明らかな誤解もしくは勘違いがあるようですので、訂正も兼ねて。
Z370のマザーボードとしてASRockのZ370 Taichiを購入しました。
初めてのASRock製品でしたが、1枚目はDIMMスロット周辺の不良で交換し、現在は2枚目になります。
不良や故障に遭遇したのは、自作歴20年強、30数枚目のマザーにして初めてです。
喝入れの改造に失敗した事は1度ありますが。。。
スペックですが、Z370チップセットにWiFi、Bluetoothと全部載せみたいなマザーボードです。
拡張スロットは、x16形状のPCI Expressスロットを3つ、x1形状のものを2つ装備しています。
他の方が、「PCI Exress関連のチップを搭載して、PCI Express x16 x2の動作をする」と書かれていますが、実際には3つのPCI Express x16スロットでx16帯域をシェアする一般的なマザーボードです。
PCI Exress関連のチップを搭載したマザーボードも、P67、Z87、Z97と3枚持っていますが、この製品の1.5倍くらい出さないとその機能は無理だと思います。
そこにグラフィックボードとRAIDアダプター(x8動作)を挿していますので、グラフィックボードもx8動作に制限されています。
また、M.2スロットは3つあり、一部SATAと帯域をシェアしています。
正確には、M.2_1は、SATA_0とSATA_1、M.2_2はSATA_4とSATA_5と帯域をシェアしているため、M.2_1、M.2_2を使用すると、SATA_0、SATA_1、SATA_4、SATA_5は使用不可になります。
M.2_3はSATAインターフェースのSSDを使用した場合のみ、SATA_3が使用できなくなります。
「Ultra M.2を3基とも使うと、SATAポートは、RAID非対応のASMedia SATAポート2基のみが使えます。」
と他の方が書かれていますが、正しくは、下記の通りです。
M.2を3基とも使用しても、
・M.2_3がPCIeやNVMeの場合は、SATA_2、SATA_3とASMedia SATAポートの計4基が使用可能。
・M.2_3がSATAの場合はSATA_2とASMedia SATAポートの計3基が使用可能。
機能的な問題点としては、電圧設定が大雑把過ぎです。
UEFI上は0.005V刻みで設定出来るのですが、実際には、0.016V刻みでしか変更されません。
1.200V→1.216V→1.232V→1.248V→1.264V→1.280V→1.296V→1.312V→1.328V
といった具合です。
これは、CPU電圧もメモリー電圧も同じようです。
設定通りに変更できないなら、設定値を0.016V刻みにすれば良いのにと思います。
OCで細かく設定を追い込んでいく人にとっては致命的なような気がします。
堅牢な VRMを謳っているからと言って、緻密な設定が出来る訳では無いということのようです。
とまぁ、出だしから不満だらけでしたが、昔のようにマザーボードをとっかえひっかえという訳にもいかないので、暫くはこれで我慢しようかと思います。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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