライバを落として下さい。
なお、上海問屋の「DN-11674」の販売ページにあるドライバも試してみましたが、俺の環境では使えませんでした。バージョンが古い(Ver1.7.0)のもあるかも・・・。
このDrivers&DownloadsのものはVersion2.5.0でしたので最新のものだと思われます。
www.drivers-download.com/en/downloadlist.php?id=311
↓クリックすると・・・↓
SA9226というファイルを保存するかと出ますので自分が分かりやすい場所に保存して下さい。
②、ファイルを解凍&インストール
解凍して下さい。『SA9226』のと言う名前のファイルが出てくると思いますのでそれを開いて下さい。
そうすると3つ出て来ます。『BravoHDSw~』『Setup』の2種類があるんで好きな方を起動して下さい。そして指示に従ってインストール&再起動して下さい。
~ 警告!WARNING ~
真面目な真面目な警告です。ドライバを当てる前に音量を最小まで下げましょう。ドライバを当ててUSB-DAC(EHP-AHR192)を繋いだら爆音が出る可能性があります。これにより耳が聞こえなくなる可能性もあり非常に危険です。
ドライバをインストールする前に、PC側の音量を「最小」まで下げましょう。そしてイヤホン&ヘッドフォンは耳から外し、スピーカー・アンプの音量も最小まで下げましょう。
Windows7で『EHP-AHR192』を使う方法② ~ foobar2000設定編 ~
ドライバをインストールできましたでしょうか???
USB-DAC(EHP-AHR192)をPCに挿して下さい。
そして、ドライバが当たったのを確認後に””サウンド””を開いて下さい。
もしも設定できていない場合は更に、「既定のデバイス」への変更をして下さい。
こんな感じになっていれば設定OKです。
そして、本題のfoobar2000の設定に入ります。
先ずfoobar2000を起動して
左上のFile
→Preferences
→Playback
→Input
→OutputのDeviceから『WASAPI(event):EHP-AHR192』
を選択しましょう!
この時更に、Output formatが24bitになっているか確認して下さい。
もしも!!!!!!!!!
もしもこの手順で、デバイスエラー(=再生出来ない)が出た場合は「BRAVO-HD Audio CPL」というのを開いて、24ビット・192000Hzにして下さい。
以上のような手順を辿れば、EHP-AHR192をPCで使えるようになります。
変換プラグが必要ですがそれでも2,000円前後という超低コストでハイレゾが体験できるようになります。是非ともお試し下さい。
Windows7で『EHP-AHR192』を使う方法③ ~ 音量設定&使用上の注意編 ~
真面目に警告です。ヘッドフォンやスピーカーに繋ぎながらの「ながら作業」は控えて下さい。非常に危険です。ドライバを当てる前に音量を最小まで下げましょう。
あとは各々でハイレゾ音源をDLしたり、エンコしたりして楽しんで下さい!
注意点です。
foobar2000を使いながらChromeで音を出そうとすると
「Error:Device in Use(デバイス使えねーから)」
というエラー表示が出ます。その際は諦めて、EHP-AHR192を抜き差しして下さい。
今の時点ではこれを回避する方法が見つかっていません。
16ビット/44.1KHzのflac音源と24ビット/96KHz音源では全く違う!
