今までLightning端子用のUSBメモリーは2回買ったことがあるのですが、いずれもPC接続時の速度が遅すぎてあまり使わなくなってしまいました。
しかし、iOSのバージョンアップが進むにつれてOSが占有するストレージ容量が徐々に増えてきて、まだ16GBモデルを使っているiPhone 6などでは、OSのバージョンアップを行う前にカメラロールの画像などを整理する必要が出てきていました。
そこでもう少し快適なUSBメモリーで、しかもバックアップ用兼コンテンツドライブという使い方が出来るよう、大きめの容量のものが欲しいと思っていました。そこで64GBモデルながら比較的安価なこの製品が目にとまり、販売店のポイントもあったので買ってみることにしました。
実はあまり製品情報を細かく調べずに買ったのですが、Gigastoneブランドが付いていることは確認できます。型番がi-FlashDrive MAX U2であり、USB 2.0対応ということになる筈です。
取扱説明書のブランドは確かにGigastoneなのですが、本体のブランド名はPhotoFastとなっているのです。型番は同じi-FlashDrive MAX U2ですので、製品が間違っている訳ではありません。まあ、特に気にしないでおきましょう。
キャップの構造がちょっと変わっているのですが、PC接続側はごく普通のキャップなのですが、Lightning側は外れない構造となっているのです。
本体裏面もやはりPhotoFastとなっています。Gigastoneは単なる販売代理店ということなのでしょうか。
さて、iOSの標準状態ではサードパーティー製の外部ストレージは使えませんので、他のLightning対応USBメモリーと同様に、専用ユーティリティーを導入する必要があります。iOSデバイスに本製品を接続すると、自動的にユーティリティーの導入を促すメッセージが表示されますので、指示通りに導入します。
本製品に関係のあるアプリが複数表示されますが、まずは「PhotoFast ONE」を導入します。「PhotoFast ONE」は利用可能な機能が一通り表示されるランチャーとしての役割を果たします。機能はここから見ていただいた方が早いでしょう。
なかなか面白いのは、Dropboxなどクラウドストレージのバックアップ機能があるということでしょうか。YouTubeのバックアップという意味不明な機能もありますが、これはどうやら見ている動画を自分の端末に保存するという、簡単に言えば動画ダウンロード機能ということのようです。
実はUSB 3.0に対応している
それでは、まずはPCに接続してUSBメモリーとしての性能を確認してみましょう。接続先のPCはASUS P6X58D-Eで、オンボードのUSB 3.0コントローラーを利用しています。
どう考えてもUSB 2.0までの対応ではありませんね。USB 3.0対応のUSBメモリーとして判断しても、まずまず高性能です。シーケンシャルではRead 90MB/s、Write 50MB/sという辺りですね。ランダムもそこそこの速さであり、大体のシチュエーションで快適に使うことが出来るでしょう。
実は本製品をiOSデバイスに接続すると、次のような表示が出てくるのです。
何と、表示されるデバイス名が表記の型番と異なるのです。ここでは「i-FlashDrive MAX U3」と表示されていて、いかにもUSB 3.0対応と思われる型番です。
iOSデバイスとしてiPhone 7を使っていますが、試しに写真をバックアップしてみたところ、平均して1秒間に3~4ファイル程度はコピーできていて、速度も十分な水準です。
アプリ自体も極めてシンプルでわかりやすいものですから、PhotoFast ONEさえ導入しておけば操作に迷うこともまず無いでしょう。
と言う訳で、公称スペックで「USB 2.0対応」と表記されていながら、実はそこそこ性能の良いUSB 3.0対応品であり、同種の他社製品と比較しても比較的安価という、隠れたお買い得モデルであったようです。
もっとも、初期に出荷されていた本製品は間違いなくUSB 2.0対応品だったようで、必ずしもUSB 3.0対応品が手に入るとは限りません。その意味で賭けにはなってしまいますが、少なくとも今回入手したこの個体に関しては文句なしのお買い得品ということが出来そうです。
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購入金額
2,897円
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購入日
2017年10月20日
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購入場所
Just My Shop
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