ボージョレ・ヌー
かつて見られた狂乱は影を潜めているように感じます。
品質が担保されていないワインが、機体を裏切ったことがあるかもしれません。
しかし初物好きの日本人 縁起を尊ぶ日本人 気の置けない友人と集まることをカレンダーを眺めながら楽しみに待つ日本人がおります。
今年もそれを楽しめる 今年もそれをいただける そんな一時に幸せを感じます
感謝の念を持ちながら抜栓します。
信用
水谷八重子さんが毎年配られているシャトードピゼイのボージョレ・ヌーボー
私のところへもおすそ分けがまわってまいります。
今年もその喜びをいただけたことに感謝しつつ栓を抜きました。
これまでのピゼイは、他のヌーボーにくらべて、色が濃く、複雑で濃厚な味わいが特徴だと感じております。
今年のヌーボーも、コルクを抜いた瞬間に香りが立ち上がります。
しかし その水色は少し薄目に感じました。
渋みや深みが主だったような印象のピゼイですが、今年のそれはスパイシーさと甘みのマリアージュがあるような印象。
私などの知識では、ブラインドで供されると これがボージョレ・ヌーボーだとは気づかないと思います。
ピノ・ノワールを使ったイガイ・タカハの高級ワインを思い出しました。
毎年ボージョレ・ヌーボーのレビューや宣伝コピーは、◯◯年を彷彿とさせる出来栄えだとか
これまでにない仕上がりだとか 褒めて褒めて褒め倒すモノがほとんどです。
今年はダメだ とぶち上げて新規顧客を呼べば? という無責任なご意見を聞くこともあります
仮に今年のブドウはダメだ となったら きっとシャトー・ド・ピゼイは出荷を見送るのでは?
そんな気がします。
それがシャトーの責任 それが輸入業者の矜持 それが舞台女優の心意気なのかも
そんなことを考えながらグラスに注いでおります。
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購入金額
0円
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購入日
2017年11月16日
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購入場所
いただきもの
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