今までミキサー(マッキーPRO FX8)付属のUSBDACを使っていたのですが、これがなかなかに酷く「音量MAXまで上げると猛烈なノイズ(サーとかザーっという音)」が乗ってしまい、ストレスの元でした。
このUSB-DACでは、最大音量だとノイズ音が多少残ってしまいましたがそれでもミキサー付属のUSBDACと比較して1割~2割程度まであのノイズを絞ることが出来ました。
正直言えば、これだけでも「感動」です。
雑誌やZIGSOWレビュワーの方々のレビューに「ハイレゾは24ビット・96KHzから」という記述があり、俺も””いつかはハイレゾというものを体験したかった””のですが今回ようやく試すことが出来ました。
*****接続(電源⇒12000mAhのモバイルバッテリー)*****
PC → コレ (EHP-AHR-192SV) → (自作ケーブル)→ Digi-Fi No.22に付属のbalancedヘッドフォンアンプ(OP Amp:MUSES 8920D / OPA2604AP / JRC4558DDを気分で使い分け )→ ソニーMDR-V6 balanced仕様(ケーブル:モガミNo.2893)
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曲はアニメ「GATE~自衛隊彼の地にて、斯く戦えり~」から、岸田教団&THE明星ロケッツの『GATE II 〜世界を超えて〜』となります。
GATEアニメもやりましたし、Youtubeの公式PVは600万回再生と人気の曲となります。
先ず、今まで気になっていたノイズが殆ど消え去ったことは本当に素晴らしいですね。
曲の終わり2~3秒の楽器の余韻が聞こえる・・・これは素晴らしい!!EXCELLENT!。
今まではそういう余韻は雑音に全部消されてしまい存在しなかったですし、量子化ビット数が上がるとこういう細かな違いが出てくるんですね~昔はハイレゾを馬鹿にしていましたが楽しく聴くって意味では全然いいです。
次に、言葉だと分かりにくいと思いますがMDR-V6(63Ω)を使ったときの音の出具合について説明します。
DAC(EHP-AHR192SV)のドライブ能力ですがPC側の音量が『1』だとアンプの音量を半分まで捻らないと音量が小さく感じます。
PC側の音量を『5』まで上げるとアンプは2割くらいまで上げれば充分な音量が取れている感じでした。
モバイルで使われるチップならこんなレベルなんでしょうか?
旭化成エレクトロニクスのハイエンドチップである””AK4490、AK4495、AK4497””を採用した据え置き型USB-DACを持ってないので残念ながら比較はできないですが、このAK4430ETでも充分満足出来る音質でした。
更に価格もUSB-DAC(EHP-AHR192)だけで1,700円~1,800円、MicroUSB→USB変換プラグで300円前後と安く財布にも非常に優しくなっています。
ハイレゾってどんなものなのか、1度試してみたいという方には是非お勧めしたいMicroUSB-DACです。 今回はこんな感じとなります。ありがとうございました。
~ 追記 ~
なお、上海問屋の「DN-11674」の販売ページにあるドライバを試してみましたが、俺の環境では使えませんでした。同じものでもドライバのバージョンが古い(Ver1.7.0)からかなぁ?
追記編 ~ 断線した時には ~
断線したら捨てても良いのですが、動くものを捨てるのは勿体ないので『USBコネクタ(オス)』、『ハンダ』、『半田ごて』、『ハサミ』、『細線用ストリッパー』、『熱収縮チューブ(15~20mm)』を用意して下さい。
①適度な長さに切断!
②被覆を剥いでから中から出てくる4本の線の被覆も剥ぐ
③ハンダ付け
USBコネクタへのハンダ付けの順番ですが
1番・・・赤色
2番・・・白色
3番・・・緑色
4番・・・黒色
裸線・・・GND
以上のようにして下さい。なお、GNDを落とす落とさないは宗派があるようですのでそこは各自にお任せします。
④カバーを熱収縮チューブで封印して完成
線材の長さは『340mm』となります。デスクトップで使う分には結構コンパクトです。詰めようと思えば200~250mmまで詰めても良さそうですがそこは各自のご判断に。
最後に、ノイズ対策はここではやっていません。あくまで基礎だけです。
ASIOの設定について
5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)の【聴き専】USBオーディオデバイス 35bitというスレの28・29番目の書き込みにヒントを貰い、再度チャレンジしてみました。
foobar2000にASIOドライバを突っ込んでから
『ASIO:BRAVO-HD』を選択します。
そして
【BRAVO-HD Audio CPL】を開いて
Preferredをクリックして24ビットへ、Buffer sizeを『50ms』を変更して下さい。
