私が初めてSENNHEISER HD650を入手してからもう8年以上経過しています。
このHD650は中古品で、最初のイヤーパッドは割合早めに交換しました。
その後、レビューとして掲載はしていないのですが、HD650ベースの廉価品Massdrop × SENNHEISER HD6XXを入手して、これのヘッドクッションやケーブルを交換してほぼHD650同等品に仕上げメイン機に仕立て、初代のHD650は主にアナログソース取り込み時のモニター、位置付けとしてはサブ機として使う形にしました。
さらにこれもレビューに掲載していないのですが、外装がHD6XXとほぼ同等の廉価モデル、HD58X Jubileeも入手していて、パーツの互換性があるヘッドフォンを3台体制で使っています。
現在はHD6XXをメインとして、ここでややくたびれてきたと感じられたイヤーパッドやヘッドクッションをHD650に移植し、HD6XXに新しいパーツを組み込むという形で使ってきました。
新品状態から使った場合、私のメイン機として使うとイヤーパッドは概ね3年程度で寿命を迎えるようで、HD6XXのイヤーパッドの劣化は明らかでした。
退色してしまって傷みは明らかですし、クッションが効かなくなって装着感も落ちている状態です。さすがに気になるレベルまで劣化していますので、イヤパッドを買い替えることにしました。
しかしここで気付いたのですが、以前よりも即納在庫を持っている販売店が減っていますし、価格も1,500~2,000円程度値上がりしています。
今まではヘッドフォンのグレードの割に消耗品が安いことが大きな長所だったHD6xxシリーズですが、そのアドバンテージはいくらか薄れた形です。それでも法外なほど高いわけでもありませんし、使用感に直結する部分ですので予定通り購入しました。
値上がりしても比較的良心的な価格設定
以前と比べるとパッケージもやや簡素化された感があります。
まあ、中身に違いが無ければパッケージはどうでも良いのですが…。
気のせいかも知れませんが、今回で3回目の購入となるこのパッドですが、以前よりも色が黒っぽくなって行っている気がします。最初に買ったものはもう少し青みがかっていた様な気がしているのですが…。
交換は極めて簡単です。イヤーパッドはハウジング外周に填め込まれているだけですので、引っ張れば外れます。今回はパッドとドライバーの間のスポンジも同時に交換します。
スポンジを先に入れ、イヤーパッドの位置を合わせて少し強めに数カ所押し込めば、きちんとパッドが固定されます。
交換前と見比べると、イヤーパッドの厚み自体が随分違っていることに気付かされます。実際に装着しても装着感が結構違っています。
側圧は交換後の方が強く感じられますが、パッドのクッションがきちんと効いているため長時間装着したときの疲労感が軽減されています。強いて言えばドライバーと耳の間の空間が少し広くなったため、定位や音源との距離感が少し変わっていますが、本来はこの位置が正解であり、少し聴けば違和感も消えるでしょう。
現在もHD660S2、HD650、HD600は日本市場でも現行モデルとして存在していますので、このイヤーパッドの供給も当面問題は無いでしょう。ただ為替レートによっては更なる値上げが入る可能性もあり、少し安いものが見つかったときにはストックしておいた方が良いのかも知れません。
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購入金額
6,333円
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購入日
2023年07月22日
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購入場所
Amazon
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