総評
ボリュームを手元でスピーディーに調整するためのデバイスをかねてから探してましたが、余計なものを挟んで音質劣化だけは避けたかったので悩んでいたところ、知人が使っていたPC100USBを数日借りる機会がありそれなりの満足感があったのと、手持ちのハイレゾ音源もだんだんと増えてきたのもあってこちらのHR2を購入しました。
使用環境はWindows10ノートパソコンからUSB接続です。
普段動画の編集やDTMを扱うメイン機の方は別のDACへ繋いでいるのですが、主にワードやエクセルを扱うサブ機での事務作業中にBGMを掛けたり、動画を鑑賞したりするのに簡易的な手元のボリュームコントローラーが必要でした。
写真のとおり小ぶりで邪魔にならず使い勝手が非常に良く、本体自体の重さと、ボリュームノブもある程度負荷があって丁度いいので、微調整も容易です。
求めていたものが手に入れられたので効率もだいぶ向上しましたが、DAコンバーターの機能としては思ってたとおりと言うか、最初から大きな期待はしていなかったので、それ相応。といったところです。
音質劣化した印象は私個人としては受けませんでしたし、今まで他のソフトを立ち上げた時などに入ってしまっていたノイズが気にならなくなりましたが、音質が向上したと言えるモノではありません。
ただ、仕事上提出された音源のチェックにも使う機会があるので、例え好みの風合いでも変な味付けや不自然な調整が入っていたら使用を辞める予定でしたが、そこに関しては安心しました。
※比較はiPhone直挿しと、ノートパソコン&PC100USB-HR2からそれぞれ同じプリメインアンプ経由(Spotify、itunes経由の非圧縮音源、e-onkyo等でDLしたハイレゾ音源)で同じ音源ファイルを使用。
※但し、Android端末の直挿しと比べると、明らかにPC100USB-HR2経由の方が音が明瞭でよろしいかと思います。
購入目的は達成出来ているので高評価としたいのですが、残念ながら音量に少し不安がありました。
大体7時から17時くらいの位置までボリューム部分が回りますが、私の場合7時から8時くらいまでの位置の時、わずかですが左右の音量が違います。
右側の音量が大きく、ヘッドホンアウト、RCAアウト同様に同じ現象が発生してます。ほんとに僅かなので、気づかなければ気づかないままで良かったかな(苦笑)といった具合ですが。。。(一度気になると気になります 笑)
メーカーに問い合わせましたが、「その程度であれば保証期間も1年あるのでしばらく様子を見ましょう」という見解に落ち着き、業務用で主力として使う訳でもないので、これ以上悪化する様なことがない限りは(ある程度ボリュームを上げて使用すれば左右均等な音量が得られる)ので良し。という事にしました。
※ある程度のボリュームと言うのは、薄くBGMを流す程度まで上げていれば気付かないレベルです。(静かなところでヘッドホンでじっくり聴き比べるとか、スピーカーに耳を直接あてるくらいの位置じゃないと私の場合気づかないレベル)
そもそも音質には期待していなかったのと、本来DAコンバーターではゲインせずに、プリアンプ等で音量調整する方が望ましいので、使用方法がそれてる時点で仕方がないとは思いつつ、“ボリュームコントローラー”という名目で売られている以上はそれってどうなんだい?といった感じですが。。。笑
音楽再生中でも、ヘッドホンを挿入すればスピーカーからの音は消え、抜けば自動的にスピーカーから再生されます。楽です。
左右の出力の違いがなければ(僅かですが)、DACとしてではなく、“ボリュームコントローラー”としては他社の製品と比較しても音質の劣化が無くとても優秀です。
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購入金額
7,943円
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購入日
2017年10月19日
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購入場所
amazon
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