そうするとこのようにイイ感じに再生できました。
WASAPI、ASIOの差はハイレゾヘッドフォンではないのでよく分かりません。MDR-V6の自己改造仕様(ケーブル:モガミ電線No.2893、コネクタ:ノイトリックNC4MXX、HPA:Digi-Fi No.22のオマケ+Ti OPA2604AP)ですし。
*余談ですが、これらの曲がどういう作品で使われてるか知ってる方とは趣味が『非常に』合うだろうと思いますw
ASIOに変えてからいいことが起こりました。
『foobarが止まらなくなった!』
WASAPIだと
このエラーにもの凄く悩まされていました。
これが出る度にしょっちゅうUSBの抜き差しをせねばならず、ストレスがマッハでしたがASIOに変えて解放されました。
WASAPIにするとしょっちゅうデバイスエラーを吐く原因はコレでした。エラーを吐くときはこれが10個くらい貯まってるんです。もし、お悩みの方はタスクマネージャーを開いてプロセスの確認をしてみることを推奨します。
見ていただいた方々とコメントをくれた皆様及び【聴き専】USBオーディオデバイス 35bitというスレの28・29番目の方々に感謝し、追記②を終わります。
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購入金額
1,700円
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購入日
2017年11月頃
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購入場所
Amazon
北のラブリエさん
2017/12/03
こういう情報大好き(´∀`)
Takahiroさん
2017/12/03
人柱になって思ったのが、これは元々モバイル用なのでPCで常時使うには「クセが強い製品」かもしれないという点でしょうかね。ただ、クセさえ覚えておけばPCでも充分使えるので面白いかもしれません
アイヴァーンさん
2017/12/03
コレ,私も買いましてね。Xperia Z5 で使えないかと思ったのですが,電源足りないらしくて使えませんでした。
-- 閑話休題 --
>注意点です。
>foobar2000を使いながらChromeで音を出そうとすると
>「Error:Device in Use(デバイス使えねーから)」
>というエラー表示が出ます。その際は諦めて、EHP-AHR192を抜き差しして下さい。
>今の時点ではこれを回避する方法が見つかっていません。
これ,foobar2000 側で出力先を固定選択するのであれば,システムサウンド等 Windows のミキサーとは別に設定できるはずなので,foobar2000 の出力だけ USB DAC にしてシステムサウンド等は Windows ミキサー経由の通常出力にする,ってのではダメですかね?
(リンク先レビュー間違えたので,一度コメント削除しました…。すいません)
Takahiroさん
2017/12/03
arrowsNX F-01JはDACの使用はOKでした。
>>foobar2000 側で出力先を固定選択するのであれば,システムサウンド等 Windows のミキサーとは別に設定できるはずなので,foobar2000 の出力だけ USB DAC にしてシステムサウンド等は Windows ミキサー経由の通常出力にする
これは先ほど実践してみました。Chrome側の音声とfoobar側の音声で分けることが出来ました。 目下どうにかしたいのは「素早い動作をするだけでデバイスエラー(認識不全)」・・・これはもうどうにもならなすぎて笑えてきますw
いぐなっちさん
2017/12/04
また、Windows7はほぼ淘汰しましたが勉強になりました。
ありがとうございました。
Takahiroさん
2017/12/04
Windows10最新版だと『USB Audio Class2.0』に対応してるのでここまでガタガタやる必要はないのでかなり楽だと思います。
あとフェイクかもしれませんが、Windows8.1でもClass2.0対応させられる(ドライバーソフトウェアの更新→互換性云々のチェックを外す→Microsoftを選択するとClass2.0のドライバが出てくる)って話を見たことあるので、試してみるのもありかもですよ。
アイヴァーンさん
2017/12/04
おぉ!こんな電源パススルー的なハブがあるのですね(*'ω'*)
結局タブレット買っちゃってそちらでは使え,スマホ用には audio-tech AT-PHA55BT を買ってしまったので,…ですけどなんかポチっちゃいそうなアイテム(ハブ)です( *´艸`)
ありがとうございます~!
Takahiroさん
2017/12/04
http://www.toeimusen.co.jp/~dp/