リビングのテレビで共用パソコンを置くことにしたのですが、パソコンを都度起動したり終了したりするのに待ち時間多いと使い勝手が悪く感じます。
そこで、常時繋げっぱなしの環境を用意しようと思い、いっそのことサーバーとして稼働させることにしました。
テレビで使用する構想としてはこんな感じ。
a.テレビの外部入力画面に切り替えると、既に一般ユーザーでログインされている状態ですぐ使用出来る状態。
b.マウスとキーボードはBluetoothにて接続し操作する。
そして、テレビ以外でのアクセス方法として以下を想定しました。
① Googleリモートデスクトップによる外部からの接続
② 家内部のネットワークからのリモートデスクトップ接続
③ 外出先等でVPNを経由したリモートデスクトップ接続
これらを実現するにあたり、ライセンス関連で問題がありましたが、Essentialsエディションを選択することで解決しました。
1つめはWindows ServerにおけるCAL(クライアント アクセス ライセンス)の問題。
StandardエディションなどはCALが必要になってきますが、EssentialsではCALが不要になります。
2つめはリモート接続時に必要なRDS CAL(リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス)について。
ユーザー毎、デバイス毎と設計思想でライセンスが変わりますが、今回は管理用リモートデスクトップとして使用する方向なのでライセンスは不要となりました。
そもそもEssentialsはコンソールセッションを含めた最大2セッションまでとなるため、リモート接続時は1セッションもしくは2セッションとして制限されるので、管理用リモートデスクトップ以外の選択肢はほとんど無いのかなと。
サーバーOSではなく、通常のOS…例えばWindows 8とかだと1セッションでの接続となるので、コンソールセッションとリモートセッションはどちらかしか使用出来ません。
※2017/11/15追記
テレビに映像出力する「USB-RGB3/D」がDisplayLinkチップを使用しており、Windows10を使用する場合にはミラー表示が出来ず、計画は頓挫しました。
ちなみにグラフィックアダプタのみのディスプレイ表示は可能でしたが、チラツキが激しく実用的ではない状態でした。
このOSは外からVPNを使用しリモートデスクトップで使用するものとし、テレビへの接続は別途でWindows8の環境を作り、そちらで行っていく方針へと切り替えました。
簡易ホームサーバーとしても使える?
Windows Server 2016 Essentialsは25ユーザー・50デバイス迄の制限があります。
AD(アクティブディレクトリ)でも一部制限があるそうですが、今回はAD絡みは全て削除して使用します。
また、管理用リモートデスクトップとして使用するため、RD セッション ホスト サーバーの役割は全て削除しています。
今回のような使用方法は特殊な方だと思いますが、少人数で同一ユーザを使い回すような運用にも向いているのかなと思います。
OSのディスクイメージはマイクロソフトのHPから試用版を取得。
ライセンスはヤフオクで入手です。
VMware ESXi 上で動作しています
ESXi 6上の仮想OSとしてWindows Server Essentials 2016が動く構成にしています。
仮想OSとして動いているので、必要な時にディスクのスナップショットを取ることが出来るので便利です。
スクリプトを組めば、OSディスクイメージのファイルをNAS上へ自動バックアップすることも可能となります。
これでOSトラブルがあってもバックアップからの復旧が出来るので安心です。
例えばランサムウェアの被害にあってもNASサーバーが被害に合わなければバックアップから復元出来ます。
Windows以外のOSも稼働していますが、ここでは割愛します。
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購入金額
12,000円
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購入日
2017年09月28日
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購入場所
ヤフオク
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