【注意】
こちらの製品レビューには成人向けPCゲーム要素が含まれます
直接的な表現は避けますがご注意ください。
またそもそもこの製品は「エイプリルフールネタの具現化」商品ですので真に受けないでください。
元々はアダルトイラストサイトの「ニジエ」がエイプリルフールのネタサイトとして作った「エロゲーミングマウスパッド」を具現化してしまったもの。そのサイトの出来が恐ろしく「それっぽく」、見事にe-Sprots…コンピューターゲーム競技向けゲーミングデバイスの公式サイトの雰囲気を出しつつ下ネタ炸裂サイトだったので今年のエイプリルフールネタで一番お気に入りで、同人アイテムとして販売されだしてしまったと聞き速攻で買った。
サイトの見事な出来(いかにも翻訳したかのようなキャッチフレーズ、なんかそれっぽいゲーマーの写真、ぱっと見違和感のないカッコイイロゴなどなど)に敬意を表して以下なんかそれっぽい感じでレビューかいときます。
ブラック基調のデザインはプレイを阻害しない
今回入手したのはAnustec製エロゲーミングマウスパッド「G-072 rev1.9」。最上位モデルと謳われているが現状国内で入手できるのはこちらのモデルのみで、販売代理店(とらのあな)サイトでも特に型番による区別はなく「g-sportsエロゲーミングマウスパッド」として販売されている。
"To do erotic games, this is the best mouse pad."(エロゲームをするには、これは最高のマウスパッドです)と力強いキャッチを持つ最上位モデルでありながら実売価格537円という廉価を実現しているのであえて他モデルを国内投入する必要がないということかもしれない。
尚、g-sportsというのはコンピューター向けアダルトゲームを競技化したもので公式サイトの解説が詳しい。Anustecはg-sportsプロチームである "Exuzodus"(イクゾダス)を擁しておりこのマウスパッドにもチームのフィードバックが反映されているという。
それでは実物を見てみよう。パッケージらしいパッケージは無く透明PP袋に収まっている。何故か二重になっていたが外側の1枚は販売代理店のもののようだ。
ゲーミングマウスパッドはデスク全体を覆うマットのような大判モデルや、LEDイルミネーションを備えたモデルも展開されているが、G-072は薄手かつ軽量。
サイズは220mm x 175mmで大きくマウスを動かすのには物足りない。
材質もPVCで、布製や樹脂製、金属製と多彩なバリエーションが増えているゲーミングマウスパッドの中ではコンサバティブな作りだ。これはやはり未だに2Dゲームが主戦場であるg-sportsを意識しての事だろう。
デザインは黒基調で派手さや肌色は一切なく、画面の中の世界に没入する事を阻害しない。
滑り重視のセッティングはg-sportsでは好みが判れるか
コンサバながら表面の滑りはかなり高い。
さすがにエアーパッドプロ等高価なモデルには劣るが、この価格帯としては十分な滑りを発揮。
一方布製マウスパッドのような「停止させる」力はなく、より素早くマウスを動かすことに重点を置いている。
今回はRazer Ouroborosを組み合わせたが元々滑りやすいマウスなのもありスルスル滑る。
公式サイトにある「素晴らしいグリップ力」は背面滑り止め加工の事をさしているようだ。確かにこちらは素晴らしくプレイ中マウスパッドを机に載せている事を忘れられるほどの安定性だ。
しかしg-sportsにおいてマウスの役目は実は限られている。大半のゲームでは選択肢の選択画面まで殆どマウスを動かす必要はなく、静止してテキストを送っていくのが役目だ。この滑りのよさはテキスト送り中もマウスが滑ってしまう程。一方いざ選択肢になれば素早く目的の選択肢を選ぶ事ができるが力んでしまって別の選択肢を選んでしまう危険性も孕んでいる。
目当ての選択肢を的確に選んでいく操作では布製のほうが有利だ。なのではっきり言ってエロゲーミングマウスパッドとしてみると欠点が目立ってしまうと感じてしまう。歴戦のプロエロゲーマーならこのくらいの滑りやすさが必要なのかもしれないが筆者のようなカジュアルエロゲーマーにはなかなか扱いにくい。
色物と思われた「おっぱいマウスパッド」の方がホールド感と布製特有の安定性があり(プレイへの没入度という点では不利だが)有利なのではないだろうか? この段階ではそういう考えすら浮かびだしていた。
G-SportsにおいてG-072が目指したものとは
しかし公式サイトを見ていてあることに気づいた。彼等はVRヘッドセットをつけている。そう、彼等既に未来を見据えて次のステップへと向かっているのだ。
現在VR対応のエロゲームというとカスタムメイド3D2(以下CM3D2)があげられる。元々はVR非対応タイトルだったがアップデートにより対応、現在はVR対応エロゲームとしては真っ先に挙げられるタイトルとなった。
残念ながら筆者はVR環境を持たないので、通常環境でCM3D2をプレイしているのだが、そのマシンにG-072を配置してみる…これだ。CM3D2は3Dリアルタイムレンダリングでキャラクターを描画するのでプレイ中の視点はマウスを使って自由に動かせる。
その場面になると今までG-072に対して感じてた違和感が払拭された。視点変更が即座にできるのだ。FPSのエイミングのように素早く、目当ての位置を捕捉できる。
そしてもう一つの事に気づく。樹脂製や金属製マウスパッドを使った時に出る耳障りな音が無くとても静かにマウスを動かせるのでプレイ中の余計な音を抑えてくれる。コンサバなPVCを選んだ理由はこれだったのだ。
エロゲー界では従来型の2DADVが主流であり、今後もそれはゆるぎない。他ジャンルでは貴重になってしまった2Dゲームがここでは主役だ。
しかしコンピュータの性能はこの20年で文字通り桁違いに進化した。今エロゲーをプレイしているPC
もゲーミングマシンとしてみれば大した性能ではないが、3Dエロゲーは文字通りぬるぬる動かせる。そしてVRという新技術も徐々にではあるが個人で手に入るものになってきた。
コンサバティブな作りでありながら新しいエロゲーを意識したこのマウスパッドは、新しいものも古いものも尊重し共に愛するべきだというg-sportsの精神を表しているのかもしれない。
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あーところで、昔LGのノベルティでもらった薄型マウスパッドにサイズも表面の手触りもすっごく似てるんですよね。ただこれノベルティと侮れなくてほんと滑りはいいですよ。
LGのノベルティサブPC用にずっと使ってるくらいなんで。そして背面の滑り止めもしっかりはりついてくれるんで。結構実用的なんすよこれ。デザインも普段使いできる感じになっているし、そういうネタ抜きに実用的な面は持ってます。
純粋にエロゲー用と考えるとやっぱり選択肢をスッっと選べる布製が向いているかも。
【2017/10/07】文末一部追記&修正
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購入金額
537円
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購入日
2017年10月06日
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購入場所
とらのあな
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