所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。コレクター的気質を持つ人はあるテーマに沿ってものを収集する際には、その出来よりもむしろそのテーマに合致しているかどうかで集める傾向にあります(←ねこだけ?ねこだけ?)そんなコンプリート気質で入手したものの、結構出来が良かった楽曲をご紹介します。
「芋づる式洲崎綾 Part5」。Webラジオのキャラクターの面白さと天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾(あやちゃん/ぺっちゃん/あやっぺ)関連。12月といえば恒例のイベント月ということで、それに向けてこの1年で増えてきた彼女の直接参加した作品や楽曲、ラジオCDなどから、参加作品の主題歌や演じたキャラクターのグッズ、イベントグッズなどの関連商品まで芋づる式にご紹介するシリーズレビューのついに5回目。
マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツ所属の藤本功一による技巧系の楽曲「ドラマチックマーケットライド」
や「プリンシプル」
と言った難しい曲や、デレマスキャラの初期持ち歌でも屈指のガチ歌「ヴィーナスシンドローム」
を歌いこなし、ライヴでも
その再現性が高いことから、あやちゃんが歌が上手いことは今では十分識られているが、そんな彼女にも「初めて」はあった。
彼女の声優デビュー作は、アニメ「バクマン。」の天音ミサヨらしいが、彼女の楽曲CDデビューも続編も含め複数のキャラに声をあてたこの「バクマン。」だった。
...とは言っても、初っ端からソロ歌唱デビュー...という華々しいものではなく、早見沙織のバックという扱い。
アニメの方の「バクマン。」は作品の情報が少なく、どうしてそういうことになったのかがイマイチ把握しきってはいないのだが、メインヒロインで声優を目指す亜豆美保(CV早見沙織)が「聖ビジュアル女学院合唱部」として歌を歌ったようだ。そのバックコーラスにあやちゃんがいた。クレジットには「starring 早見沙織と聖美女隊」となっており、あやちゃんの名は出ていないのだが、この「聖美女隊」が春宮茉由とあやちゃんだったらしい。当然フィーチャリングは早見で聖美女隊はコーラスがメインなのだが、短いソロパートもあるし、なにより曲がよかった。
まずタイトル曲の「絶対☆少女主義!!」。劇中アニメ「聖ビジュアル女学院高等部」のOP主題歌という位置づけ。♪せーのっ♪とか♪Hey!!♪などと掛け声が入る元気ソング。魔法少女ものとか少女向けアニメ(しかもちょっと古い)を思い出させる楽曲。ただあやちゃん目線?で聴くとほぼユニゾン歌唱でソロもなく、魅せ場はほとんどない。
良かったのがカップリングの「夜明け寸前のシンフォニー」。ちょっと昭和アイドル系のセンチメンタルなこの曲は「聖ビジュアル女学院高等部」のED主題歌の扱い。当然早見がヒロインなのでAメロやブリッジなど一番目立つところを歌っていて、サビも一番音量が大きいのだが、Bメロやラスサビの導入部分であやちゃんの(春宮も)ソロ部分がある。5曲目の楽曲から察するに早見演じる亜豆が成長していくという話の造りだったらしく、バックのあやちゃんのほうがむしろ上手い。オッサンには懐い昭和ポップス路線でのあやちゃんの美声は沁みる。あと間奏のアコギソロがフラメンコ的哀愁を秘めていてセンスが良いのもポイント高い。
そして、(^o^)問題の!(^o^)5曲目。「夜明け寸前のシンフォニー (亜豆美保 solo ver.) 」。ED曲の亜豆美保、つまり早見のソロヴァージョンでコーラスの聖美女隊は入っていない。多分劇中で使われた「練習版」。結構歌うまい早見がオンチで歌う。ピッチも怪しいし、ブレスの取り方も変w つまりヘタクソを演じているわけで...声優さんって大変だなぁ...
自分としては、あやちゃんは声優デビュー直後だし、バックコーラスの一人扱いだし...とほとんど期待していなかったモノなのだが、いつもプレミアついて高額のこのCDが破格値で(とは言っても定価より高い)出た時にコンプ目的でつかんだもの。
でも楽曲が良くて結構アタリだった。
良い曲ってどこに転がってるかワカランねぇ...
【収録曲】
1. 絶対☆少女主義!!
2. 夜明け寸前のシンフォニー
3. 絶対☆少女主義!! (Inst.)
4. 夜明け寸前のシンフォニー (Inst.)
5. 夜明け寸前のシンフォニー (亜豆美保 solo ver.) (Bonus Track)
「絶対☆少女主義!!」
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購入金額
2,000円
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購入日
2017年03月19日
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購入場所
Your Media Store (Amazon)
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